ヌルボ・イルボ    韓国文化の海へ

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振り込め詐欺(オレオレ詐欺)を韓国語で何というか、等々

2011-08-21 23:55:54 | 韓国語あれこれ
 しばしば韓国の興味深い情報を発信している「毎日新聞ソウル支局の西脇真一記者が、先月から毎土曜日同紙夕刊(東京)のコラム「憂楽帳」を書いています。
 ふつうの政治・国際・社会・文化芸能の記事には載らないような内容で、私ヌルボ、個人的に注目しています。たとえば、以下の2つ。

7月2日の記事
 寺内正毅が集めた朝鮮関係資料1万8000冊が後に山口県に移管され、さらに95年に県立山口女子大から馬山の慶南大博物館に寄贈された。今、資料は立派な博物館に収められているとのこと。
※「ハンギョレ」の関連記事(韓国語)→コチラ

7月30日の記事(1ヵ月後に消されるかも・・・)
 黒田福美さんが2008年泗川(サチョン)市に太平洋戦争で戦死した朝鮮半島出身者の慰霊碑を建てたところ、現地で反対が起きて撤去したが、その後碑文を練り直し、「ソウル近郊のお寺」に「帰郷祈願碑」として再建して、今秋には2年ぶりの法要をお寺で営むとか・・・。(撤去された後のことはヌルボ知りませんでした。)
 寺の名前や場所が記されていないのは、西脇記者、懸念するところがあったからか? →コチラを見ればわかります。記事には「特攻隊員だった」ということも書いてないですね。それが反対の大きなポイントだったと思いますが・・・。
※その寺と帰郷祈願碑の写真は→コチラ

 以上は恒例の(?)長~い前置き。
 で、昨日8月20日の「憂楽帳」は、西脇記者自身が振り込め詐欺にあやうく引っかかるところだった、という話。
 ソウルで知り合った取材先から、「今、英国にいる。財布を落とした。滞在するホテルの支払いがある。助けてほしい」というメールが飛び込んだが、直接本人に電話したら本人はソウルにいて、「パソコンがハッキングされた」ということだったそうです。
 記事によると、2010年の韓国の振り込め詐欺の被害は553億ウォン(約39億円)。日本は一昨年・昨年と大体100億円のようです。これだけ注意がよびかけられているのに、まだまだ多いですね。手口も、この西脇記者の事例のように巧妙になっているようです。

 21世紀になって日本で多発化した<オレオレ詐欺>は台湾に飛び火、まもなく2006年頃韓国でも問題化し、その後は中国へ・・・。手口の複雑化にともなって警察庁が<振り込め詐欺>を統一名称としたのが2004年だそうです。

 その頃、ハングルサークルの仲間内で、<オレオレ詐欺>は韓国語で何というんだ?、ということが話題になりました。その場ではわからなかったのですが、後日調べたら「나야나 사기(ナヤナ サギ」)。あるいは「나야나야 사기(ナヤナヤ サギ)」とも。韓国語だと「オレだよ、オレ」は「ナヤ、ナ」ですからね。しかし、今はふつうに「電話詐欺(전화 사기.チョヌァ サギ)」なんですね。韓国ウィキにも載っています。
 それには「보이스 피싱(ボイス・ピシン)」という呼称もあげられています。「voise fishing」です。
 YouTubeには、ボイス・ピシン失敗の動画もupされています。韓国語学習者の皆さん、リスニングの練習に聴いてみてください。
コメント
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