久しぶりにDVD<嵐が丘>を見ました。だいぶ以前見たのですが歳月の流れが解釈を変化させ、かつ感受性も違っていました。社会の慣習や文化の違いもあるのでしょうが本当に愛し合っている男女の切なさがひしひしと私の魂をゆさぶりました。特に<私はこんなにあなたを愛しているのに、あなたは私を見てもくれない、ほんの少しでもいいから私を見て>という女性の叫びは本当に可哀そう、女性をもてあそぶ男の罪深さを感じました。愛の無い結婚、見せかけの友情や偽善、感情と理性の投影という現象を知らない悲劇、感情の転移、人間そのもののありようを問い続ける名作です。:<神仏の愛:330-4>:
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