ヌルボ・イルボ    韓国文化の海へ

①韓国文学②韓国漫画③韓国のメディア観察④韓国語いろいろ⑤韓国映画⑥韓国の歴史・社会⑦韓国・朝鮮関係の本⑧韓国旅行の記録

「文藝春秋」8月号 「韓流」ドラマ傑作30選など

2010-07-11 17:28:55 | 韓国ドラマ
 このところ「文藝春秋」の記事読破率(?)が高くなってきました。毎月購読はしていても、以前は読まずに終わる記事が半分近くはあったのですが、最近は8割以上は読んでいます。
 理由として考えられるのは、①読みごたえのある企画記事が多くなった。②私ヌルボの知的好奇心・向上心がさらに高まった。③年を取るとともに保守的になってきた。(ますますオジサンぽくなった。) ④ヒマになってきた。・・・2つは当たっていると思います。

 一昨日(7月9日)発売の8月号。特別企画「的中した予言50」もおもしろいですが、あらましを知りたい方は<文藝春秋>のサイトでご覧のほどを・・・。

 ・・・とはいいながらも、韓国・朝鮮に関わるものを拾っておくと、
・半藤一利選=勝海舟「日清戦争は大反対だ。だって兄弟喧嘩じゃねえか」
  ・・・・勝海舟は日清戦争当時の唯一の非戦論者。
・江川紹子選=S.リッター「アメリカがイラク攻撃をすれば、北朝鮮の核の脅威が増す」
  ・・・・この因果関係は読んでみないとわからない。
その他、
・山内昌之選=西郷隆盛「斃るるの精神無くば、外国交際は全かる可からず」
・福島香織選=孫文「日本が西洋覇道の鷹犬となるか、東洋の干城となるか」
・簔原俊洋選=ペリー提督 「日本は東洋で最も重要な国となる」
  ・・・これらも関係ないことはないかも・・・。

 ついでにもうひとつオマケ。今日の参院選挙に際して、ヌルボの昨今の思いを代弁してくれてると感じたのが次の言葉。
・水木楊選=芥川龍之介「輿論は常に私刑であり、私刑は又常に娯楽である」

 さて、(いつもの)長い序説はここまで。以下が本論です。
 「文藝春秋」8月号で、韓国オタク必読記事は、<韓国エンターテインメント・ナビゲーター>という長~い肩書の田代親世さんによる「夫婦円満のための「韓流」ドラマ傑作30選」です。

 女性(おばさん)ファンが主体の韓流ドラマを横目で見ていることの多かった夫たち(=「文藝春秋」の主力購読層であるおじさん)に、「今からでも間に合う「韓流ドラマ傑作三十本」を私がお教えいたしましょう。これさえ見ればあなたも「韓流通」です。」と、そりゃまあご親切に・・・、ってヌルボが感謝するってのもヘンですが・・・。

 それでリストアップされてるドラマが次の30。
[王様もの]イ・サン(2007.77話) ・朱蒙(2006.81話) ・太王四神記(2007.24話)
[実録]英雄時代(2004.70話) ・第5共和国(2005.41話) ・ソウル1945(2006.71話)
[義賊]イルジメ(2008.20話) ・快刀ホン・ギルドン(2008.24話) ・必殺! 最強チル(2008.20話)
[人物伝]ホジュン 宮廷医官への道(1999.64話) ・商道(2001.50話) ・海神(2004.51話)
[ミステリー]新・別巡検-最後の導き-(2008.20話) ・正祖暗殺ミステリー8日(2007.10話) ・風の絵師(2008.20話)
[異色]シークレット・ルーム(2007.10話) ・チェオクの剣(2003.14話) ・チュノ(2010.24話)
[サスペンス]復活(2005.24話) ・魔王(2007.25話) ・犬とオオカミの時間(2007.16話)
[男の生きざま]エデンの東(2008.56話) ・MY DREAM(2009.20話) ・オールイン(2003.24話)
[社会派]白い巨塔(2007.20話) ・香港エクスプレス(2005.16話)
[女優で]スターの恋人(2008.20話) ・夏の香り(2003.18話) ・ラブストーリー・イン・ハーバード(2004.18話)
[コメディ]恋するハイエナ(2006.16話)

 いかがですかねー? ヌルボの場合、韓国オタクと称しながらも、ドラマは数えるほどしか観ていなくて、上記30作品中でも部分的に観たのが若干ある程度。
 本ブログでタラタラと連載している「英雄時代」について田代さんは、「正統派系のものでは「英雄時代」がおすすめ。これは韓国を代表する二大財閥、サムスンと現代グループの創始者たちをモデルにした物語です。・・・韓国の経済発展がめざましい今こそ見直すべきものかもいれません」とコメント。
 1980年代の実録ドラマ「第5共和国」は(観てなくても)知っていましたが、「戦争を経て朝鮮半島が南北に引き裂かれる過程を、四人の若者に託して描いています」という「ソウル1945」は知りませんでした。「英雄時代」の次はこれにしようかな?・・・って、いつになることやら。「英雄時代」は全70話、ブログの記事<「英雄時代」を読み解く>はまだ20話にも達していないのに・・・。

 リスト中のその他のドラマについては、直接「文藝春秋」をお読みいただくなり、韓国ドラマ関係サイト等で情報を得るなりしてください。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする