キュヴェ タカ/cuvee taka 「酔哲湘南日記」

新鮮な山海の恵みを肴に酒を吞み、読書、映画・音楽鑑賞、散歩と湘南スローライフを愉しんでいる。 

伝説の寿司職人、藤本繁蔵

2018年01月18日 | Weblog
納戸に仕舞ってあったコタツカバーを捨てることにしていたのだが、ひじょうにいい物だと云って、妻が捨てるのを渋り、仕方なく掛布団として掛けて寝ることにしたが、夜中に小便に起きることもなく朝までぐっすり寝られるようになった。
今までは羽毛布団一枚だけだったので身体が冷えていたんだな、少し重たいのが欠点だが、暖かくて快適だ。

夜半から振りだした雨は、庭に出て雨戸を開けたときには上がっていた。
寒さも弱く中々いい朝を迎えた。

風呂に入り、ホッケと塩鯖を焼いて、白菜と肉団子のクリーム煮にほうれん草を加え野菜を沢山にし朝飯にした。
先日の人体シリーズ「腸」で、食物繊維が腸内細菌の活性にもっとも有効だと知り、植物摂取が多く長い腸を持つ日本人として予想通りではあったのだが、前にもまして野菜を摂るようにしている。
肉の摂取しすぎは大腸がんなどの発生につながり良くないのは保守思想を考えてみるとわかることなのだが、美味いから抗しがたい。
近代化をうまく進め裕福な国になると出て来る問題で、人間の欲望は後戻り出来ないことを示している。

曇り空で雨がポツンと落ちて来るような天気で午前中は持つだろうと、東に向かい散歩に出た。
雀が群れで騒いで椋鳥が活発に動いていたが、餌が少ないんだろうね。
ヤオマサでヒ烏賊と鰤の切り身、鶏モモ肉、いなり寿司を買う。
杉山で絹ごし豆腐1丁と厚揚げ1個を買う。
バアサンに降らないうちに早く帰んなと言われて、最短コースで帰る。

昼はまたも鍋焼うどんで、妻が冬の簡単料理として習得したようだ、知人から小鍋を二つもらい1度に4人までの対応が可能になったことも鍋焼きうどんに寄与している。
はたして食べてみると未だ飽きておらず、美味いなあと思った。

1時からプレシネ「シンプルライフ」を観るがつまらなかったので2時から本の整理を始めた。
本棚が来たが、それでも収納量不足で一気に片付くわけでもなく、でもやらなければ進まない、一番苦手なステップバイステップってやつだ。
お陰で読書時間がなく本末転倒だなあと思いもするが、気になる本をつまみ読みしながらやっているので、本を読んだ充実感はある。

5時前に下に降りて相撲を観たが、稀勢の里はこれで引退だろうな、白鳳も終わりかもしれないね。
若い世代が育っているから相撲も新時代に入ってもいいのではないかな、同じ顔ぶれの上位陣では飽きた。

風呂に入り晩飯を食べる。
今日こそはアルコール抜きにしないと、煮烏賊、湯豆腐、蟹クリームコロッケ、カレーコロッケ、鰤塩焼き。
長居は無用とお茶をもって2階に上がり本の片付けを続ける。

9時からBS3で「究極の鮨」職人藤本繁蔵の世界をみる。
歌舞伎座の近くの「二葉鮨」で修業して、二十歳を過ぎた頃には頭角を表し、51歳で初めて雇われの親方になり店を任される。
大佛次郎、永井龍男、小林秀雄、青山二郎などが顧客となるが、大佛次郎とは特に親交が深く、大佛の死後は毎月鎌倉の墓参を欠かさなかった。
番組が始まって直ぐに娘が帰ってきたので、観るように薦めたらホットカーペットに横になって熱心に観ていた。
優れた職人は裏打ちされた技術で新たな境地を開くのでartistであり、一般に信じられている職人とartistの差など無いことが分かる。

10時半からは「美の壷」で江戸前寿司をやった。
2015年の再放送であったが、浅草のみやこ寿司に番組の進行役の草刈正雄が食べに行き、同店のずけの仕事が紹介され、銀座の中村では細かく包丁をいれる技が紹介され、別のところでは小肌の仕事が築地の仲卸しが滑りと血を抜いて、一晩氷水の中で寝かせて死後硬直を解いてから店に持ってきて、開いて塩を振り、酢に40分浸けてあげ、3日寝かせてから使う。
ちなみに藤本が最後に働いた「きよ田」では酢から上げて1週間寝かせて使うので、その期間はまちまちだが、魚や塩、酢の角がたった味が消えるのを待つ意味は同じだ。
穴子のつめも店によって、穴子の煮汁を2時間から5時間かけて煮詰めていて、烏賊の煮汁を一緒に煮詰めるところもあり、店によってまちまちなところが、食べ歩く楽しみでもある。

11時からは「ブシメシ」を観たが、草刈正雄が出てるので連続して放送したのかな、ここで鮨が出たらNHKもやるもんだと思ったが、麦飯の味噌焼きおにぎりであった。

布団に入ったら目を開けておられず直ぐに寝た。

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