歩く・見る・食べる・そして少し考える・・・

近所を歩く、遠くの町を歩く、見たこと食べたこと、感じたことを思いつくままに・・・。おじさんのひとりごと

我孫子でふれあって“猫八と葉毛糸”

2008年05月26日 | 街の風景

先週の続きです。

成田、印西へ向かう“普通の道”である356号線を駅前に向かいます。

駅前の交差点より、住宅地に続く路地を少し入ったところの、普通のお寺です。

普段は、静かで極々普通のお寺だと思います。


しかし、この日、境内にはクレーン車にショベルカーが入っていました。庭を造っているのです。

遠くから眺めていたのですが、なかなか車両は活発な動きを見せず、何やら全員でお話合いをしていました。

大きな石をクレーン車が持ち上げるところを見たかったのですが、暫く話が続きそうなので、本堂にお参りをしました。


こちらの“貘”は牙が一本。良くこの様な“一本牙貘”を見かけるのですが、これは朽ち果て落下したのでは無く、それなりに何か意味がある様に思えます。


寺の住職さんが気が付かない分けがないのです。気が付きながらも、ほったらかしにしている分けが無いのです。

こちらはしっかり2本生えてます。


いつか、きっと、この謎は解かないとなりません。こんど、何処かの、一本牙寺の住職さんに確認してみたいと思います。

まさか、全国的に“貘の牙が外れ易いので、何処でも、誰でも、ほったらかし、の傾向にある”何て事実が明らかに・・・・・・、まぁ、そんな事は無いと思います。

クレーン車も、ショベルカーも動く気配が無さそうなので、興陽寺を後にしました。そろそろ帰路に着く時間です。

“公園坂通り”を下り、“手賀沼ふれあいライン”を走ります。

それで、何ですが、この“ふれあい何とか”が最近増殖中のり様に思われます。

何処にでも、何にでも、そんなに“ふれあい”たいのでしょうか。ふれ合うは、触れ合うで、さわり合うのです。

時代は“触れ合い不足”、触れ合う事に“飢えて”いるのでしょうか? 

“ベタベタ”した田舎から、“サラサラ”した都会に向かう時代から、ベタベタの田舎暮らしへの回帰が始まった? 

“ふれあい”には、“語り合う”と云う意味も含まれます。心と体の触れ合いで、「少子高齢化社会」からの脱却を図る?

“触れ合い、語り合い、楽しい未来、明るい社会”・・・・・・。何か、そんなの何処かで、見たような? 聞いたような?

まぁ。兎に角です。知らない街、知らない風景、知らない人ばかり眺めてきました。そろそろ、知っている人と“ふれあいたい気分”になってきました。

知らない街を一人で漂うのはそれなりに楽しいのですが、体が疲れて来ると、知らない街は寂しくなって来ます。

やっぱり、世の中も疲れてくると、サラサラからベタベタを望むのでしょうか?


兎に角、疲れてくると、好奇心も薄らいできます。

通りすがりに見た、バーナード・リーチの碑です。自転車に跨ったまま、一枚だけパチリ。


この建物は何だろう?


長閑かな風景です。


そんな風景のなか、爆音が空から降ってきました。見上げると、あの“対潜哨戒機P-3Cオライオン”が着陸態勢に入っています。


飛行機が飛んでいる姿は好きです。少し元気になってきました。

話は変わりますが、小学生の5,6年生の頃まで「ヒコーキ雲」が、飛行機のエンジンから出る排気ガスによってできるとは、まったく知りませんでした。

飛行機の航跡の様に見えるので「ヒコーキ雲」と思っていたのです。雲の先端に飛行機を見た事が無かったのです。ホントに恥ずかしい、そして可愛い想い出です。

それで、唐突ですが、可愛い想い出関連で、あの物真似の“三代目江戸家猫八”が、“ハゲイトウ”は「葉毛糸」で、花から毛糸ができると思っていたそうです。

“ハゲイトウ”が「葉鶏頭」と知ったのは、小学生になって暫くしてからだそうです。

隣に住んでいた“綺麗なお姉さん”が、幼い猫八少年に冗談で云った話を、ずっと、ずっと、信じていたのです。可愛いお話です。

それで、話は対潜哨戒機でした。

この辺りだと“海上自衛隊下総航空基地”に向かっている筈です。あの“ロッキード事件”で有名になった軍用機です。

ホント、昔の事になりました。

取手までは、あと一時間ほどです。


そろそろ、次回で“我孫子シリーズ”は終わりそうです。


それでは、また明日。


コメント
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