歩く・見る・食べる・そして少し考える・・・

近所を歩く、遠くの町を歩く、見たこと食べたこと、感じたことを思いつくままに・・・。おじさんのひとりごと

不思議です!「阿武隈洞」は地底人の遺跡か?

2007年11月13日 | 旅の話し
昨日の続きです。

とうとうと云うが、念願のと云うか、初めての「鍾乳洞」です。

4、5年前、北茨城に一泊旅行に行った時、「阿武隈洞」の見学を予定したことがありました。しかし、チョットしたトラブルで中止したのです。丁度「スギ花粉」が舞い始めた時期でした。

2日目、阿武隈洞に向かう為、北茨城インターから常磐道に入りました。料金所で通行券を受け取り、「水戸方面」と「いわき方面」の本線に入る分かれ道で、ぼんやりしていて「逆方向」の「水戸方面」に入ってしまったのです。

間違いに直ぐ気が付いたのですが、数日前より配偶者が「鼻炎」で鼻を赤くしていたのですが、この日は特に症状が酷くなり、旅行気分もそがれ、引き返すのは止めて、真っ直ぐそのまま帰路に着いたのです。

そんなこんながあっての「阿武隈洞」です。昼食は高速の休憩所でカレーを食べました。私の方は「豚カツ」入りです。

この「豚カツ」には夕方まで悩まされたのです、油が最悪でした。きっと「創業当時」より、ウン十年「継ぎ足し」をくり返した「秘伝の油」じゃなくて「ヒデー油」のようです。

しかし、揚げ物で「胸焼け、げっぷ」何て症状は「老化現象」の一つなのでしょう。昔は「怪しい食堂」の「怪しい揚げ物」を食べても、何の問題も起こりませんでした。

それで、阿武隈洞ですが、磐越道の小野インターで降り、30分ほどで到着しました。

これが、予想外の「大規模な施設」なのです。

私は、小さな「こぢんまり」とした所だと思っていました。小さな駐車場で、その先には小さな入場券売場、その先の小さなドアを開けると鍾乳洞の入り口が・・・・・・。

入場券を売っているのは「お婆ちゃん」で、入場券を買った客に、

「その先の扉を開けてお入り下さい。中は暗くて、足元は濡れていて滑り易いですから・・・・・・」何て声をかける。

そんなイメージだったのです。

でも、しかし、この広大な駐車場。


いろいろな施設があるのです。


この銅像、裸足の可愛い足、小さな指で「一生懸命」お星様を差しています。側に居るママに何かお話をしているようです。

可愛いので、頭と足を撫で撫でしてしまいました。

見学時間は40分もかかるのです。


さぁ、立派なゲートから中に入ります。入場券は「お婆ちゃん」ではなく、自動販売機で買いました。1200円だったけ?


階段を下ります。


始めは暗いのですが、奥に進む連れて目が慣れてきます。スゴイです。初めてみる不思議な眺め。


ヌメットした「怪獣」の皮膚のような表面です。触ると濡れています。あれ!もしかして、触ってはいけなかった?


こんな階段が何ヶ所かあります。鍾乳石もスゴイのですが、階段を登ったり降りたり、腰を屈めたり、身体をよじったり、かなりスゴイコースです。

入り口の注意書きに「心臓を患っている方はご遠慮下さい」とありました。見学可能年齢は60歳代迄でしょう。



鍾乳石らしい鍾乳石です。


階段を登り終わり広いホールに出ました。仏像が林立している様に見えたのです。思わず「あっ! 仏像がイッパイ!」と云ってしまいました。

傍らのイスに「案内係」のおじさんが腰掛けて居たのです、急に立ち上がり、

「あれは鍾乳石で、自然のままです。8千万年かかって自然が造りだしたものです。鍾乳石は石灰岩が・・・・・・」と、説明をはじめました。

おじさんの説明に時折頷きながら、立ち並ぶ「仏像」の群を見つめていました。ホントに不思議です! 神秘的です! 観ているだけで「講釈」はいりません。


こちらは妖怪?


配偶者も、驚き、感動し、黙って見つめていました。


不思議です。8千萬年の造形。


石のタケノコ、石筍です。1㎝伸びるのに百年近くかかるのです。


銀河系の果てにある「謎の惑星」、SF映画のセット?


兎に角、凄かったです! 感動と云うよりも、不思議な体験でした。まさに、謎の地底王国です。もしかして、地底人の遺跡か? そんな気持ちにさせるのです。

案内にあった通り、丁度40分の体験でした。私達は「トテモ平均的」なのです。

阿武隈洞は「人類」として、一度は自分の眼で確かめるべき「自然遺産」です、そして「観光施設」です。

今回の旅もここで終わりです。

白河関で芭蕉を思い、陸奥への漂泊に誘われ、白河ラーメンを食べ、

岳温泉で貸し切り展望風呂に浸かり手足を伸ばし、美味しい会席料理を食べ、

安達太良山のゴンドラに揺られて、恐怖を味わい、

浄土平で硫黄の臭いを嗅ぎ、つばくろ谷で紅葉と絶景を眺め、

そして、阿武隈洞・・・・・・。

今回の一泊二日福島の旅は大成功でした。配偶者もトテモ喜んでくれました。

19回にわたる「福島の旅」は今回で終了です。

最後迄お付き合い下さり、誠にありがとう御座いました。


それでは、また次回、お会いしましょう。


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