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生き甲斐の心理学

自分は何の為に生きているのか? 生き甲斐とは何か、自分の魂と成育史と身体を大事にしているか、を思索していきます。

自分は何処へ旅しているのだろう?幸福な日々の為の自問自答

2025年01月04日 | 第15章自分は何処へ旅してるのか?
身近に意外と多いのが還暦を過ぎた男女の「絶望感」です。この哀しく切ない絶望感については色々の意見がありますが、この年齢になり人生に絶望感を持つのは自然な姿であって、けっして侮蔑したり笑ったりするほうがおかしいのです。若い頃から「自分は何の為に生きていこうとしているのか」を思索しても生物学的な理由でこの還暦の年齢ともなれば、絶望感を感じるほうが健全なのです。天がそうしむけているようです。長い人生体験をあれこれ思索しつつ自我統合する時期と言われていて、ここでその人が「馬鹿な年より」と言われるか、賢い知恵を持つ「老賢人」と言われるか、その分かれ道のようです。エリクソンと言う学者は本当に人間を深く観察したようで、改めて学者の有難さをしみじみと感謝したい気持ちです。還暦を過ぎて初めて、人はしみじみと人生の哀しみを感じだし、今までの体験を総合的にまとめ、これからどう生き抜いていくか、その知恵を悟る時期が60代以降の男女のお仕事・生き甲斐、思索の対象のようです。この絶望感と自我統合性と知恵の3つの関係を考える時、それぞれの人の悟りが生まれてくるようです。
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