ヌルボ・イルボ    韓国文化の海へ

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「無一文」を韓国語でいえば・・・

2010-07-16 23:52:48 | 韓国語あれこれ
 ついに申京淑「どこからか私を呼ぶ電話の音が鳴って」を読了したり、ドラマ「英雄時代」を3話分(18~20話)一気に観たり、韓国関係の注目すべき新聞記事をいくつか拾ったりと、困るほどネタが一杯ある中で、ごくごく小さなネタ。それも韓国語学習者の皆さんだけが想定読者です。

 「英雄時代」の音声を何となく聞きながら、字幕もなんとなく見ていると、たまに引っかかる言葉が出てきます。
 第20話で、金持ちのオルシン(大人)カン・ユングンが、窮地のテサンを救おうと、あくどい事業家カン・チョルグンと会って話します。「保証金が戻らないとテサンは無一文だ」という字幕。
日本の漢字語は大体そのまま韓国読みにすればOKなので、<無一文>は<ムイルムン>だろうと思いながら聴いていたら<ムイルプン>と言ってたようで、あれ?と思って聴き直すとやっぱり<ムイルプン>。<無一文>じゃなくて<無一分>なのかなと推測しつつ辞書を引くと、<무일푼>という綴りで、무=無ですが일푼は固有語。その原意までは調べていません。
 ふだんはドラマ中のわからない音もやりすごし、小説中もどんどん読み飛ばす私ヌルボですが、たまにこのように辞書を引いた甲斐があったなーということがあると少しうれしいです。
コメント
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