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生き甲斐の心理学

自分は何の為に生きているのか? 生き甲斐とは何か、自分の魂と成育史と身体を大事にしているか、を思索していきます。

魂を信じたら慈眼になった!

2007年07月26日 | 第4章:人の心を上手に傾聴する方法
眼差しには2種類あります。慈眼と邪眼です。動物は必ず人間の目を見て判断します。スコットランドの古い農家の玄関に、時々、白い豆とニンニクがぶるさがっています。邪眼の旅人が妊婦を見るとそのお腹の中の赤ちゃんが汚れる、という伝説を信じている場合に、その邪眼から発せられる汚れを吸い取ってくれるのが、白豆とニンニクだからです。<魂は愛そのもの、病む事もなく、老いる事もなく、永遠不変のもの>と信じると、嫌な相手の心と身体を見るのではなく、この美しい魂を見る努力をすると邪眼は消えています。そうすると相手は<おやー>と思うらしく、慈眼で見返してくれる事が増えてきます。憎しみからは決して幸せは生まれません。あなたの眼差しは慈眼ですか、邪眼ですか?:<博士論文:152-5>:

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何故、3つに分類するのか?

2007年07月25日 | 第4章:人の心を上手に傾聴する方法
人間が好きになりたい場合に、先ずは大げさに<人類への関心>を深める必要があります。とても楽しい領域です。この関心を深める場合には、3つに分類して思索しないと、後で困ります。魂(宗教学)、心(心理学)、身体(医学)の3つです。この3つの学問分野で読む本はいずれも世界に共通した名作から入る必要があり、独断と偏見の小学者では駄目で、同じ学者といっても世界の一流学会で厳しい試練を受けている学者の本から愛読していかないと、私達は後で狭い人間になつてしまいます。人との出合いも大切ですが、最初の本との出合いは運命を変えてしまいます。この3つに分類してきちんと人間学を学ぶ必要があります。特に魂についての知識はオカルトを排除し、学問として勉強していきましょう。人を幸せにする魂論は<魂とは愛そのもの、永遠不変なもので病むこともなく、老いることもなく、臨終の後、身体から離脱していく知的生命体>。これを信じると嫌いな相手が原因で身体症状が出る現象も激減していきます。<博士論文:152-4>:

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オニャンコポンって何?

2007年07月24日 | 第4章:人の心を上手に傾聴する方法
<オニャンコポン>はアフリカ・アカン族や一部のイボ族の神様の名前で、しかも<唯一の最も偉大なお方>の意味を持つ至高神の名前です。私のイギリスの研究室に居たN君が若い頃信じていた神様です。さて私は中学・高校時代は本当に人間が嫌いでした。理由は分かりませんが、とにかく嫌でたまりませんでした。それが今では、人間大好きです。大学生の頃から、色々の疑問を感じだしました。人類はいつ生まれたのだろう、人類は何故、男と女で成立しているのだろう、人類誕生のいつから愛が生まれ、神の概念が生まれ、どんな宗教が生まれたのだろう、人を愛したり、殺したり、戦争をするのは何故だろう、言語が何故違うのだろう、そんな興味が出だしたら、人間の美しい所が見えてきて、特に学問の世界も興味がありましたが、矛盾だらけの生身の男女の神秘が不思議でした。<女・男の矛盾>を感じるとその理由を探求したくなり気づいたら心理療法家になつていました。:<博士論文:152-3>:

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心の安定剤

2007年07月23日 | 第4章:人の心を上手に傾聴する方法
<頭に来た>(ストレスの蓄積)と叫ぶ人が沢山います。直ぐ悪口を言い始めます(ストレス発散)。ほどほどの悪口ならストレスの蓄積を発散出来ますが、過剰発散(言い過ぎ)をすると<良心の呵責現象>から道徳的なストレスが蓄積しはじめます。頭に来る理由は二つあります。森羅万象の解釈が病的な場合と正常な場合です。病的な場合は、どんな場合でもすぐ頭にきますので、治療方法としては体験の解釈を健全にする以外、方法がありません。体験の解釈をどうするか、これも二つあります。明るい方へ解釈するか、暗い方へ解釈するか。同じ現象を見ても、どんな場合でも、暗い方へ解釈すつ人がいます。まずは明るい方へ解釈する喜びを体験すると、あまり頭に来なくなります。<博士論文:152-2>:

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博士論文

2007年07月22日 | 第4章:人の心を上手に傾聴する方法
賢い人は相手の長所を見つけ、愚かな人は相手の悪い所を見つける。これは古来から、どこの国ににも存在する言葉です。さて、愚かな人は、何故、長所より、悪い所を直ぐ見つけるのか、その理由を理論的に書いたら、博士号が貰える分野です。案外難しいのです。悪い所、と言っても、ある人には美しく見えたり、良く見えたりしていますので、そこをキチンと論文に書いていかなければなりません。人を悪く言う人の特徴は<人間嫌い>です。何故人間嫌いになるのか?人間が嫌いですと、決して幸福感が得られません。正直に生きれば人間嫌いになるかもしれません。今日から5回にわたり、人間が好きになる方法を思索していきます。:<博士論文:152-1>:

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<現実>の解釈に病理あり?

2007年07月21日 | 第4章:人の心を上手に傾聴する方法
人は<同じ繰り返し>をする事で安定した生活を送る事が出来ます。その繰り返しが、良い場合もあれば、悪い場合もあります。どんなに良い治療をしても、また、再入院してくるーーー。何故でしょう?心理療法の重要な視点の一つに<アイデンテイテイーの統合に病的なゆらめきがある>と言う基準があります。つまり現実離れした考え方をしていると、うまく行かない、と言う事です。現実とは何でしょう?経済学、政治学、宗教学、文化、心理等、色々の視点から現実を解釈していきますが、ここでは身近な人同士の<好き、嫌い>の現実を考えてみましょう。あの人は嫌い、と思ったら最後、生涯嫌う人(私もそうです)が居ますが、それが人類の病理です(業とも言う)。あなたが嫌いな相手でも、あなたを好きな瞬間もあれば、嫌いな瞬間もあるのです。あなたが大嫌いでも、その人はあなたの事など考えずに幸せそうに温泉につかり詩を詠み人生を賛美しています。生涯同じ人を嫌い続ける所から人類の悲劇が生まれ、救いを求める宗教が生まれるのでしょう。この話は私の事です。<探求心:151-5>:

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探究心と愛

2007年07月20日 | 第4章:人の心を上手に傾聴する方法
愛の特色の一つに(もっと知りたい)と言う探究心があります。対象が学問でも恋人でも同じですが探究心に燃え上がっている人は幸せです。しかしこの世界にもバランスが必要で固執障害による身体症状が出るようでは困ります。探究するものが真善美の範囲を外れるとジギル氏とハイド氏のような異常者が出現してしまいます。さて大脳は不思議な特色があります。何か一つ幸せな部分があると全体が幸せであるかのように錯覚を与えてしまう特質です。一つの愛に満たされていると他の愛や探究心をブロックします。この特質を上手に利用すると短期間に(好きこそまのの上手なれ)の諺を具現化します。その道のベテランになりますと人生が益々開けてきます。愛する相手が異常者ではなく、真善美を愛する人でありますように:<探究心:151-4>:

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美を楽しむ

2007年07月19日 | 第4章:人の心を上手に傾聴する方法
日常をいらいらした感情生活をしていると、免疫力が低下し健康を害しやすい体質になります。そのような厳しい現実を少しでも幸せにする方法の一つに(美しいもの)にうっとりし感動する時間を意識して作る方法があります。心は何故か美しいものに触れると努力しなくても幸福感に満たされます。美しいものに触れる秘訣は(美しいものを見たい、見たいと意識する事)。意識すると道端の小さな野草、すれ違う子供の笑顔、小鳥の鳴き声、好きな音楽や詩を口ずさみ、身近な友の小さな愛情を感じてきます。一番美しいものは自分の魂、魂は真善美の原型です。:<探究心:151-3>:

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探しても個性の美が無い人がいた?

2007年07月18日 | 第4章:人の心を上手に傾聴する方法
<不幸だ>と嘆く人を観察すると欠落した哲学があります。どんな哲学が欠落しているか、と言いますと、人生の使命感、何の為に自分が生きているか、何をしたいか、が明確になっていません。治療の過程で、この人はどんな個性の美があるか、を必死で探すのですが、見つからない場合が多いのです。見つからない原因は、その人が自己実現への道を殆ど考えた事がない、と言う事実が判明しました。潜在能力を沢山所持しているのに、自分の道が何かを考えて居ないので能力を発露するチャンスが無かったのです。または、自分の事ばかり考えている人は、潜在能力が発揮できません。自分と人々の幸せをバランス良く考える人は自然と道が明確になり、潜在的な個性の美が実に美しく開花すます。自分の生き甲斐とは何だろう、と常に自問自答すると必ず答えが意識に上がります。:<探求心:151-2>:

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相手の個性の美を探すと、どうなるか?

2007年07月17日 | 第4章:人の心を上手に傾聴する方法
聞き上手な人は、とても幸せです。無理にそうしている訳ではなく、自然に聞き上手な人が居ます。その人は人々から尊敬され愛されます。心理学を勉強した訳でもなく、その人の人生哲学がいつのまにか、聞き上手にしているのです。人々は何故か、その人を信頼し、ことあるごとに相談に行きます。聞き上手の人々を観察してみると、色々ありますが、今回は、相手の個性の美をじーっと傾聴しながら、探し出す喜びを密かに楽しんでいる事例を思索してみます。この種の人は、人生の美しい部分を探求する熱意が非常に大きな人です。探求心が良い方向に発揮されている例ですが、悪い方向に発揮されると世の害毒ともなります。個性の美を健全に探し出す人々は世の宝物です。健全な探求心が何故生まれるのでしょうか?:<探求心:151-1>:

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のびのびと人を愛する喜び

2007年07月16日 | 第4章:人の心を上手に傾聴する方法
日本人が大好きな<華厳経>が<聖ヨハネ福音書>と深い関連がある歴史を知る人は案外少ないようです。この二つは人を愛する方法が分かりやすく書かれています。さてどの文化でも歴史でも、人はのびのびと人を愛する事が大好きなのですが、相手の魂を意識して人をのびのびと愛する場合と、相手の美しい肉体を意識して愛する場合、どんな違いが生まれてくるか、再考したいものです。自然にのびのびと人を愛する、制限を設けずに、のびのびと愛する喜びは、実は誰にでも出来る事なのですが、魂を忘れて肉体を愛する人々が多すぎます。もう一度、誰もが所持する魂を意識すると、自分の本能を恐れずに、のびのびと人々との愛に生きる事が出来ます。魂は実に健全なバランスを暗黙の内に人をリードしています。魂は病むこともなく、老いることもなく、永遠不変なもの、臨終と共に肉体から離脱する知的生命体である、とはオックスフォード大学で数百年も教え続けている哲学です。:<悪人論:150-5>:

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神様、お許し下さい

2007年07月15日 | 第4章:人の心を上手に傾聴する方法
現代日本社会には宗教に対して病的な偏見があり、その為に、かえって心の病気が多発している真実に人々は気づいていません。比較宗教学から考えると信じられない現象があります。同じ家に神棚と仏壇があり、何ら矛盾した自分に気づいていません。もともと仏教は無神論なのですが、時代と共に有神論に変化してきました。多神教といっても日本の場合は百万の神の文化ですから、それを大事にしましょう。さて愛の領域と悪の領域での複雑な愛の悩みは単純に解決出来ます。哲学と宗教と深層心理学を駆使して素人が対応するには難しすぎます。日々の生活の中で、恋人、友達、仕事仲間、親、夫婦の間での、重く哀しい色々の想いが襲ってきたときは、単純明快に<神様、お許し下さい>と人知れずに沈黙の中で、謙遜に許しを乞う習慣をつけると下手なカウンセラーに相談する以上の癒やしを必ず感じます。:<悪人論:150-4>:

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愛から憎しみへ

2007年07月14日 | 第4章:人の心を上手に傾聴する方法
相思相愛の関係に於ける、その温度差の違いまでは、人間として当然の精神状態ですが、ここからが運命の分かれ道が生まれてきます。期待通りの愛を貰えない時は、正直に言えば済む事ですが、愛は無言の内に気づくべきだ、という奇妙な考え方が存在しています。儒教文化圏に多いようです。奥ゆかしい愛、これは美しいものの一つですが、身体症状(ねむれない、食欲が無い)を生じるくらい我慢している事が問題です。期待通りに愛してくれない、と逆恨みする人が居ますが、ここから<愛の悪徳の領域>に突入します。愛は正直に求め合うもの、駄目なものは駄目、自由意志を持つ人間の尊厳は、この正直に表明しあう姿が大切で、期待通りに愛してくれないと逆恨みする所から犯罪、悪が生まれてきます。:<悪人論:150-3>:

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愛と罪の意識

2007年07月13日 | 第4章:人の心を上手に傾聴する方法
人は勝手に他者に想いを寄せ、期待通りに愛されなかったと怒り、嫌がらせをしたり、泣いたり、哀しんだりして生きています。相思相愛に至る関係は珍しいくらいです。その相思相愛の関係でも温度差があります。期待通りに愛されない、とわめき騒ぐのは人間らしい現象ですが、極めて愚かな事です。思考、感情、行動の有り様について考えが低いからでしょう。愛の世界を永続させる為に、どうしても必要な心がけがあります。節度と礼節、親しき仲にも礼儀あり、この関係を許しの世界と呼んでいます。互いに白髪になるまで愛し合う秘訣がこの温度差での愛と許し、この知恵はいまから5,000年くらい前に生まれた<ギルガメッシュ叙事詩>にも詠われています。永遠の愛を憧れる人類の知恵のようです:<悪人論:150-2>;

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愛を信じない人

2007年07月12日 | 第4章:人の心を上手に傾聴する方法
人類が誕生し、身近な人の死の哀しみから、何となく神話が生まれ、宗教が生まれ、哲学、芸術等、人の心について、色々の考え方が、現在、地上に存在しています。生き甲斐を感じる前提条件は、何といっても愛でしょう。さて以前私は、悪人呼ばわりされた事があります。私の人生で一番、辛い時期でした。何故、私が悪人なんだろう?と悩みました。勝手に片想いされて、愛が満たされないからと逆恨みされたのでしょう。逆の場合もありました。こちらが勝手に好意を感じ、期待通りに愛を貰えないと逆恨み。こうして人類は生きていくようです。<愛>と<悪>について5回にわたり思索していきます。人の愛は信じるに値するものなのか?神の愛だけが信じられるものなのか?そのバランスを心理療法の立場から考察していきます。:<悪人論:150-1>:

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