五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

不器用

2012年04月05日 | 第2章 五感と体感
自分を表現することの一つに「不器用」という表現方法があります。

だいたい「私は器用な人間だ」と明言する人は聞いたことがありません。他者が相手を評価する時、「あの人は器用な人だ」と表現する場合、結果においての人物評価である事が多く、その人そのものの性格を指しているわけでは無さそうです。

器用だと思われる人ほど、先を読む想像力があり、守りも強く、案外、心配性のように思う事もあります。心配な事を先回りしてして、先手を打ち、上手く立ち回ることができたらいいのにと日々思うのですが、「それができてりゃ、こんな生活しとらんわ!」と笑い飛ばす会話を何度してきたことでしょう(笑)

そもそも不器用って何でしょう。

表装の師匠からも「不器用な人ほど長続きする」と言われ、その言葉をお守りのように信じてきたようにも思います。

技術のこと。
人柄のこと。
それぞれを評価することにおいて、「器用」「不器用」は、誰でも解りやすい言葉ではあるのですが、この言葉ほど深い言葉は無いのです。

自分の本音を大切にすることで敵を作り、衝突も多く悩みも深かったりすると「不器用な人ね」と言われたり、かといってそつなく対応し守備万端の人に対して「器用な人ね」と言われたり…。

どちらかというと、「不器用な人ね」という表現のほうが、愛らしく親しみが湧くのが一般的かもしれません。

昨日の新聞でAKBのあっちゃんの写真集に「不器用」というタイトルが付けられていることを知り、つらつらとそんなことを想ったわけです。

何かの技術にしても、手先が器用で「私は出来る」と思っている人よりも、じっくりと悩みながら工夫しながら学んでいく方が、技術だけではなく、その背景にある精神性も深くなっていくように思うのです。

私も自信を持って不器用だと言うことができます。

年度の始まり、今年度の私の目標は不器用さをさらけ出す。。。っていう目標でいいのかな。。。と思ったりしております。

不器用さをさらけ出して居直るのではなく、真摯に向き合う精神を大切にできれば、と思うわけです。

あっちゃんをよく知らない私でも、こんなことを考えさせるアイドルってスゴイ…^^;

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