生き甲斐の心理学

自分は何の為に生きているのか? 生き甲斐とは何か、自分の魂と成育史と身体を大事にしているか、を思索していきます。

自分は何処へ旅しているのだろう?:個性の美:その5:幸福な日々の為の自問自答集

2014年11月28日 | 第15章自分は何処へ旅してるのか?
私の高校時代の話、ふと柔道の練習をして家路につく頃、もう星が見えていました。お腹はぺこぺこ、何の為に、これほど熱心に柔道の練習をしているのか、柔道の練習のしすぎで成績は下がり出していました。練習の動機は喧嘩が強くなりたい一念。第二次世界大戦が終わりましたのが昭和20年、柔道をしていたのは昭和27年頃の話です。我が人生が何となく空しくなり、市内のカトリツクの教会を訪ねます。ドイツの神父さんと出会い、初めてこの宇宙に神というものが存在していると説明を受けました。宇宙の創造主である神様は優しい神様だと神父さんは高校生徒の私に説明します。ドイツと日本は共に戦争を戦った、そして敗れた、私は戦犯の息子、相手はドイツ人、何となく親しみを感じます。へえ、この宇宙を創造した神様とは、どんな人、と興味津々。カトリツクの神学というものに興味を感じだすと、柔道はもうやめ、という気分になり、一年後、洗礼を受けて今日に至りました。神様がいる、という意識の世界と神様がいないという意識の違いは、混乱した私の青春を統合させました。これがエリクソンの言う錯乱と統合の初めての人生経験でした。戦後私を戦犯の息子と虐めて石を投げられていましたが、その小学生時代の学友が、何と遠く離れたこの高校に数名、入学してきたのです。血だらけにさせられた私が復讐に燃えて柔道に専念し、帰路待ち伏せして復讐した青春の時代、その喧嘩相手が今、親友の一人。人生、非常に面白いもの。錯乱から統合への初めての人生体験が、その後の心理療法家としての私を育ててくれます。生育史は宝物だとしみじみ感謝しています。
<自分は何処へ旅しているのだろうか?:<471>


自分の「生き甲斐」等の探究の方法について:どんな厳しい現実でも、そこには深い意味があり、その意味を探索しつつ明るく元気に爽やかに生き抜く知恵をここで学友とともに探り合います。:

(1)テキスト購入先:「生き甲斐の心理学:ISBN 978-4-9903527-2-1」はアマゾン,サンパウロ書店経由で全国書店で販売されています。テキストと併読されると「生き甲斐の心理学」がより楽しくなります。

(2)お詫び:テレビ(インターネットによるテレビ部門)、発売中のDVDの読者からの個別質問は多すぎて答えられません。お許し下さい。

(3)学友同志がこのブログを話題に明るく爽やかな友情で繋がりますように:
このブログの対象者:テレビ及びDVDの愛読者、ユースフルライフ研究所の講座生徒、NPO法人CULLカリタス カウンセリング学会の会員、ミッションスクール(大学、高校等)での私の勉強会への参加者、全国各地でテキストを愛読して下さっている方、FB, MIXI, TWITTERで友達関係の方々。

(4)「自分の生き甲斐」を意識化する、または、見つける方法:
「自分の生き甲斐」は「自分で楽しく創造」していく必要があります。自分の個性や生育史を否定していたら、多分、永久に自分らしい生き甲斐は見つからないでしょう。何よりも自分の過去の人生を尊重し、良い思い出も、悪い思い出も、大事にする哲学を確立する必要があります。自分の人生の流れ、独特の方向性を模索し、思索しようとしているのが私のブログです。皆さまの生き甲斐発見と悔いの無い人生確立に役立ちますように真剣に祈りつつ書いています。

(5)自分を信じる為には人間とは何者か?と言う思索をしておく必要があります。「人の身体は神の神殿」(ISBN978-4-9903527-0-7:植村高雄著):アマゾン、サンパウロ経由全国書店扱い:を読むと何故、自分を信じられるかが明確になってきます。

(6)既に書かれたこのブログの重要な基本的諸理論について:
テキストの第1章から11章までを楽しく考えていただく為のコーナで、ブログの左側の「カテゴリー」を見て下さい。2005年12月10日から2012年4月6日まで2275回にわけて書かれています。これを読むと日常生活の、どのような生活場面で、これらの諸理論が役立つか理解出来ます。

(7)応用編:第12章から第14章まで:
2012年4月7日から2013年8月8日まで:488回。

(8)第15章「自分は何処へ旅しているのだろう?幸福な日々の為の自問自答集」:
2013年8月8日にスタートしました。毎日が旅です。この旅を皆様と共に明るく元気に爽やかに旅をしていきましょう!

(以上)










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