昨日の続きです。
4品目は「追加料理」です。フロントで宿泊手続きの際に進められた、「天然舞茸」の天ぷらです。一人前だけ頼みました。
この写真、舞茸を一つ食べた後に撮ったものです。それで、写真を見ればお判りの様に、舞茸の天ぷらの脇に「大きな顔」をして「えび天」が一本のっかっているのです。
舞茸の天ぷらは、舞茸だけでいいのです。敢えて「天然」で売っているのですから、正々堂々舞茸一本で勝負すべきなのです。
つい、仲居さんに「何で海老がここに居るの?」と云ってしまいました。
仲居さん曰く「天ぷらには、やはり海老が付き物と云う事では無いかと・・・・・・・」
予想したような回答でした。多分、「追加料理検討調理場会議?」で「天然舞茸の天ぷら」の「盛り付けサンプル」を前にして、
調理長は、
「天然物を売りにしているのであるからして、その貴重感を味わって頂くべきであり、その為には舞茸だけで一本勝負に出るべきである」と、べき、べきを繰り返し主張。
客室責任者、営業責任者、会計責任者の三派連合は、
「天然とは云え「舞茸」だけでは「地味」であり、お客様は不満を抱く、舞茸だけで千円の価格設定では追加注文が取れない、少しでも客単価を上げる為には、「天ぷら界の王者“えび天”は必須条件である」
このような討議を踏まえ、支配人の最終決断が下され「えび天派」が勝利した、そんな気が・・・・・・・。
私としては、「えび天抜き」の「舞茸倍盛り」が望ましいと思うのです。そうでなければ、サンプル写真を見せるとか、「舞茸と海老の天ぷら」と最初から表示するべきだと思うのであります。
まぁ。そんな、こんながありましたが、舞茸の天ぷら、天然物として、歯触り、香り、味、すべて「しっかり」していました。1パック特売99円の「雪国舞茸」との実力の差を見せつけてくれました。
5品目は「えごま豚と通草(アケビ)の胡麻味噌田楽」です。「煮た」のか?「蒸した」のか? えごま豚がアケビに挟まれ、胡麻味噌をかけられ、朴葉の上にのっています。
アケビを「通草」と書くのは知りませんでしたし、食べるのも生まれて始めてです。
「えごま豚」とは、えごまで飼育した豚だそうです。えごまだけを「ひたすら食べて」育ったのかは不明です。また、「えごま」が豚の肉質にどのように影響し、他の豚との違いは何なのか、特に説明も無く、又、質問もしませんでした。
【えごま:シソ科の一年草。インド・中国原産の油料作物。高さ約1メートル。茎は四角。葉・茎は浅緑色、葉は一種の臭気がある。花は白色。果実は小さく、炒いってごまの代用、また荏油えのあぶらを採る。いくつかの品種がある】 広辞苑第五版
えごまの茎が「四角」には驚きました。それで、味なのですが、胡麻味噌の味が強く口に残り、豚もアケビも味がハッキリしませんでした。
横にのっているのは「白い」羊羹の様な物は、アケビの果肉を練って成形したものです。アケビ羊羹? これはアケビ「その物の味?」を生かし、手を加えていない様です。
淡く、柔らかく、やさしい味がしました。これは「かなりOK」でした。
6品目は「松茸と鶏の水菜和え」です。この料理については、あまり記憶に残っていません。
あの輸入松茸と、ブロイラーを「酢」で和えたような料理です。これは、最初に出すべき料理です。
コース最後の手前で、一旦、「さっぱり系」を味わい、メインディシュに繋げるのが定番ですが、これまで、特に「コッテリ系」もなく、特に「満腹」するほどの「量」もなく、ここは、一気にメインディシュに突入しても問題有りませんでした。
7品目は、とうとうメインディシュです。これはよくある「お肉系」と「お魚系」との選択制になっています。ここは、両方味わう為に別々の物を注文。
お肉系は、牛ミンチの「ビーフシチュー風」の煮込み。
お魚系は、サーモン、カニ、貝(種類は不明)のホワイトクリーム煮。
どちらも、それなりにOKなお味でした。
8品目は「木の実ご飯とキノコ汁」です。キノコ汁に入っていた「油揚げ」の表面に「焦げ目」がついていたのです。
最後の、最後に、みそ汁の具と云う「小さな脇役」に、こういう「仕事」をする、調理人の「拘り」は「エライ!」と思います。
仲居さんに、「この、油揚げの焦げ目は、なかなかイイですよ」と、嬉しくなって誉めてしまいました。
キノコ汁、木の実ご飯、美味しかったです。
最後、デザートです。柚のシャーベット、メロン、柿。結構でした。
兎に角、油揚げの焦げ目で、すべてOKになりました。
配偶者も、料理の味、器、盛り付け、量も丁度良く、そして、頂いた個室の雰囲気、窓からの眺め、とても喜んでいました。
和風あり、洋風あり、何だか判らない風あり、いろいろあり、いろいろ文句もつけましたが、宿泊料金を考慮し、総合評価として「ほぼ合格」です。
ここで、ご参考迄に、ホテル名と料金を発表します。
福島県「岳温泉」の「光雲閣」でした。宿泊料金は「一人様一泊18000円」です。
さぁ。次回は、大浴場、露天風呂に朝食チェックです。
それでは、また明日。
4品目は「追加料理」です。フロントで宿泊手続きの際に進められた、「天然舞茸」の天ぷらです。一人前だけ頼みました。
この写真、舞茸を一つ食べた後に撮ったものです。それで、写真を見ればお判りの様に、舞茸の天ぷらの脇に「大きな顔」をして「えび天」が一本のっかっているのです。
舞茸の天ぷらは、舞茸だけでいいのです。敢えて「天然」で売っているのですから、正々堂々舞茸一本で勝負すべきなのです。
つい、仲居さんに「何で海老がここに居るの?」と云ってしまいました。
仲居さん曰く「天ぷらには、やはり海老が付き物と云う事では無いかと・・・・・・・」
予想したような回答でした。多分、「追加料理検討調理場会議?」で「天然舞茸の天ぷら」の「盛り付けサンプル」を前にして、
調理長は、
「天然物を売りにしているのであるからして、その貴重感を味わって頂くべきであり、その為には舞茸だけで一本勝負に出るべきである」と、べき、べきを繰り返し主張。
客室責任者、営業責任者、会計責任者の三派連合は、
「天然とは云え「舞茸」だけでは「地味」であり、お客様は不満を抱く、舞茸だけで千円の価格設定では追加注文が取れない、少しでも客単価を上げる為には、「天ぷら界の王者“えび天”は必須条件である」
このような討議を踏まえ、支配人の最終決断が下され「えび天派」が勝利した、そんな気が・・・・・・・。
私としては、「えび天抜き」の「舞茸倍盛り」が望ましいと思うのです。そうでなければ、サンプル写真を見せるとか、「舞茸と海老の天ぷら」と最初から表示するべきだと思うのであります。
まぁ。そんな、こんながありましたが、舞茸の天ぷら、天然物として、歯触り、香り、味、すべて「しっかり」していました。1パック特売99円の「雪国舞茸」との実力の差を見せつけてくれました。
5品目は「えごま豚と通草(アケビ)の胡麻味噌田楽」です。「煮た」のか?「蒸した」のか? えごま豚がアケビに挟まれ、胡麻味噌をかけられ、朴葉の上にのっています。
アケビを「通草」と書くのは知りませんでしたし、食べるのも生まれて始めてです。
「えごま豚」とは、えごまで飼育した豚だそうです。えごまだけを「ひたすら食べて」育ったのかは不明です。また、「えごま」が豚の肉質にどのように影響し、他の豚との違いは何なのか、特に説明も無く、又、質問もしませんでした。
【えごま:シソ科の一年草。インド・中国原産の油料作物。高さ約1メートル。茎は四角。葉・茎は浅緑色、葉は一種の臭気がある。花は白色。果実は小さく、炒いってごまの代用、また荏油えのあぶらを採る。いくつかの品種がある】 広辞苑第五版
えごまの茎が「四角」には驚きました。それで、味なのですが、胡麻味噌の味が強く口に残り、豚もアケビも味がハッキリしませんでした。
横にのっているのは「白い」羊羹の様な物は、アケビの果肉を練って成形したものです。アケビ羊羹? これはアケビ「その物の味?」を生かし、手を加えていない様です。
淡く、柔らかく、やさしい味がしました。これは「かなりOK」でした。
6品目は「松茸と鶏の水菜和え」です。この料理については、あまり記憶に残っていません。
あの輸入松茸と、ブロイラーを「酢」で和えたような料理です。これは、最初に出すべき料理です。
コース最後の手前で、一旦、「さっぱり系」を味わい、メインディシュに繋げるのが定番ですが、これまで、特に「コッテリ系」もなく、特に「満腹」するほどの「量」もなく、ここは、一気にメインディシュに突入しても問題有りませんでした。
7品目は、とうとうメインディシュです。これはよくある「お肉系」と「お魚系」との選択制になっています。ここは、両方味わう為に別々の物を注文。
お肉系は、牛ミンチの「ビーフシチュー風」の煮込み。
お魚系は、サーモン、カニ、貝(種類は不明)のホワイトクリーム煮。
どちらも、それなりにOKなお味でした。
8品目は「木の実ご飯とキノコ汁」です。キノコ汁に入っていた「油揚げ」の表面に「焦げ目」がついていたのです。
最後の、最後に、みそ汁の具と云う「小さな脇役」に、こういう「仕事」をする、調理人の「拘り」は「エライ!」と思います。
仲居さんに、「この、油揚げの焦げ目は、なかなかイイですよ」と、嬉しくなって誉めてしまいました。
キノコ汁、木の実ご飯、美味しかったです。
最後、デザートです。柚のシャーベット、メロン、柿。結構でした。
兎に角、油揚げの焦げ目で、すべてOKになりました。
配偶者も、料理の味、器、盛り付け、量も丁度良く、そして、頂いた個室の雰囲気、窓からの眺め、とても喜んでいました。
和風あり、洋風あり、何だか判らない風あり、いろいろあり、いろいろ文句もつけましたが、宿泊料金を考慮し、総合評価として「ほぼ合格」です。
ここで、ご参考迄に、ホテル名と料金を発表します。
福島県「岳温泉」の「光雲閣」でした。宿泊料金は「一人様一泊18000円」です。
さぁ。次回は、大浴場、露天風呂に朝食チェックです。
それでは、また明日。