歩く・見る・食べる・そして少し考える・・・

近所を歩く、遠くの町を歩く、見たこと食べたこと、感じたことを思いつくままに・・・。おじさんのひとりごと

東武線“曳舟駅”から歩き始めます。

2008年06月02日 | 東京の風景
さァ~てェ! 久ぶりの東京です。

今回も、東京の端っこを歩きます。端っこと云えば、あの“東武線”で、そして、千葉方面に向かう、あの“総武線”です。

今回は、何故か?2つのお寺の様子を探り、最寄り駅からの道順の確認が“隠された使命?”となっております。

それでも、兎に角、いつものように“ウロウロキョロキョロ”と、いろいろと歩き廻ります。

何たって、東京の端っこで、下町で、東武伊勢佐木線で、東武亀戸線で、総武線ですから、かなり、期待は高まるのであります。

なるべく、始めてのコースを辿り、始めての町並み、始めて風景を、たっぷり堪能したいと思っております。

この日(5/27)先ずは、北千住で降り、東武伊勢佐木線に乗り換えです。伊勢佐木線と云えば、あの“堀切駅”があり、堀切駅と云えば、あの“東京物語”の舞台となった駅です。

そして、東京物語と堀切駅と云えば、以前、ブログでに書いた「東京物語と堀切駅の真実」です。

“衝撃的?”なお話です。ご覧になっていない方は、直ちに、2006年11月15日のブログ、“小津の「東京物語」と堀切駅の真実”をお読み下さいねェ。

それで、その“堀切駅”に到着です。部屋の中が丸見えです。その先に見える土手の上で、死期の迫った“東山千栄子のお婆ちゃん”と“孫”が遊んでいたのです。


この駅のホーム、駅舎、周囲の風景は、撮影当時とあまり変わっていない様に見えます。人影もなく、寂しく、暗く、“端っこ感”溢れる、ちいっちゃな駅です。

それにしても、この部屋の住人は“どんな人”なのでしょうか? 若い女性で無いことだけは確かです。

この時、思いました。この部屋で深夜に一人、東京物語のビデオを観たら、たぶん、現実と映画の世界が、重なり、混じり、溶け合って、不思議な“モノクロームの世界”を彷徨えるかも知れない・・・・・・・と。

そんなことを考えていると、“鐘ヶ淵”に到着です。鐘ヶ淵と云えば、“鐘ヶ淵紡績”で、あの今はなき“カネボウ”発祥の地です。


“カネボウ化粧品”はある見たいですね。それにしても、「かねがふち」の言葉の響き、とても寂しく、哀愁を感じてしまいます。

辞書で「淵」を引くと、「川・沼・湖などの水が淀んで深い所」、「浮かび上がることのできない境涯」、例、「絶望の淵に沈む」とあります。

カネボウも「絶望の淵」に沈んでしまいました。社名がそもそも、暗く、寂しい、“結末を暗示”していたように思えます。

そんな、暗く、寂しく、淀んだ、「鐘ヶ淵」がとても好きなのです。でも、ホントに落ち込んだ時は、訪れてはいけません。深く沈んで浮かび上がれなくなります。

そんな、こんなを、考えていると、今回のスタート地点、曳舟駅に到着です。

この駅は“亀戸天神”でお馴染みの“総武線亀戸駅”に向かう、東武亀戸線の始発駅になっています。

他の駅よりは、かなり大きく、賑やかです。連絡通路にこんな看板が、


わたしも、亀戸線には乗ったことがないのですが、亀戸駅の一つ手前に“亀戸水神”何て駅があるようです。

お祖父ちゃん、お婆ちゃんには、「次は~、カメイドスイジン~」何て車内放送が流れたら、間違いなく「カメイドテンジン」に聞こえてしまいます。

かなり、間違えて降りる“天神様”の“参拝客”がいる筈です。それにしても、亀戸水神は知りませんでした。

いよいよ、この駅から歩き始めます。

それにしても、通路に洒落た「駅そば」があったり、


長~い通路があったり、これまでの、堀切駅、鐘ヶ淵駅とはイメージが異なります。


やっと、改札を出ました。


曳舟駅で降りるのは、生まれて初めてなのです。

さぁ、いよいよ、歩き始めます。


それでは、また明日。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする