ヌルボ・イルボ    韓国文化の海へ

①韓国文学②韓国漫画③韓国のメディア観察④韓国語いろいろ⑤韓国映画⑥韓国の歴史・社会⑦韓国・朝鮮関係の本⑧韓国旅行の記録

今夏~秋、日本公開の韓国映画と、公開希望映画

2010-07-01 23:44:39 | 韓国映画(&その他の映画)
 「息もできない」「クロッシング」以降、これは観るゾ!という韓国映画がどうも見あたらない状態だったのが、シネマコリア等の情報によると夏から秋にかけて、韓国での昨年の大ヒット作や話題作の上映が予定されています。

 10月9日から岩波ホールで「冬の小鳥」という映画がロードショー公開されます。
 昨年10月韓国公開の韓・仏合作映画。私ヌルボの記憶にないタイトルだったので調べてみたら、すると韓国題は「旅行者(여행자)」。・・・ということなら、このブログでも昨年11月10日の記事で紹介しました。
 今年カンヌ映画祭出品の韓国・フランス合作映画で、1970年代に父親により孤児院に捨てられた9歳の少女が養子にもらわれるまで、新たな人生に葛藤し適応していくなかでの感情を描いた、ウニー・ルコント監督の自伝的な作品。東京国際映画祭でも最優秀アジア映画賞に選ばれたのですが、私ヌルボは残念ながら見逃してしまいました。新人少女俳優のキム・セロン、「グエムル 漢江の怪物」の少女役で光っていたコ・アソン、ソル・ギョング等が出演していています。
 英語タイトルは「A Brand New Life」。これがなぜ「冬の小鳥」になるんですかねー?
 トレイラーは・・・→コチラです。

 昨年の大ヒット作といえば、まず「海雲台(해운대)」。これが「TSUNAMI ツナミ」というタイトルで9月25日(土)から全国ロードショー。(内容的に、真夏に公開した方がいいと思うのですが・・・。)
 公式サイトを見ると、なかなかの大迫力。 ツナミは海溢(해일.ヘイル)という韓国語もありますが、映画では쓰나미(ツナミ)と言ってます。韓国googleでのヒット数は해일が250万、쓰나미が70万くらい。

 7月24日(土)からシネマート新宿で上映の「グッドモーニング・プレジデント」も昨年のヒット作。チャン・ドンゴンファンならずとも注目。→公式サイト

 同じく7月24日(土)から、シネマスクエアとうきゅう他全国ロードショーというのが「パラレルライフ」。韓国題は「평행이론(平行理論)」2月23日の記事でけっこう詳しく紹介しました。ちょっとオタク趣味的映画かな?
 →公式サイト

 9月下旬からシネマート新宿、シネマート六本木他で公開の「美人図(미인도)」は2008年の作品。
 主人公の女性は、兄シン・ユンボク(申潤福)の代わりにこっそり絵を描いてあげている末の妹ユンジョン。いろいろあって(ネタバレは避けます)、彼女は絵のために女性を捨ててシン・ユンボクとして生きるようになる。
 ・・・・ドラマ「風の絵師」をご存じの方は「あれー?」と思うでしょう。たしかに、アイディアは少し重なってますよねー。

 ところでですねー、上記以外に、日本で一般公開してほしい韓国映画はた~くさんあります。
 まず第一に「キングコングを持ち上げる」(2009)。そして「海雲台」と並ぶ大ヒット作の「国家代表」(2009)。

 ミニシアター系の韓国映画では、「木のない山(나무 없는 산)」(2009)とか、この5月公開の「ママ&パパ(마마 앤드 파파)(2010)。「あの月が満ちる前に(저 달이 차기 전에)」(2009)は2004年中国の上海汽車の傘下に入った双竜自動車の労働争議を追ったドキュメンタリーですが、日本で上映しても採算がとれませんか?
コメント
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