五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

名園で語りを聴く

2015年06月11日 | 第2章 五感と体感
名園で語りを聴く2015年6月11日

初めて清澄庭園を訪れました。
花菖蒲が満開でした。艶やかな花の色に梅雨の合間の太陽が降り注ぎ、花菖蒲が咲く周辺ではお弁当を広げ長閑に昼の時を愉しんでいる人が程良い按配で散らばっていました。

清澄庭園は、紀州の紀伊国屋文左衛門の庭園に後に岩崎彌太郎が商船に各地の名石を乗せ、収集し設えた庭です。東京に城が建つと噂されるくらいの勢いだったようです。石の景色だけを見ると江戸城以上かもしれません。

水の交通に便の良い木場や白河であるから叶ったであろう名石庭園。

広い池にはいくつかの島があり、池の端の巨石を踏みながら散策できるようになっています。

その池には庭全体を見渡すことのできる涼亭があります。

昨日は、そこで語りを聴く機会を頂きました。

友人の紹介で随分前にお目にかかり、「老子」や「求めない」の執筆者・加島祥造先生の御縁との繋がりもあり、いつかは聴きたいと思っていました。

柴川康子さんの老子の語りと盛岡弁での宮沢賢治の語りは、身体に強い負荷のかかることの無い空気に乗せたような声から醸し出す「ことだま」であり、優しく人肌の温もりの中にいるようでした。
「うつくしく歳を重ねていらっしゃる方だ。」と、思いました。

「美しい」とは、決して重ね続けるものでは無いことを池の水面の輝きの中で戯れる鷺を眺め、やはりあえて漢字では書きたくないのが私の「うつくしさ」の概念であることを改めて考えるのでした。

ことだまは言霊です。ことだまを操るにはまだまだ甘い自分を反省しながら、深川丼に舌鼓を打つのでございました。

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