「対人関係の障害」講話の最後のお話ですが、その場の空気を読む、という領域は案外難しいものです。日常の生活でしたら、何となく、その居心地であれこれ判断出来ますが、それでも「あの人は空気が読めない」と批判しあいます。これは案外難しい領域です。例えば、少し専門的な勉強会での論文検討会などでは、専門知識のある人々との会話にあまり勉強していない人が参加したりしますと、共感能力が無いとか色々言われます。知識、技能、人生体験のあるなしで、この微妙な領域は解釈が違います。ですからここでひとくくりに説明出来ません。エリクソンは「他者がどのように感じているか心でくみ取ることが出来ない」と説明していますが、中々難しい事例です。その人が今、どんな場面に臨場しているのか、ここではあまり深刻に考えず、共感能力の欠如、という専門的な領域での心因性病理があるらしい、という程度にとどめ、愛の世界であろうと仕事の世界であろうと、共感能力の欠如を意識化しておけば充分だと思います。その上で自分の現実吟味力を時々反省する程度が良いと思います。
<自分は何処へ旅しているのだろうか?:275>
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