8畳にグレン・ハンターを大きなブランデーグラスに入れて持って来て飲もうと思ったら、テーブルを音が一番いいところへ無理に引っ張ったときに、滑り落ちて割れてしまった。
知人に頂いた大切なグラスで、自分じゃあとても買うことが出来ない高級品だったのに、見事に粉々に割れた。
良いグラスっていうのはどうしてこう鮮やかに見事に割れるんだろう。
ガッカリしながらも危ないので破片を拾って復路へ入れ、細かな破片が安物のカーペットに喰い込んでいて、光の角度を変えて4回ほど濡れティッシュで取った。
形あるもの何時かは壊れるが、それが今日だったのか。
プレゼントはそれを使う時に相手を思うもので、それが無くなるってのは縁が薄くなるようで寂しい。
そうなると、思い切って代わりのグラスを買って、縁を繋ぐべきなのか。
だが、その人には事あるごとに色々なものを贈ってもらっている。
僕の事を思い出してもらうために、何かプレゼントをしたほうがいいとのサインなのかも知れない。