キュヴェ タカ/cuvee taka 「酔哲湘南日記」

新鮮な山海の恵みを肴に酒を吞み、読書、映画・音楽鑑賞、散歩と湘南スローライフを愉しんでいる。 

プジョーのミル

2024年05月29日 | Weblog
柴田まゆみ「白いページの中で」が異様に好きだが、カバーしている人も多く、カバーのアレンジにいいのがあって、原曲よりいいのがい多い中で、この曲は柴田まゆみでないと駄目だ。
物憂いチョット掠れた声に痺れる。
歌唱方法もこの人でなきゃ駄目で、まゆみって名前もいい、愛した女性の名前で、男ってのはそういった詰まらないところに長い間引っ掛かっているもので、女々しいものだ。
今日は10人ほどの「白いページの中を」聴き、最後に3度柴田まゆみで聴いた。

4時過ぎにリーフレタスとフルーツトマトを水に浸してから風呂に入った。
5時に一人で居間で試飲を始めた。
娘たちが来たらサラダ作らなきゃいけないし、のんびりしてられないから、先に試飲をしたのだが、ワインはエローの白とオレンジワインと微炭酸の白と樽熟成の赤。
それと人柄の良さが偲ばれるメートル・ド・シェが作ったコルビエール、このコルビエールに思い入れがあるので慎重に何度も試飲をしたが、誠実な人柄を反映して良く出来たワインだった。
こういうワインを飲むと、造り手の思いを感じてチョット感動しちゃって涙ぐんじゃう。
ワイン飲んで涙流してちゃしょうがないが、こういったワインに巡り会うと、この仕事をしていてつくづく良かったなあと思う。

5時半に娘夫婦がやって来て、試飲をし、ワインを台所に持って来て飯を喰いながらワインを飲んだ。
妻は風邪気味で二階で休んでいたが、ポテトサラダと烏賊のトマトソース煮を作って置いてくれて、サフランライスと一緒に食べるようになっていた。
南仏の赤が2本あったので肉が欲しいねと、婿が生協へ好きなビールの調達がてら行き、ソーセージと豚ロースを買って来てくれたので、シンプルにグリルして食べたが、豚ロースが美味かった。

明日仕事があるのでと、娘夫婦は10時に帰っていったが、テーブルに残されたプジョーのミルが汚れていたので、一人でスコッチを飲みながらブラックペッパーの粕を取ったりしていた。
このミルは娘が中学を卒業した春にボルドーへ連れて行き、取引先の女性がショッピングセンターへ案内してくれ雑貨店に入ったが、そこにあったガラス製品を娘がひっかけて割ってしまい、弁償しますと云ったら、それには及ばないと云われ、それならと手ごろな大きさのミルを求めたのだ。
18年テーブルの上に置いて、事あるごとに使っているが、流石にプジョー丈夫だ。
汚れがこびりついているが難なく役割を果たしている。

娘はこれがあの時のミルだと知っているのだろうか。
娘とは性格が似ているので口喧嘩が絶えないが、こうしてワインの仕事をやってくれて、一緒に試飲ができるなんてね。
プジョーのミルを掃除しながら、つくづく幸せだなあと思った。





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ワインテイスティングの準備

2024年05月29日 | Weblog
昼飯は妻がマサから買って来た出来合いの天丼と稲荷鮨だった。
夕方、娘たちが来て先日のフランスの試飲会でもらって来たサンプル5本を試飲することになっていて、その後の晩飯を作らなきゃいけないんで、昼飯どころではないのだ。
どうもこの出来合いの弁当が嫌いでね、マサは西友などに比べると断然美味いけど、ヤッパリ駄目だね。
塩に下味があるから、味噌汁と漬物とさつま揚げとシラスで簡単に済ませたいんでけどね。

プレシネは「ポセイドンアドヴェンチャー」で、こういったのあまり好きじゃないからパスして。
今夕の試飲ワインのテイスティングシートを作成した。
この2年Excelを使わざるを得なかったので、多少できるのだが、久し振りで全く忘れていたね。
これ計算に酷く便利で、若い頃にあればよかったのになあと思うが、最近じゃプログラミングの知識の無い若者が、AIで自動生成でヴィルスを作ったが、考え方が凄いなあと感心している。
そういうことが出来るのかと思い、あることを試しているが成果が出ていない。

夕食にリーフレタスとフルーツトマトでサラダを作るが、最近パンを食べないようにしているが、ワインじゃやっぱりパンだよねと思い、久し振りにTIGREにバケットとカンパーニュを買いに行ったが、二宮の商店は水曜定休なので着くまで嫌な感じだったが、旗が出ていたので良かった。
最後の1本のバゲットとカンパーニュをハーフ買った。

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蛇の話

2024年05月29日 | Weblog
「磯っ子」行って来ました。
リーフレタス、グリーンで葉が縮れたの2個と紫の1個、胡瓜二袋6本、筍3本、ほうれん草、フルーツトマトを買った。
農家のオジサンとオバサンの話では、田圃の水路に10匹くらい青大将が固まっていて、マムシも2匹混ざっていたと。
マムシに噛まれた人がいたが大事に至らなかったらしい。
マムシ酒は万能薬で傷にもいいし、蜂に刺された時もにいいといった話をした。
オバサンに拠れば、蛇はイノシシにとって刺身のようなものらしい、でも青大将は青臭くて美味くないでしょと云ったら、オジサンがあれは不味いねと云った。
乾燥したマムシを焼いて喰うと絶品でしたと昔の話をした。
昔はマムシは重要なたんぱく源でもあり、薬でもあって、僕の母方の祖母は更年期をマムシ酒と乾燥マムシで乗り切ったとのことだ。
当時は自家製だったが、今薬屋で買うとベラボーに高い。

もちろん帰りには六所神社裏公園でストレッチをやった。
最近明らかに体形が変わって来た。
胸が厚くなり腹がへこんだ、とは云っても所詮はジジイだから若い頃のような締まった筋肉になったわけじゃなく、だらんとしている。
でも今までより動くのが億劫でなくなったから、痩せて筋力がついてるのかもしれないぞ。

家に帰って来て糠を入れて筍を茹で、胡瓜を糠床に入れた。
筍は筍ご飯か若竹煮か味噌汁の具程度で、これといった料理をするわけじゃないが、季節に季節のものを食べてるってのがいいんだよ。

「ピアノトリオ」を読んだ影響で、あまり好みじゃなかったナット・キング・コールのアルバムを聴いている。
マイク・モラスキーがピアニストとしてのコールを高く評価していて、どんなもんかと思って聞いているが弾き語りなのでどうも良く分からない。



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中国とは

2024年05月29日 | Weblog
石原慎太郎が中国を支那と云って何が悪いのかと、左翼系の新聞社、朝日や毎日のアホな記者の質問に答えているが、英語ではChinaフランス語でChineドイツ語でChinaだからシナでいいんだろうけど、日本にだけ中国と呼ばせたがっている。

支那の根本規範は「義」である、しかるに支那では易姓革命により何度も王朝が変わって根本規範が蹂躙されている。
一度も革命が行われていない日本は世界最高の国であり、まさに中国(華)なのである。
これって僕が考えたわけじゃなく山鹿素行の考えで、支那コンプレックスから抜け出すことが出来た画期的なものなんだ。

また「華夷の弁」という考え方があり、規範や文化で圧倒的に優れている華(中国)にそれらに劣る夷(野蛮人)は服従しなければならない。
だが元=蒙古人と清=女真人により漢民族は支配されているし、北部の一部を遼と金に支配され、マカオ、香港、遼東半島も支配された。
しかるに日本は先の戦争まで他の民族に支配されたことが無く、「華夷の弁」を忠実に実行してきた。

となると中国と名乗れたのは日本であり支那ではない。
だが、アメリカに支配されている現状を見れば、もはや中国とは言えない、そこで中国から陥落した日本に中国にあたいしない自国をせめて中国と呼ばせたい。
そんなところなんじゃないのかな。

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最澄の仏教改革

2024年05月29日 | Weblog
昨夜は割と叩く寝たような気がする。
僅か10時間前くらいのことが思い出せないのは老化によるものなのか、まあ、人間死が近くなってあまり精神がくっきりしていたら怖くてしょうがない、生きているのか死んでるのか分からないうちにあの世へ行くのが望ましい。
今朝は4時ね目が覚めて割とすっきりしていたので日野美歌「横浜フォールインラブ」を聴きながら小室直樹を読んだ。
小室節が気持ちいいんだろうなあ、ついこの本に手が伸びてほかの読みかけの本があるのに読み続けている。

我が家の宗派は天台宗だが、この比叡山というところインチキ仏教を始めたことで有名で、最澄が戒律をやめちゃったもんだから、腐敗して妻帯する僧侶が山全体に住んでいた。
それが我慢非ず信長が焼き討ちで皆殺し、まあ、日本人の戒律嫌いを感受して、最澄は仏教を広めるために、仏を信仰すれば後は何でもいいことにしたもんだから、神道を袖にして広まり、親鸞、日蓮に続いている。
これは最澄による宗教改革で、日本以外の仏教でこのようなものは無い。

キリスト教には戒律があると思っていたけど、実はないんだな、戒律らしきものは教会や神父が作ったものらしい。
昔は聖書はギリシャ語で書かれていて、聖職者はそれとラテン語が必須で、聖書を教会が独占していた。
信者には権威付で秘蹟なんてインチキなことを教えていたわけで、ルターやカルバンが出て聖書が各国の言語に翻訳され、初めて聖書に触れ、何だよということになった。
日本でも西洋でも聖職者というものは知識を独占して権威を保ちたいもんだから、聖典を分かりやすい言葉で信者に教えることをしなかった。
未だに葬式で訳も分からず長い時間お経を聴いているじゃない。
こけおどしに荘厳な建物や像や絵を準備して平伏させ都合のいいことを話していたんだなあ。
本書には他にもっと面白いことも書かれているんだけど長くなるからまた後で。

6時半に起きて、シメジと豆腐と隠元の味噌汁を作り、鯵の干物とメカジキ煮を焼き、
長い胡瓜2本を糠床から出し、ひじき煮を温め、冷蔵庫から烏賊刺しを出して食べた。
朝飯というのはいくら食べても太らないような気がするのでつい喰い過ぎるが、一日の食事で一番美味いような気がする。




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