五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

理想を考えてみる

2010年11月06日 | 第2章 五感と体感
自分の理想の姿であるにも関わらず、その理想が自分の行く道を阻んでいるとしたら、「その理想が自分を囚われの身にしている根源である」ということがあるようです。

または、自分が理想とは程遠い状態であるのに、あたかも理想の姿であるかのように振る舞ったりするケースもあります。

他人事のようですが、私自身にも当てはまることです。

生まれてから今日までの成育環境は、自分自身にしか通用しない概念が同時に育まれています。
当たり前だと思っているのですから、そこに疑いはありません。

でも、成長するとともに、自立した行動が増えてきます。

そうすると、「相手&他者」という存在が自己との比較考察の対象として自分自身に迫ってきます。

そこで、自分の「考え方」と「やることなすこと」と「現象に対して湧き出してくる感情」が、個性化したものとして表出します。

生まれ育った環境、社会的環境、時代性に加え、親から受け継がれたDNA、そして年齢を重ねていくごとに変化する体と経験が「自己の解釈」を生んでいくのです。

同じことを目指している仲間でも、理想のあり方は人によって様々です。

ここで云う「理想」は「夢」とはちょっと違います。

・・・こうでなくてはならない。
・・・こうしたい。
・・・こうありたい。
・・・こうであるべきだ。

案外、自分を縛りつけているのが、「自己概念から生まれる理想」だということに気付いたら、本音の気持が湧き出しやすくなるかもしれませんね。。。

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