五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

人が好き「傾聴10」

2010年03月06日 | 第1章 意識と知覚
人が好きですか?

傾聴について書いてきましたが、今日がとりえず最終回です。
時期がきましたらまた書きます。

昔、人嫌いの神父さんに会ったことがあります。私はその神父さんを知りたいと思い、ミサを通して私なりの心の交流を図ろうと思いましたが、無駄でした。図ろうと思う私のほうが気持ち悪さを感じ、得も知れぬ不快感と不安感が自分を支配するようになりました。
そこで、どんなことを感じたかというと、
「自己肯定・他者肯定」の問題です。
表面的には「自己肯定・他者肯定」なのですが、彼の心の奥底にある「自己否定・他者否定」が私を気持ち悪くさせたようです。
つまり、「神父さんは皆、人が好きである」という私の思い込みと理想が、私自身のアイデンティティのギャップを生み、不安感を呼び起こしたのです。

それ以降、神父にも人嫌いは居るのだ。。。人間だもんね。。。でも、これからはそういう人には近づくのはよそう。。。ということを学習しました。

私は人が好きです。
人の持つ感情の曼荼羅に触れることは、私自身の中に宿る見えてこない感情を呼び起こしていきます。
人を知ることは、自分を知ることと同じなのです。
幼いころから、父の転勤の関係で、知らない土地で、風習の違う人々と交流する術を身につけてきた私は、人の感情を見つめることが習慣となり、いつしかそれを楽しむようになっていました。
同じ言語を持つ人々との交流の中にも異文化交流の面白さがあります。

「どうやったら傾聴がうまくできるのか」10日間にわたり、理想的なことを書いてきましたが、これらの内容を修業していくのが「傾聴したい人」に課せられた課題です。

「個性の美」を人から見出すことのできる聴き手でありたいと思います。

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