歩く・見る・食べる・そして少し考える・・・

近所を歩く、遠くの町を歩く、見たこと食べたこと、感じたことを思いつくままに・・・。おじさんのひとりごと

曳舟で“銭湯”に“京がんも”

2008年06月04日 | 東京の風景
昨日の続きです。

曳舟駅前の通りを明治通りに向かって歩き出したのですが、ここはやはり、何と云っても“表通りよりも裏道”と、この交差点を右に曲がりました。


この日も、一応は前日にダウンロードした地図を持参しているのですが、やはり、何と云っても“行き当たりバッタリ・ウロキョロ方式”で彷徨います。

一応、東武亀戸線“東あづま駅”を目指して歩きます。

曲がった先に踏切が見えます。あの車両の色は京成押し上げ線です。左に京成の曳舟駅がある筈です。


踏切手前で、立ち止まり、上を見上げてしまいました。


この下町の! この曳舟界隈に! こんな高層建築が! そびえ立ちつのです。とうとう、ここまで再開発事業が迫って来たのです。


ペンキの剥げたトタン屋根、色褪せたモルタル外壁、路地裏の鉢植え、通りに寝そべる猫・・・・・・、そんな風景が、こんな風景に変わるのです。

ゴチャゴチャして、暗くて、寂しくて、哀愁漂うこの町も、スッキリ、明るく、賑やかな、ふつうの都会に変わってしまうようです。

“まぁ、そう云う事なんだよなァ~・・・・・・。俺の好みと都市計画は何の関係も無い訳だしなァ”と、思いつつ、暫し、建設中の高層ビルを眺めたのであります。

兎に角、踏切を渡ります。踏切が好き何です、下町の踏切は特に好きです。


踏切を渡りながら見る、線路のある風景がいいのです。


カーブした先の直線に“味わい”があります。この直線の先に“京成押上げ駅”が在る筈です。


踏切を渡った先に“銭湯”です。

お風呂屋さんとか、大衆浴場とか、古くは“湯屋”とか呼ばれていましたが、私は銭湯です。


子供の頃、こんな銭湯が近所にあり、友達と遊んでいました。銭湯は遊園地でした。

想い出しました! 

お尻に石鹸を擦り、洗い場のタイルの上に座り、湯船の淵を両手で掴み、丁度、水泳のバックのスタートスタイルで、思いっきり淵を足で蹴り、タイルの上を滑って距離を競っていた頃・・・・・。



大きな屋根、高い煙突、下町の風景です


駅前再開発が終わっても、この銭湯は、ずっと、ずっと、ここに在るのでしょうか・・・・・・。“曳舟湯”さん頑張って下さい!


銭湯の隣には“お豆腐屋さん”です。


店先は、ゴチャゴチャです。整理整頓には拘って居ないようです。


味には拘っていて、それ以外の些細なことには気を使わないようです。品書きの貼り紙も傾いていますが、そんな事は気にならないようです。


“京がんも” 椎茸、銀杏、胡桃、ちょっと食べたくなりました。“京がんも”ですから、普通より小ぶりなのが5個ぐらい何でしょうね、500円ですから。

揚げたてを生姜醤油で食べたらきっと旨い筈です。焼酎のつまみにもいいし、甘辛に煮て、ご飯のおかずにも合うし、兎に角、揚げ物は美味しいのです。

まだ、お昼には時間があります。


美味しくお昼を食べるため、まだ、まだ、歩きます。


それでは、また明日。


コメント
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