生き甲斐の心理学

自分は何の為に生きているのか? 生き甲斐とは何か、自分の魂と成育史と身体を大事にしているか、を思索していきます。

藤原不比等から大河ドラマ藤原頼長の死に方まで

2012年06月08日 | 第12章 応用篇 心の世界を飛び回る
NHK大河ドラマ「平清盛」は実に面白い。さて私達の生き甲斐の心理学を学ぶグループでは日本人のアイデンティティを学び現代の臨床心理学や精神医学が病人扱いにしている或事例は病理ではなく個性の美であることを意識化していただくために、必死で病理と個性の美の違いを勉強しています。その為に日本人の性格形成に一役かっている古事記、日本書紀にも触れているのですが、その中で藤原不比等と持統天皇が組んで日本書紀の編集をしていく歴史的過程を勉強したり、その中での日本神話の内容を研究をしたりしつつ現代日本人の性格形成に迫っていきます。実に巧みに古代豪族(物部氏、蘇我氏)を抹消していく藤原一族の智恵は凄まじいものです。その生き延び残っている平清盛時代の藤原一族の現実吟味力も勉強になります。武士の世の中となり貴族文化の象徴・頼長の死を大河ドラマは上手に演出しました。この頼長の死に方も哀れでしたが、これを契機に、あの藤原氏は段々と消滅していきます。しかし藤原の名を変えて(近衛等に)明治時代まで宮廷で勢力を保持します。さて藤原頼長が可愛がっていたオウムが死にかかりながらも父親・忠実の庭に飛んでいき「父上、父上」とオウムに言わせながらオウムが死んでいく場面設定は「もののあわれ」を感じさせる場面でした。この大河ドラマは生き甲斐の心理学を示唆してくれる面白い教材ですので是非、これからも楽しんで下さい。:<心の世界を飛び回る:63>

備考:広く理論を学習したい方は左記の第1章から11章の好きな章をクリックして楽しみながら勉強して下さい。6年間、書き綴った2275回分の記事が同時に読めます。

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