五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

鯉のぼりに思う

2012年05月04日 | 第2章 五感と体感
五月五日は子供の日。

我が家も小さいながら鯉のぼりを毎年はためかせていました。
子供が小学生くらいまでの話です。

先日の東北旅行では、庭に大きな鯉のぼりが泳いでいる風景をあちらこちらで目にしました。

連休中、糸の切れた凧のように動き回る息子を垣間見ながら、昨日だけは夜家に居るのを狙って、菖蒲の葉を湯船に入れました。
菖蒲湯は毎年欠かさず、行います。何となく、毎年続けている風習を怠ると悔いが残るように思い、続けているわけです。

昔から伝わる伝統行事は、いつしか歳時の顔となり、巡る季節の象徴となり、それぞれの家庭の暮らしの中に根付いていきます。

さすがに子供も成長し、ここ十年は鯉のぼりを出していませんが、路を歩き、鯉のぼりがはためく様子を眺めると、その家のお子様の健康や行く末を自ずと祈る気持ちが湧き出してきます。

この国の行方を祈ることと同じかもしれません。

子供の将来を考えてこそ、この国の行方が明るくなるように思うのです。

子供の日。好き一日でありますように^^/

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まっすぐ見る

2012年05月04日 | 第2章 五感と体感
人と話す時、相手と向き合い、目を見つめます。

大抵、信頼関係が結ばれていると、互いに目を見合いながら会話が進んでいきます。

人と話すと時、目を見合うのが当たり前のことだと思っていたのですが、いつものように目を見て話をしようとすると視線を避ける人もいれば、まっすぐ相手の目を見れば見るほど相手の心の中に防衛機制が広がってゆくのを感じる事もあります。

まっすぐ見ること
まっすぐ見られること

確かに、私自身も自分の中に何らかの防衛機制が働いていると、相手の目を見ることができない時があります。

傾聴する際、相手の目を見つめながら、湧き出る防衛機制を利用することもあります。そうすると、感情転移的な現象に遭遇したり、言い訳になったり、子供時代のことを話し出したり、話題を変えられたりすることがあります。その人が話したいと思った内容やや湧き出した感情には、必ず意味があるのです。

それらを否定もせず肯定もせず、下手なコメントは一切言わず、ただただ聴いていきます。

そのような状態が少し続いていくと、いつしか目を見て話をしてくださるようになっていきます。

数分でまっすぐ見てくださる方もいらっしゃれば、数か月かかる方もいらっしゃいます。
でも、まっすぐ見られることに何らかの防衛機制が働き続けていると、いつしか私から離れていきます。

「この人と話したい」という情動が湧いてくると、自然と目と目が合うのです。

人との出会いは一期一会だと思っています。出会った方々と交わす言葉は尊いものです。

だからこそ、まっすぐ見る…という行為は、基本中の基本だと思っています。

他者との関わりの中で、自分が吐き出す言葉には、何らかの傾向があります。自分の傾向は、一体どんな防衛機制と繋がっているのか、そのことをある程度自覚しながら、目と目を合わせていきたいものです。

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