ヌルボ・イルボ    韓国文化の海へ

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韓国内の映画 NAVER映画の人気順位 と 週末の興行成績 [10月21日(金)~10月23日(日)]

2016-10-25 23:50:55 | 韓国内の映画の人気ランク&興行成績
 川崎市市民ミュージアムは、上映日は土日だけですが、他では観られないような作品をしばしば上映してくれています。(「学生府君神位」を観たのはいつだったかな?) で、22日(土)には「チョンリマ 千里馬」を観てきました。この1960年代の北朝鮮の「発展のようすを描いた」ドキュメンタリーを私ヌルボが最初に観たのはなんと半世紀前! 北朝鮮も韓国も日本も、以後大きく変わり、そしてヌルボ自身のこの映画の受けとめ方もずいぶん変わることだろうなと思いつつ、武蔵小杉まで足を運びました。その感想等は近日中に記事にする予定です。

 23日(日)の夜は、シネマ・ベティで「暗殺」。5月に続いて2度目の鑑賞。どうしても確認したいことがいくつかあったので・・・。まず懸案の<多角的に見る韓国映画「暗殺」>シリーズを完成させなくては・・・。

 以前から、なぜ日本は大方の洋画の公開が韓国より何ヵ月も遅いのか疑問に思ってきました。最近たまたま→コチラの記事を読んでわかりました。その主に理由は次の3つです。
 ①十分な宣伝をするため。 
 ②「全米1位」や「興行収入○○円」等、アピールポイントを作るため。
 ③配給会社の事情。配給契約の金額を決めるためにも、海外での人気(集客状況等)を見る。海賊版の出やすいアジア圏と違って日本は海賊版の流出が少ないため、焦って公開する必要がない。また長期休暇に合わせての公開にしたり、話題作同士がぶつからないように調整する。

・・・というわけです。韓国が早いのではなくて日本が遅いのですね。なるほどですが、では韓国等はこれらの配慮はそんなにしないのでしょうかね?
   
「朝鮮日報」10月21日掲載の「封切映画 ぴったり10字評」 (ハングル文も訳文も10字です。)
。)  「歩き王」
   1等でなくても大丈夫 ★★★☆


 「メン・イン・キャット」

   K.スペイシーがネコに ★★★


 「ザ・ビートルズ~EIGHT DAYS A WEEK‐The Touring Years」

   愛するしかないあなた ★★★

 「インフェルノ」

    多い言葉につききれず ★★★


 「暴力の法則:悪い血、2番目の話」

    校内暴力? 復讐は君の事 ★★★

 「鬼談百景 劇場版」

   「こんなことが・・・」の恐怖編 ★★


 「ネオン・デーモン」

   様式を追って道に迷う ★★


 「鬼談百景 劇場版」(2015)は小野不由美原作のホラーで10話からなるオムニバスですが、日本でもDVDのみで一般公開されてないようなので認知度はどれほど? 「ネオン・デーモン」(仮)は米・仏・デンマーク合作のスリラー。危険なモデル業界に足を踏み入れることで、自分もまた危険な存在へとなっていく主人公を「マレフィセント」のエル・ファニングが演じています。他の作品はすべて以下の記事の中で紹介しています。

         ★★★ NAVERの人気順位(10月25日現在上映中映画) ★★★

     【ネチズンによる順位】
             ※評点の後の( )は採点者数
①(-) パラノイド・ガールズ  9.67(6)
②(2) フィドルスティックス  9.50(10)
③(1) おばあちゃんの遠い家(韓国)  9.48(112)
④(3) 自白(韓国)  9.40(1,675)
⑤(5) Bringing Tibet Home ~故郷を引き寄せて~(韓国等)  9.39(76)
⑥(-) 暴力の法則:悪い血、2番目の話(韓国)  9.33(30)
⑦(7) KING OF PRISM by PrettyRhythm(日本)  9.29(1,218)
⑧(8) 私たち(韓国)  9.20(1,000)
⑩(10) 影たちの島(韓国)  9.20(95)

 今回の新登場は、①と⑥の2作品です。
 ①「パラノイド・ガールズ」(仮)は、スペインのコメディ。
主人公のアンナは大都市に上京した女子大生で、ファッションブロガー。彼女が暮らすことになった家の家主ポーラはモデルエージェンシーで働いているということでファッション熱は一段と高まり、結局そこで一緒に働くことに。その後同じ職場で親しくなったベロニカも含めて3人は親友になりますが、ある日アンナはポーラの元カレに会ったらまさに「私のタイプ」。そして他の2人には言えない秘密ができてしまいます・・・。韓国題は「아이엠 어 모델」。日本公開は未定のようです。
 ⑥「暴力の法則:悪い血、2番目の話」は韓国のドラマ。男子高校生ソンジン(キム・ヨンヨン)が学校暴力が原因で自殺してしまいます。その3年後、加害者の1人(?)の女子コ・ヨンジ(ハン・ヨウル)が芸能人としてデビューします。ソンジンの苦痛を悟ってあげられなかった罪の意識に苦しんできたソンジンの兄のソンヒョン(キム・ヨンム)は、コ・ヨンジのことが取り上げられた記事に、ソンジンは自殺ではなく彼女によって殺されたというカキコミがあるのを見つけます。事件の真相を知ったソンヒョンは復讐を始めるのですが・・・。原題は「폭력의 법칙: 나쁜 피 두 번째 이야기」です。

     【記者・評論家による順位】
             ※評点の後の( )は採点者数
①(1) キャロル  8.96(13)
②(2) ラヴニール  8.00(6)
③(3) ハドソン川の奇跡  7.75(8)
④(4) アガシ(韓国)  7.68(18)
⑤(5) 自白(韓国)  7.67(10)
⑥(6) 私たち(韓国)  7.66(14)
⑦(8) 密偵(韓国)  7.50(12)
⑧(-) 「BFG:ビッグ・フレンドリー・ジャイアント  7.45(5)
⑨(10) THE NET 網に囚われた男(韓国)  7.25(8)
⑩(-) トンネル(韓国)  7.21(14)

 入れ替わりはありましたが、本ブログ新登場はありません。

         ★★★ 韓国内の映画 週末の興行成績10月21日(金)~10月23日(日) ★★★

         「ラッキー」が快調に400万人を突破
【全体】
順位・・・・題名・・・・・・・・・・・・・・・・・・・公開日・・・・週末観客動員数・・・・累計観客動員数・・・・・累積収入・・・・上映館数
1(1)・・ラッキー(韓国) ・・・・・・・・・・・・・10/13・・・・・・・・・1,461,931・・・・・・・・・・・4,341,378 ・・・・・・・・35,675・・・・・・・・1,234
2(18)・・インフェルノ・・・・・・・・・・・・・・・10/19 ・・・・・・・・・・349,314・・・・・・・・・・・・・472,658 ・・・・・・・・・3,989・・・・・・・・・・753
3(2)・・ミス・ペレグリンと奇妙な子どもたち・・9/28・・・・109,941 ・・・・・・・・・・・2,666,614・・・・・・・・21,446・・・・・・・・・・468
4(3)・・ドント・ブリーズ・・・・・・・・・・・・・10/05・・・・・・・・・・・・45,141 ・・・・・・・・・・・・・986,337・・・・・・・・・8,342・・・・・・・・・・333
5(29)・・歩き王(韓国)・・・・・・・・・・・・・・10/20 ・・・・・・・・・・・42,163 ・・・・・・・・・・・・・・62,256・・・・・・・・・・・487・・・・・・・・・・462
6(55)・・きみに読む物語・・・・・・2004/11/26 ・・・・・・・・・・・32,172 ・・・・・・・・・・・・・470,017・・・・・・・・・3,128・・・・・・・・・・142
7(4)・・ブリジット・ジョーンズの日記・・9/28 ・・・・・・・・・・・18,996・・・・・・・・・・・・・・803,939・・・・・・・・・6,547・・・・・・・・・・137
       ダメな私の最後のモテ期
8(7)・・自白(韓国)・・・・・・・・・・・・・・・・・10/13 ・・・・・・・・・・・15,181 ・・・・・・・・・・・・・・90,473・・・・・・・・・・・715・・・・・・・・・・・87
9(新)・・メン・イン・キャット・・・・・・・・・・10/19 ・・・・・・・・・・・14,307 ・・・・・・・・・・・・・・19,217・・・・・・・・・・・152・・・・・・・・・・241
10(新)・・ハリー・ポッターと死の秘宝PART2・・2011/07/13・・12,754・・・・・・・4,416,035・・・・・・・・34,628 ・・・・・・・・・・24
     ※KOFIC(韓国映画振興委員会)による。順位の( )は前週の順位。累積収入の単位は100万ウォン。

 今回の新登場は2・5・6・9・10位の5作品です。
 2位「インフェルノ」は、日本でも10月28日(金)公開。諸情報が出ているので説明は省略します。韓国題は「인페르노」です。
 5位「歩き王」は、「怪しい彼女」等のシム・ウンギョン主演の青春ドラマ。活発な女子高生のマンボク(シム・ウンギョン)は、4歳の時に発見された先天的乗り物酔い症候群のためすべての乗り物に乗ることができないず、徒歩で往復4時間かけて通学しています。
何かにつけ「早く!」とか「がんばって!」とか急かされる中で、テキトーに暮らしたいという彼女でしたが、ある日意外な「警報(キョンボ)」が鳴り始めます。彼女の驚くべき通学時間に感心した担任の先生の推薦で「競歩(キョンボ)」を始めることになったのです。勉強は嫌いでも、なぜか運動はやれそう、と思ったらそうは問屋が・・・。はたしてマンボクは競歩を通して新しい自分に出会えるのでしょうか? 原題は「걷기왕」です。
 6位「きみに読む物語」は、2004年公開のアメリカ映画の再上映です。韓国題は「노트북(ノートブック)」です。
 7位「メン・イン・キャット」は、アメリカのコメディ。大企業の社長トム(ケヴィン・スペイシー)は、仕事一筋で家庭をかえりみない傲慢な男。ある日娘の11歳の誕生日プレゼントに嫌々ながら猫を買ったのですが、帰る途中にビルから転落してしまいます。するとその拍子に、なんと彼の意識は猫の体へ・・・。やがて家族にペットとして迎えられる・・・ってどういうふうにケリをつけるのかな? 韓国題は「미스터 캣」。日本公開は11月25日です。
 10位「ハリー・ポッターと死の秘宝PART2」は2011年の旧作の再上映。このシリーズ、私ヌルボは全然観てないのです。韓国題は「해리포터와 죽음의 성물2」です。

【多様性映画】
順位・・・・題名・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・公開日・・・・・・・・週末観客動員数・・・・累計観客動員数・・・・累積収入・・・上映館数
1(1)・・自白(韓国) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・10/13 ・・・・・・・・・・・・・・15,181 ・・・・・・・・・・・・90,473 ・・・・・・・・・・・・715 ・・・・・・・・・87
2(新)・・メン・イン・ザ・キャット・・・・・・・・10/19・・・・・・・・・・・・・・・14,307 ・・・・・・・・・・・・19,217 ・・・・・・・・・・・・152 ・・・・・・・・241
3(3)・・殺してくれる女(韓国)・・・・・・・・・10/06・・・・・・・・・・・・・・・・6,591 ・・・・・・・・・・・101,610 ・・・・・・・・・・・・753 ・・・・・・・・・84
4(17)・・ザ・ビートルズ ・・・・・・・・・・・・・・・9/29・・・・・・・・・・・・・・・・6,247・・・・・・・・・・・・・10,758 ・・・・・・・・・・・・・88 ・・・・・・・・150
       ~EIGHT DAYS A WEEK‐The Touring Years
5(2)・・映画 きかんしゃトーマス・・・・・・10/13・・・・・・・・・・・・・・・・4,711・・・・・・・・・・・・・23,056 ・・・・・・・・・・・・167 ・・・・・・・・119
       勇者とソドー島の怪物(モンスター)

 今回の新登場は2・4・5位の3作品です。
 2位の「メン・イン・ザ・キャット」については上述しました。
 4位の「ザ・ビートルズ~EIGHT DAYS A WEEK‐The Touring Years」は、日本では9月に公開されてます。韓国題は「비틀스: 에잇 데이즈 어 위크 – 투어링 이어즈」です。
 5位の「映画 きかんしゃトーマス 勇者とソドー島の怪物(モンスター)」は、日本では2015年4月に公開されています。韓国題は「토마스와 친구들: 용감한 기관차와 괴물소동」です。

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