裏磐梯 秋元湖にほど近い森の中から・・・

裏磐梯の森の中の家、薪ストーブ、庭、山、酒、音楽を愛する独居老人の日常生活の記録、綴り続ける備忘録。

 

初雪うっすら

2020年11月10日 | 飲む 食べる

カーテンを開ける。初雪、まだ降っている。が、数時間で解けさってしまうだろう。

今日、11月10日は我々45回目の結婚記念日。

何か美味しいものでも食べに行こうか。地方に暮らす者にとって美味しい食べ物を・・・

ということはとても難しいこと。落ち着く先は久しぶり、佐久間の天ぷら。

いつも混み合う人気店、早めに出かける。待ち時間なし、何故かカウンター席は避ける。天ぷらと酒。

カウンター内に天婦羅を揚げるいつものご主人がいない。今に出てくるわよ、と妻。だが嫌な予感、もしや・・・

サーヴィスしている女性にご主人は?尋ねる。昨年お亡くなりになりました。

何とも言えぬ寂寞感、不覚にもうっすら涙目・・・そんな私の心理を敏感に感じ取る妻・・・

佐久間は郡山駅前のアーケード横の小道、小さな店であった。通う切っ掛けは忘れたが昼、夜、通った。

ご主人の料理人としての面構え、風貌がいい、天麩羅はもちろん東京の一流店に引けを取らな旨さ。カウンターに座る我々に

九州からナンレイ(脱皮回数?忘れた)の小ぶりの車海老、喜多方のマツタケ、檜原湖のワカサギ、季節の野菜、魚、を

塩で、天つゆで召し上がれ、と出してくれた。その佐久間も10数年前、町はずれに数寄屋造りの大型店舗として移転してしまった。

カウンターには主人のほか、職人も入った。移転後も子供、孫全員で食べに行ったりした。が・・・

行くたびに気になるのは黙々と天婦羅を揚げるご主人の姿だった。

あああ、あのご主人のいない佐久間に行くことはもうないだろう。あとを継ぐ職人、負けず腕を上げて欲しいと、願う。

酒2本飲んでしまった私に代わってハンドルを握ってくれた妻のために猪苗代TARO CAFEに寄り、コーヒーにケーキ。

珍しくTARO CAFEは空いていた。

11月8日

蔵王、アップルご夫妻来。

酒宴。赤、白ご持参いただいたワインがとてもおいしい。さらに食後はマールにコニャック・・・

だが我々と違い、GO TOでお忙しい上、昨夜は23時過ぎまでお客様と深酒、

明日は新潟でペンション開業同期会で新潟の旅館で宴会だという。

いつも楽しいアップルさんとのお話は尽きないが、21時近く今日の酒宴はお開きに。


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