ヌルボ・イルボ    韓国文化の海へ

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韓国内の映画 NAVER映画の人気順位 と 週末の興行成績 [1月18日(金)~1月20日(日)]

2019-01-22 19:11:44 | 韓国内の映画の人気ランク&興行成績
▸5日間続いたいろんな雑務から解放された勢いで昨日(21日)はシネマ・ジャック&ベティへ行き、「家へ帰ろう」「私はあなたのニグロではない」の2本を鑑賞。「家へ帰ろう」は平日の11:20の回なのに8割以上の入りだったのでは? 作品もは韓国(&日本)での高評価がうなずけます。大多数の皆さんは満足したことでしょう。「私はあなたのニグロではない」もいろんな知識を得ました。しかし私ヌルボ、これで今年に入って3週間で7本映画を観たものの、個人的には昨年最後に観た「メアリーの総て」を上回る作品はありません。<ぴあ映画生活>の評点は上記2作より低いのですが、価値観とか感性とかは人により違うし、まあそんなもんでしょう。
 「私はあなたのニグロではない」で、黒人作家ジェイムズ・ボールドウィン(1924~87)がいろんな場面に登場していました。ヌルボの高校生時代、徳島の書店の棚にもベンギンブックスの「The Fire Next Time」がありました。他の本より薄い随筆集だったので買いましたが、もちろん読み通せませんでした。完読できるか否かが本の厚さと関係ないのは日本の本と同じです。

▸予告編から判断して期待してよさそう(?)な作品メモ。「七つの会議」(2/1~)は、これだけの俳優陣をそろえたということは、コケない確信があるから・・・だろうな、たぶん。
 「グリーンブック」(3/1~)は<米ローリング・ストーン誌が選ぶ2018年のベスト映画20本>に入ってましたね。下記のように韓国でも上々の高評価。
 村上春樹原作のイ・チャンドン監督作品「バーニング 劇場版」(2/1~)は、韓国では興行成績もネチズンの評価もイマイチでしたが、それでも観ておかなければ・・・。

         ★★★ NAVERの人気順位(1月22日現在上映中映画) ★★★

     【ネチズンによる順位】
       ※[記者・評論家による順位]とも、評点の後の( )は採点者数。初公開から1年以内の作品が対象。

①(1) グリーンブック  9.67(1,519)
②(2) 大人になれば(韓国)  9.58(112)
③(3) バブル・ファミリー(韓国)  9.50(44)
④(-) アンダードッグ(韓国)  9.48(841)
⑤(4) ボヘミアン・ラプソディ  9.46(37,394)
⑥(5) ポーランドに行った子供たち(韓国)  9.43(488)
⑦(6) ハンター・キラー  9.40(2,398)
⑧(8) Dying/死ぬこと  9.32(25)
⑨(7) イツァーク  9.29(112)
⑩(9) スパイダーマン:スパイダーバース  9.26(4,299)

 ④「アンダードッグ」が今回の新登場です。この作品については後述します。

     【記者・評論家による順位】

①(1) ROMA/ローマ  8.80(5)
②(2) スパイダーマン:スパイダーバース  8.25(8)
③(4) 希望の灯り  7.75(4)
④(5) 共同正犯(韓国)  7.67(9)
④(5) 生き残った子[最後の息子](韓国)  7.67(9)
⑥(8) アリー/ スター誕生  7.43(7)
⑦(9) グリーンブック  7.29(7)
⑧(10) シュガー・ラッシュ:オンライン  7.25(4)
⑨(-) 暗い夜(韓国)  7.20(5)
⑩(-) Leto/夏  7.14(7)

 今回の初登場はありません。

      ★★★ 韓国内の映画 週末の興行成績1月18日(金)~1月20日(日) ★★★

         「マルモイ(言葉集め)」が2週連続1位で200万人超え

【全体】
順位・・・・題名・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・公開日・・・週末観客動員数・・累計観客動員数・・・累積収入・・・上映館数
1(1)・・マルモイ[言葉集め](韓国) ・・・・・1/09・・・・・・・・・・617,633・・・・・・2,224,910 ・・・・・・18,818・・・・・・・1,137
2(2)・・わたしの中のあいつ(韓国)・・・・・1/09・・・・・・・・・・477,821 ・・・・・1,597,264・・・・・・・13,781・・・・・・・・992
3(新)・・ミスター・ガラス ・・・・・・・・・・・・1/17・・・・・・・・・・267,271・・・・・・・339,711・・・・・・・・3,127・・・・・・・・817
4(3)・・シュガー・ラッシュ:オンライン・・1/03・・・・・・・・・141,598 ・・・・・1,606,997・・・・・・・12,772・・・・・・・・651
5(34)・・アンダードッグ(韓国) ・・・・・・・1/16 ・・・・・・・・・・・70,408 ・・・・・・・122,479 ・・・・・・・・・968 ・・・・・・・607
6(4)・・劇場版恐竜メッカ―ド・・・・・・・・1/10 ・・・・・・・・・・・54,210・・・・・・・379,564・・・・・・・・2,912・・・・・・・・460
       :タイニーソアの島(韓国)
7(51)・・未来のミライ(日本)・・・・・・・・・・1/16・・・・・・・・・・・47,026 ・・・・・・・・77,985 ・・・・・・・・・642 ・・・・・・・490
8(新)・・ダック・ダック・グース ・・・・・・・1/16・・・・・・・・・・・42,727 ・・・・・・・・60,501 ・・・・・・・・・447 ・・・・・・・424
9(6)・・ボヘミアン・ラプソディ ・・・・・・10/31・・・・・・・・・・・38,832 ・・・・・9,866,662・・・・・・・85,677・・・・・・・・290
10(5)・・アクアマン ・・・・・・・・・・・・・・・・12/19・・・・・・・・・・・35,847 ・・・・・5,019,236・・・・・・・43,960・・・・・・・・306
     ※KOFIC(韓国映画振興委員会)による。順位の( )は前週の順位。累積収入の単位は100万ウォン。

 新登場は3・5・7・8位の4作品です。
 3位「ミスター・ガラス」は、日本でも1日遅れで18日公開されています。韓国題は「글래스」です。
 5位「アンダードッグ」は韓国のアニメ。英題の「Underdog」は、<(試合などで)勝ち目のうすい者>を指す言葉です。ある日突然運命が変わった犬のムンチは、偶然出会った古参の野良犬チャンアの命を救います。だんだんチャンアたちの野良犬暮らしに適応していきますが、突然彼らのアジトが消えるという危機に直面し、ついには彼らは真の自由を見つけるため旅に出ることを決意します。「犬」生逆転を夢見る彼らワン公たちの大冒険の旅の行方ははたして・・・。原題は「언더독」です。
 7位「未来のミライ」、私ヌルボは予告編は10回くらい(?)観ましたが、それだけなのでなんとも・・・。→コチラ
https://japanese.joins.com/article/200/249200.html?servcode=700§code=700
の「中央日報」の記事は<「韓日アニメの自尊心激突」…『アンダードッグ』vs『未来のミライ』同時公開>などと仰々しい見出しをつけちゃってますが、韓国語の見出しからして同じなんですね。ネチズン評点は「アンダードッグ」9.48に対して「未来のミライ」は6.15と大差をつけられちゃってます。韓国題は「미래의 미라이」です。
 8位「ダック・ダック・グース」はアメリカのアニメ。原題の「Duck Duck Goose」というのは、元々はハンカチ落としに似た子供の遊びで、鬼役の子供が輪になって座っている子供たちを「ダック」と言って叩いていくうち、「グース」と言って叩かれたらその子はすぐに立って鬼役の子を追いかけて・・・というもの。ですが、このアニメとは関係なさそう。独身生活を楽しんでいた雄ガチョウのジャックは、ひょんなことから親からはぐれた幼いアヒル兄妹が転がり込んできます。妹アヒルのオキはジャックをママと誤解したりもして、結局彼らの世話をすることになります。ジャックは、面倒くさい2羽を連れて冒険を始めますが、その時恐ろしい<野生の支配者>が彼らの後を追いかけてくる・・・って何なんだ? 韓国題は「구스 베이비(グース・ベイビー)」です。

【多様性映画】
順位・・・・題名・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・公開日・・・・週末観客動員数・・累計観客動員数・・累積収入・・・・上映館数
1(15)・・日日是好日(日本) ・・・・・・・・・・・・・・1/17 ・・・・・・・・・・6,512・・・・・・・・・・9,482 ・・・・・・・・・・・78 ・・・・・・・・・54
2(1)・・人生フルーツ(日本) ・・・・・・・・・・・・12/06 ・・・・・・・・・・2,827・・・・・・・・・55,173 ・・・・・・・・・・423 ・・・・・・・・・20
3(2)・・リジー・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1/10 ・・・・・・・・・・1,531・・・・・・・・・・8,491 ・・・・・・・・・・・75 ・・・・・・・・・31
4(18)・・愚行録(日本) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・1/17 ・・・・・・・・・・1,381・・・・・・・・・・2,850 ・・・・・・・・・・・26 ・・・・・・・・・34
5(3)・・Leto/夏・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1/03 ・・・・・・・・・・・・843・・・・・・・・・19,340 ・・・・・・・・・・168 ・・・・・・・・・25

 1・4位の日本映画2作品が新登場です。しかしどちらも私ヌルボ観てないんですよね。「人生フルーツ」と合わせて日本映画3作品というのは、本ブログ開設以来初めてかな?
 1位「日日是好日」、ネチズンの評点は半数以上が10点で8点以上が9割。これも穏やかな癒しを求める多くの韓国人に受けいられているようです。樹木希林さんについてのコメントもずいぶんあります。韓国題は「일일시호일」。漢字の音読みそのまま(イリルシホイル)です。日本でも各地で上映中だし、やっぱり観ておくか。
 4位「愚行録」も、ネチズンの6割が10点で、8点以上が86%となかなかの高評価。日本での評価よりかなりよさそう。韓国題は「우행록: 어리석은 자의 기록」と、「愚か者の記録」という副題が付いています。音読みだけではわからないのでしょう。

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