ヌルボ・イルボ    韓国文化の海へ

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在日韓人歴史資料館に行ってきました!

2009-10-26 22:21:17 | 韓国・朝鮮と日本の間のいろいろ
 韓国でいうところの<安重根義士の義挙>、すなわちハルビン駅での伊藤博文暗殺から今日がちょうど100年です。このところKBSラジオでも安重根関係のいろいろを放送していましたが、(中国が安重根義士に対して冷淡だとか・・・。)今日はやっぱり大々的。
 
 「毎日新聞」夕刊で、今日ソウルで開かれた記念行事を伝える記事に添えて、安重根の看守だった千葉十七の菩提寺の、宮城県栗原市・大林寺で法要が行われたこと、千葉が安重根から託された墨書が79年に韓国に返還されて国宝になっていること等が載せられていました。ここらへんが「毎日新聞」らしい。(?)

 話は全然かわって・・・
 韓国関係の料理店が多いといえば、現在では新大久保(職安通り)方面を思い浮かべる人が多いでしょうが、以前から在日の多い上野・三河島方面にも焼肉店等がたくさんあるし、また韓国大使館の近くの赤坂~麻布一帯には高級な店がいろいろあるようです。(私ヌルボは高級な店とかとはまず無縁なのでよくわからないのです。)
 そもそも麻布・赤坂方面自体、新宿・渋谷などと比べるとめったに行きません。

 しかし、二ノ橋にある、前の韓国文化院にはときおり行ったものです。
目的は、月1回開かれる韓国映画上映会。無料ということもあって、年3~4回程度は行きました。
 今でこそ地下鉄麻布十番駅(大江戸線&南北線)ができ、ずいぶん便利になりましたが、以前はホントに不便な所でした。

 今年5月11日に新しい韓国文化院が四谷に開館しました。
 地下鉄丸ノ内線・四谷三丁目駅から徒歩2分、特異な形態のすぐ目につく建物です。
 ・・・といっても、私ヌルボはまだ行ってません。(汗)
韓国文化院のHPによると、最初池袋サンシャインシティで開館したのが1979年。1995年以降麻布なんだそうです。
※韓国文化院のHP中の映画等のリスト、いろんな作品がそろってますよ!

    
       【真露とロッテの広告がいかにも韓国らしい】

 で、今年四谷に移ったといっても麻布の建物がなくなったわけではなく、現在は韓国中央会館別館になっています。
 その中に、今回見学してきた「在日韓人歴史資料館」があります。2005年11月に開設されたとのことで、知ってはいたのですが、訪れたのは今回(10月22日)が初めてです。

 何やら内装工事をやっていて、アレレ?と思ったのですが、入れました。
資料館はこの建物全体からみればほんの一部。3階に受付と資料室等があって、2階が展示室です。
 展示室も、思っていたよりもかなり狭い感じ。・・・とはいっても、展示資料一つひとつ見ていくと、貴重なもの、めずらしいものがいろいろありました。

 在日の人たちが昔用いていたものを寄付したと思われる展示物も多く、かつての苦しかった生活が偲ばれるというものです。

 展示室のドアから屋外テラスに出て、まず目に入ったのが巨大な鐘! 慶州にある伝説の鐘<エミレの鐘>のレプリカで、大阪万博の時韓国館に展示されたものとか・・・。

      
         【エミレの鐘は近くでみると、すごくでかい!】

 長い在日の歴史の中で、貴重な資料や記録、遺されるべき文化等々はまだまだ山ほどあるでしょう。そういった意味では、まだ完成途上の資料館ということでしょう。
 資料館のパンフ(「100年のあかし」や、図録「写真で見る在日コリアンの100年」を販売していたので、購入してきました。


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