歩く・見る・食べる・そして少し考える・・・

近所を歩く、遠くの町を歩く、見たこと食べたこと、感じたことを思いつくままに・・・。おじさんのひとりごと

年末の雑談“与太郎のごろ寝”

2008年12月25日 | 雑談
今日は25日、もうすぐお正月です。

ホントに子供の頃はお正月が楽しみでした。

上から下までぜんぶ新しくするのです。パンツも、シャツも、靴下も、ジャンパーも、セーターも、手袋も、靴も、お正月はすべてが輝いていました。

普段より美味しいものが食べられて、そして、何と云っても“お年玉”です。普段のお小遣いの何倍も収入があるのです。

お正月には、“紙芝居屋さん”が、お年玉を当て込んで、いつもの何倍もの“お菓子と景品”を自転車に、いっぱい、いっぱい、積んで来るのです。

そして、コマ回しに、たこ揚げ・・・・・・、賑やかで、騒がしくて、忙しくて、楽しいのです。

子供の頃のお正月を、もう一度やってみたりして、でも、たぶん、そんなに、楽しくは・・・・・・やる前から、そう思えてしまうのところが、寂しいです。

私の子供の頃は、敗戦後の復興期から高度成長の時代でした。今日より明日が経済的に良くなる時代でした。

そして、いま、今日より明日が経済的に悪くなる時代になりました。テレビや新聞は悪い話ばかりです。

ホントに、何とも、情けない世の中です。

日本は、そんなに「貧しい国」なってしまったの?

不景気何て、“気”のせいです。気の持ちようで景気は回復します。お金が無いのではなく、お金が廻らないだけなのにねェ・・・・・・・。

お金を廻す“キッカケ”を創れば良いのです。


それにしても“貧困”、情けないほど“貧困”、“一億総中流意識”と云われた日本が、あっと云う間に“貧困社会”です。

「総中流意識社会」は“うたかたの幻”だったようです。意識だけが中流でしたから、消えるのも早かったのでしょう。

社会学者に云わせると、戦後の経済格差の少ない社会は、歴史的に「特異」だったようで、いまの世の中の方が一般的なあり方だと云う話を耳にしました。

経済的に豊かでなくても、それなりに「楽しく暮らせる社会」が、理想的で、自然で、無理の無い社会のように思えます。


みんながみんな、金持ち成ろうと思い、競争する社会は異常なのです。


落語の「まくら」で、毎日家でゴロゴロ寝ている与太郎にご隠居さんが、

「与太郎! そう毎日ごろごろ寝ていないで働いたらどうだぁ!」

「ご隠居さん、働くとどうなるの?」

「そりゃー、おまえ、お金が稼げるよ」

「お金が稼げると、どうなるの?」

「お金が稼げると、暮らしが楽になる」

「暮らしが楽になると、どうなるの?」

「そりゃーお前、毎日寝て暮らせる」

「それじゃー、いまと同じだぁ」


お後がよろしいようで。


それでは、また明日。



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