五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

考え方を考える

2010年11月22日 | 第2章 五感と体感


☆自分が死んだらどうなる?

☆自分はどのような思いで死んでいくのだろう?

☆私は何のために生きているのか?

☆何が生き甲斐なのか?

☆そして、心と体と魂を大切にしながら私は生きているだろうか?

形として見えないことをどのように思索していけばよいのでしょう?

「死ぬということはどういうことなのか?」「自分はなんで生きているのか?」「生きるとは何か?」

どんなに大事に育てられても、どんなに文明が発達しても、人の心には普遍的なテーマが宿っています。

昔は道徳という授業がありました。私が小学生の時は、全共闘真っ盛りの時代で、団塊世代の熱血先生が教鞭をとって若さを発揮していました。そのせいか、生徒達によく議論をさせました。昭和30年代生まれの人は、なんとなく思索好きな傾向があるように思います。
時代性は、「どのように考え方をまとめていくか」という傾向からも見えてくるように思います。
議論好きだけれど、それがまとめられず、グルグルと回っていく傾向。。。というと、フンフン、、、と頷く方が多いかもしれません。

昨日、東大でおこなわれたハーバード大学の教授の講義を再放送で見ました。

哲学者の柱(定義)を三つ立てた上(アリストテレスとプラトンとカント)で、道徳をテーマにディベート。ファシリテーターの教授は、学生に考えさせる能力を最大に発揮させていきます。

三つの考え方を支柱にし、そこからぶれずにディベート展開していく教授の整合性に惹きこまれました。ぶれないと同時に視野は無限です。

考える力を養うには、「はい、考えましょう」だけでは、実りが少ない事を痛感しました。

思索は、人に与えられた永遠のテーマなのだと思います。

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