歩く・見る・食べる・そして少し考える・・・

近所を歩く、遠くの町を歩く、見たこと食べたこと、感じたことを思いつくままに・・・。おじさんのひとりごと

映画“レ・ミゼラブル” ② 違和感は消えました

2013年02月20日 | 映画の話し
昨日の続きです。

それで、慌てず、噛まずに、ゆっくりと『レ・ミゼラブル、二人』と云いつつ、運転免許証を提示したのです。これで“シニア割引き”で二人で二千円なのです。

この免許証の提示なのですが、これを“しっかり”と生年月日を確認する“Aタイプ”、遠眼でチラットと見た振りをする“Bタイプ”、まったく見もしない“Cタイプ”の三つに、係員の対応が分かれます。

“エッ!その容姿で60歳以上?”と疑っている振りをして、お客にサービスしてくれる“Aタイプ”に、段々と好意を感じるようになってきました。歳よりも若く見られたいと云う願望が少しずつ膨らんできているのです。もう、そういう歳なのです。

それで、料金を払い、座席を指定するのです。以前は好きなの処に座れたのですが、最近は全席指定になったのです。

何か、面倒と云うか、自由度がなく窮屈感があります。やっぱり、館内に入り、全体を見回して、何処に、どんな奴が、と、いろいろと周囲の状況を観察してから、座席の位置を決めたいのです。

それで、10分ほど待って入館が始まり、チケットに記された№4のスクリーンに向かいます。この4番はトイレから一番離れているのです。レ・ミゼラブルは上映時間が2時間38分で、かなり、危険なのです。

この日は、朝から、それなりに、水分摂取は控えてきたのですが、前回の「東京家族」2時間26分でも途中で1回だけ席を立ったのです。

つまらない話しを書き綴ってしまいまし。それでは本題に入ります。

それで、冒頭の港のドックに帆船を引き入れるシーンですが、遠景から、グングンとズームアップされて、囚人達が凍てつく荒波の中をロープを引くシーンで始まりました。


最初は、全体の様子が良く判らず、徐々にズームアップされてきて、やっと、状況が飲み込めたのです。知っている人は、知っている、“ツーロンのドックシーン”のようです。

映像を観ていて、なかなか良く出来た、迫力のある“セットとCG画像”と思いました。ドックの遠景から囚人のアップまでを、連続した長いワンカット(記憶では)だったのと、映像の様子から屋外ロケとは思えなかったのです。

CG画像は、やっぱり、嘘っぽいので好みではありません。でも、ドックのシーンは“ロケ”だったそうです。荒れる海上の遠景とか、ドック周囲の背景とか、実写とCGの合成なのでしょう。

それで、舞台ミュージカルの映画化なのですが、舞台のセットは、何と云っても、それなりに作られていても、やはり、それは舞台のセットで、映画のセットとは実物感がまったく異なります。


何が、云いたいのか、と、云えば、セリフがすべて歌で語られる違和感です。これが、どうも、馴染めないのです。それで、ミュージカルは、ちょっと、ちょっと、だったのです。


映画となると、舞台よりも“リアルなセット”をバックに唱われるので、違和感は、かなり、かなり、と、思っていたのです。


結論を言います。最初は抵抗があったのですが、これが、不思議なことに、物語が進むにつれて、セリフを語っているように見えてきました。まったく違和感が消え、とても自然なのです、うん! そうか、そうか、でした。

ミュージカルも、ミュージカル映画も、これは、それなりに面白いと思いました。


ミュージカル映画、“レ・ミゼラブル”は感動です。

きょうは、このくらいで。

まだ、まだ、レ・ミゼラブルは続きます。


それでは、また。



コメント
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