キュヴェ タカ/cuvee taka 「酔哲湘南日記」

新鮮な山海の恵みを肴に酒を吞み、読書、映画・音楽鑑賞、散歩と湘南スローライフを愉しんでいる。 

昨日の今日で疲れていたね

2024年05月24日 | Weblog
4時前に図書館まで散歩に出た。
先ずは果樹園のベンチでストレッチをやったが、この懐かしい梨の畑が近いうちに町の庁舎が立つことになっていて潰されてしまう。
二宮町の住民の半数以上が他所から編入した人になったので、町の歴史や伝統にこだわる人が少なくなっていて、いわゆる時流に沿った方向で色々なことが勧められているが、馬鹿げたことだ。
この梨だって二宮に住む多くの住民よりこの地に長く根付いているわけで、それを簡単に切って新庁舎を立てて何になるのだろう。

図書館ではバッド・パウエルのCDを借りた。
僕にもう少し音楽の素養があったなら、もっと深くジャズが楽しめるんだろうが、何しろ音痴の横好きってやつだからね。
でもあまあ、それなりに楽しんでいるから、それでいいやって思ってる。

家に帰ってTVで相撲を観た。
昨日試飲会で出ていて相撲を観られなかったが、3敗で4人が並んでいた。
直接対戦があったりで大の里と琴桜が2人3敗で残った。
残念ながら大磯出身の湘南の海は脱落したが、高田川部屋の打ち上げで会ったときにはまだ少年の面影が残っていたが、すっかりオジサンの風情だ。

晩飯は出来ていたが、刺身を切るのを待ってもらって風呂に入った。
サッパリとしたところで飲む酒のほうが美味いからね。
鰹の刺身、春菊のお浸し、切り昆布をさつま揚げやニンジンで煮たのがあった。
最近は次男がダイエットをしていて肉と甘いものを避けているので、好みのつまみが用意されることが多い。
芋焼酎のソーダ割を4杯飲のんだが、美濃屋のおかき、柿の種、煎餅に塩豆、落花生、クリームチーズパンを焼いたりしてつまみにした。
同じ酒に飽きたので奥の酒庫から泡盛の古酒を出してきて1杯飲んだが、思ったほど美味くなく、口直しにマルサラを飲んで、また元の芋焼酎のソーダ割に戻った。

途中柏原芳恵のカバーアルバムを聴き、9時に芋ソーダを持って8畳に移り坂井泉水を聴いている。
昼、久し振りに蒲池幸子時代に、家の近所でやった東映のカラオケのプロモーションで、南沙織の17歳を歌っている映像を観た。
この頃は日清カップヌードルのレースクイーンをやったり、セミヌードの写真集を出していた頃で、化粧も服装もケバくて色っぽい。
バブル期の女性の風情が好きなので、決して嫌いじゃなくドキドキしちゃう。
一説に拠れば、このころの枕営業が原因で、子宮周りの病気に罹ったとされているが、あの色気はセックスを頻繁にしている女性が醸し出す感じで嫌いじゃない。
芸能界に世間のモラルを当てはめても仕方ない、ファンとしては事実であってほしくないが、事実であっても何ら変わるものではない。

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一人の昼飯

2024年05月24日 | Weblog
朝磯っ子へ出かけて、春菊、ほうれん草、真竹の筍、胡瓜、フルーツトマトを買い、六所神社でストレッチをやって帰って来た。

今日は妻と次男が通院の日なので、昼は一人で食べるのだが、腹が減ったので早めに食べようと思い、冷蔵庫を開けたら鯵の酢〆があったので3匹分六枚の皮をむいて造り、小松菜の胡麻和え、胡瓜の糠漬け、鮭の解し、シメジと山椒の佃煮、シメジと豆腐と筍の味噌汁で昼を食べた。
食後に久し振りに昨日買って来た「美濃屋」の煎餅と素焼きを食べた。
やっぱり美味かった。

プレシネは黒人と白人のコンビで奴隷競売にかけて、そのカネを持ってずらかるという詐欺師の話しで、残念ながらかなりの時間いねむりをしていたので良く分からなかった。

午前中から読んでいた「センセイの鞄」を読了した。
最後はセンセイとツキコさん結ばれたんだ、すっかり忘れていたね。
20年も前に読んだから、その後も読んだはずだけど、記憶になかったな。
今、先生の年齢に近くなって老人の性愛というものが実感できるから、先生の行動パターンが分かるけど、まだ若かった川上弘美に良く分かったなと感心してる。

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コルビエール

2024年05月24日 | Weblog
ワイン業者らしく、チョット試飲会に来られたメーカーのことについて細かく解説してみたいと思います。
今回はコルビエールから来られたメーカーで、リーフレットを見ると尖塔を持ったシャトーをお持ちの古い家系で、ここの領主だったと思われえます。
でも、今回来られたのはこのシャトーのメートル・ド・シェで、背が低くて如何にも南仏のフランス人らしい人の好いかたで、5種類のワインをこの試飲会に持ってこられました。

1本目はロゼ、飲んだ時に少しでもコメントを書けばよかったのに、何も書いてないので、すっかりどのようなワインだったか失念しました。
でも悪くなかったと思います。
どうもロゼって日本で売れないので軽んじてしまうんですね。

2本目がIGPペイドック、これは南仏の強烈な風味を持ったワインで、日本ではこのタイプが全く受けず苦労しました。
結局、コルビエールは本当に安くて、薄くて個性の無いのを量販店で売りました。
ですからコルビエールを売ったというより、低価格でそこそこに飲めるワインがコルビエールだったに過ぎません。
真面目に作ると、ものすごく強い南仏の照り付ける太陽を感じさせる、鬱陶しいくらいに個性的で、人を驚かせるにはうってつけのワインとなります。
はて、このワイン何と合わせて飲むんだろうといぶかってしまいますが、現地の人にはたまらなく郷土を感じさせるワインなんでしょうね。
ちなみに品種はカベルネとマルセラン、メーカーのテイスティングコメントは、それっぽいことが色々書いてありますが、ミントのニュアンスがあるってところに一番このワインの特徴が表れていると思います。

3本目のワインは、ついにコルビエール・ルージュで、流石に洗練されてくると南仏の強烈な感じがエレガントになって来て飲みやすくなります。
品種もグルナッシュ、カリニヤン、シラ、ムールベードルと典型的な南仏のワインの構成になっています。
エチケットはシャルル・ルブランの「天使の羽を切るビーナス」
IGPの後だったのでエレガントさが際立ち、ワインを褒めたので、オジサンが帰り際このワインを袋に入れてくれたのだと思います。

4本目もコルビエールの赤で、品種はシラ、グルナッシュ、カリニヤンで、カリニヤンは房ごとカルボニックマセラシオンをやっているとのこと。
味わいは繊細さとの濃さが増してるかなといった感じで、大きな差は感じられなかったな。

5本目が彼のフラッグシップのコルビエール・ブテナック、明らかに強さが増したワインで、20%を新樽熟成しているために強さが感じられるのかもしれません。
前の二つとは明らかに異なった風味のワインで、ちなみに、この地域はカリニヤンの最適地らしいです。

この醸造責任者のオジサンの人柄に触れていると、このワインを日本で広めてあげたいなあといった気持ちにさせられます。
ワインはオジサンの人柄が現れた誠実で心を込めた造りが感じられるいいワインです。

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人生最大の喜び

2024年05月24日 | Weblog
何のことはない、財布はベッドわきのトートバッグに入っていた。
二階に上がる時に、基本的にはベッドで読む本とスマホと財布を持って上がるが、時々ハイボールやお茶を持って行くので、トートバッグに入れて上がることがある。
この直ぐ物が無くなる性癖は娘に遺伝していて、彼女は何時もスマホの在りかを失念して探している。
口が悪いのは親の影響なので遺伝とは言えないが、まあ、嗜好や体質や性格が似ていて喧嘩になることが実に多く、何時もいがみ合っているが根に持つことはない、少なくとも僕はね。
3歳くらいまでは目に入れても痛くないって感じでひどく可愛かったけど、それ以降生意気になって反発することが多く今に至るってやつだ。

昨日の試飲会で、あるメーカーが気に入り、娘はそこにへばりついて試飲をし話をしていた。
僕はそこの通訳の女の子が美人だし気が合うので、二人でワインとは全然違う話をしながら、娘とメーカーの青年の遣り取りを眺めていた。
まるで僕の若い姿を観ているようで、将来どんな風になるか予想がついた。
ワインに対してああいった評価をし、接し方をしていれば、経験が重なるほど理解が深まるし、メーカーからも信頼されるだろう。
そして、この仕事で生き残っていくことだろう。

まあ僕は娘にくっ付いてぶらぶらしているだけだが、5,6人から声をかけられた。
懐かしい顔もあったし、全然覚えていない人もいたが、忘れられていないってのは嬉しいもんだね。
もちろん娘を紹介し、よろしくとお願いしたが、この年になるとそういったことが仕事なんだね。
人間何のために生き、何をやるべきかってことが人生最大の課題だとしたら、僕が40年かけた仕事を子供が引き継いでくれるっていうのは人生最大の喜びだよ。
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財布が見つからない

2024年05月24日 | Weblog
7時前に台所へ下りて朝飯を作ったが、塩にした伊佐木は食べてしまったらしい。
昨夜、魚好きの長男も来ていたから焼いて出したのだろう。
鯵の干物があったので、これ小振りで貧相だが味は中々良く、これを焼き。
昨夜、やはり妻が長男のために作った豚汁が大量に残っていたので、何でこんなにいっぱい作るのか理解に苦しむが、出汁を足して青葱を刻んで入れ、新しい味噌を足したら甘くて思いの外美味かった。
煮返した味噌汁は美味くないので工夫しないとどうにもならないが、これはひじょうに上手く行った。
胡瓜を2本糠床から出し、納豆を作って食べた。

今朝の問題は、財布が見当たらないことで、何時もある場所に無いので可能性がある場所を探したが今のところ出てこない。
二宮駅の改札で使ったから、多分家の中のどこかにあるのだろうけど、気になるのでまずはそれを探そう。
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5本のワイン

2024年05月24日 | Weblog
家に帰ると長男がいたので、お茶を淹れて娘が桜木町のピシティの和菓子屋のオジサンから買った柏餅を食べた。
草餅になっていて中は粒あんで、貧相な店のものとは思えない実にいい柏餅で美味かった。
2時間ばかり歓談をして長男も娘も10時頃帰っていった。
試飲と中華で飲んだビールと紹興酒のせいで、酔っていたが汗をかいて気持ち悪かったので風呂に入って汗を流してから寝た。

今朝5時に目を覚ましたので6時間ぐっすりと眠ったらしい。
会場では4時間立って試飲をしていて、往復3時間電車に乗っていたのでかなり疲れていて、起きると身体の節々が痛かった。
読書や書き物、映画鑑賞とほとんど一日座っていて、僅かの散歩やストレッチ運動では焼け石に水、もっと外に出かけて自然に歩いたりしているのが大切だね。
コロナ前は毎週火曜日のTJLを聴きに行っていたので結構出歩いていたが、3年間ですっかり足腰が駄目になった。

コルビエールのメーカーは、気に入られたのかどうか知らないが、オーナーのオジサンがワインを1本くれ、意中のメーカーからは4本のワインサンプルをもらって来た。
5本のワインがテーブルの上にあり、昨夜はそれを眺めながらお茶を飲んだが、今朝、改めて見ると会場にあった時より個別のワインの個性が浮き上がっているように感じられ、それぞれのメーカーの渾身の作なんだなあと愛おしく感じた。
重い思いをして持ってきた甲斐があった。
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