人が美しいと感じる理由は確かに学問の対象になります。赤ちゃんが嬉しい時は手足をばたばたさせて喜びを表現します。幼稚園児も美しいと感じたら素直に表現します。世界にその理由を書いた本は無数にあり私も沢山読みましたが、それなりに納得はしますが、何かもう一つ不満でした。難しい理由を読めば何か深い勉強をした満足感はありますが、ふーんと思う程度でした。赤ちゃんから高齢者まで、美しいと感じる理由をいちいち理論的に理解し追求する必要も無いわけで、感動は感動として素直に感じ取ればそれで十分なのですが、最終的に私が納得した理由は人間が所持している魂に触れたからだ、という神学論でした。魂は永遠不変なもの、老いることもなく、病むこともない、愛そのもで、真善美そのものに近いもの、臨終と共に、身体から離脱していく知的生命体である、という魂論で私は納得、この魂が喜ぶような営みを私がすると、私自身が喜ぶのが不思議です。:<心の世界を飛び回る:192>
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