ヌルボ・イルボ    韓国文化の海へ

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[韓国]兵役中のおもしろネタ漫画(&韓国語の勉強)

2010-07-18 23:06:44 | 韓国の漫画
 韓国の男性には周知のように兵役義務があります。これをめぐってはさまざまな問題もありますが、今回はそれはさておいて、パク・テイルが兵役中の笑えるネタを集めた漫画の中から1編を紹介しましょう。笑えるといっても、オチが韓国語がらみなので、ご承知おきを。また軍隊内イジメについても看過してはダメなんですけどね・・・。
★漫画内のハングルが小さくて読みづらいという方は→モトのサイトをご覧ください。



短く刈った自分の頭がはじめはおかしくて・・・
鏡に映った自分の姿がこわばっていく気分まで・・・ -「이등병의 편지(二等兵の手紙)」中から-

大韓民国の健康な
男なら、特に           「おまえは刈らないのか・・・?」
欠格事項がないかぎり、         「私は体重が48㎏ですよ・・・、ホホホ・・・」
どんな形であれ
軍という所に行ってきて・・・

誰もが一度くらいは           
あの歌を共感をもって          
歌ったのだ。



そうだ。
あの歌を歌ってまず最初に行く所がどこだったか・・・?
まさしく新兵教育隊ではなかったか・・・?
新兵教育隊であったという(真偽のほどはともかくとして)話をひもといてみる。

ご存じのように新兵教育隊とは軍の関門で、ヘンな奴が皆集まることになっている。



新教隊での助教の位置は神様とタイマンを張るほどだ。

助教様のお言葉は規範であり、
真理であり、生命でもあるので、       「なにか知りたい
助教様が死ねといえば              事項があったら    
死んだふりを当然しなければならない。    質問を受ける!!!」


そんな偉大な助教様が訓示を話されたというのだ!!!

「저..저기…(チョ、チョギヨー.あ・・・あのう・・・)」   「カチーン!」

        ところで、
        たった今一般社会から
        入ってきて一般社会の水が
        抜けきっていない新兵ひとりがそんなやり方で手を挙げて
        尋ねたという。



神様のような助教様、当然お怒りになった。
    「こいつめ! 
    そこの<요(ヨ)>が何だ? 
    <요(ヨ)>が?
    ここは軍隊だ!」
               「伏せ! 前へ就寝!! 後ろへ 自動!」

模範ケースとして
その質問をした新兵はうっかり調子にのって
ひどい目にあったという。



そして、助教様は軍生活の第一歩を
教えてくださったという・・・

「よく聞いてほしい・・・
<요(ヨ)>で終わる言葉は
社会で使う言葉だ・・・
軍では文末に
<다(タ)>나(ナ←「や」)<까(カ)>だけを使う!
みんなわかったか!!!」

雰囲気が殺伐となっていった・・・

新兵たち・・・
助教様のお言葉を
いただいて、熱心に
覚え、熟知したという・・・
  「<다(タ)>나(ナ)<까(カ)>・・・
              다나까(タナカ)・・・다나까(タナカ)・・・」

新兵たち、熱心に応用もしているのだが・・・
前に述べたように・・・軍にはヘンな奴がみんな入っているというものだ・・・



「質問がイッスムニ(あります)・・・ これは何イムニッ?(ですか?)」
「食事はハショッスムニッ?(なさいましたか?)」
「・・・・・・」
「クロッスムニッ?(そうですか?) はい、クロッスムニ・・・」


新兵ひとりが・・・
何か大きな誤解をした・・・   「정말 그래도 되~?(チョンマル クレド トェナ~.ほんとにそれでもいいんだな?)」



助教様・・・ぶるぶる体を震わせるほかにすべはなかった。
                   ボカッ!
その新兵、戦闘靴で引っぱたいても、
初めからなんでふだれるのかわからないようだ・・・

なぐられても、ぽかんとしたような表情でいると、
助教様は軍ではずっと前からなくなっていたという殴打をしかたなく始められた・・・
しかしその新兵、最後まで理由がわからず叫んだという・・・


「왜 때리나?(ウェー テリナ? なぜ叩くんだ?)」
「왜 때리나?(ウェー テリナ? なぜ叩くんだ?)」
と言いながらだ・・・

        「ウェー テリナ?」
     「ウェー テリナ?」


「はっきりと「다(タ)」「나(ナ)」「까(カ)」を使用しろと하지 않았..?(ハジ アナンナ?)言わなかったか..?」   
>

 どうも、この話も3つ前の記事同様できすぎで、作り話っぽい臭いが漂ってますねー。この漫画家にしてからが最初の方で「真偽のほどはさだかではないが」などと逃げを打ってるし・・・。まあ勉強にもなったし、よしとしますか・・・。
 旧日本軍でも独特の軍隊用語があって、「ヌルボ二等兵です!」などと言おうものなら、「地方の言葉を使うな!」と怒られたとか。(「ヌルボ二等兵であります!」と言わないとダメ。)
 日本では一般社会のことを軍隊では<地方>と言ったのですが、韓国では社会(사회)というんですね。この漫画で初めて知りました。

☆調べた俗語等の意味(一部推定も含む。)
썰을 풀다=説を解き明かす。
맞짱 뜨다=チンピラなどが1対1で争うことを意味する隠語。
빠직=カチーン。「カチンときた」は빠직했다
조뺑이 치다=大変な苦労をする。
단최=단초에。最初に。
얼빵하다=考えや行動がふつうの人のレベルには及ばず、足りないという意味。
시전하다=始展하다。(さまざまな奇異で神秘な動作などを)くり広げてみせる。

☆最初のコマの「이등병의 편지(二等兵の手紙)」はよく知られたフォークソングで、歌手でもあるキム・ヒョンソン(김현성)の作詞・作曲ですが、とくにキムグァンソク(김광석)がリメイクして歌い、ヒットしました。一時「悲しすぎるという理由で禁止されたそうです。→YouTube中のキム・ヒョンソンの歌で聴いてみてください。(あら、映像は「JSA」でないの!)
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