昨日の続きです。
さぁ、いよいよ待ちに待った夕食の時間です。6時45分からなので5分前に出発です。我々の部屋は最上階の5階です。
食事場所は3階の「寿楽亭」という処です。「お席リザーブプラン」の「お席」は如何に?
ところがです。案内されたのは「お席」ではなく「お部屋」でした。どうも双方に「言葉」の行き違いがあるようです。
最近よくある「個室」での食事です。「部屋食」と「会場食」の中間に当たるタイプです。
個室で特に不満はないのですが、何故「個室リザーブ」と云わないのか不思議です。ややこしくなるので、仲居さんにはその事について何も質問しませんでした。
個室で勿論OKデス。
ガラス越しに、ライトアップされた庭園の眺め、明かりは「ともしび風のランプスタイル」、窓の外は雨、軒先から時より落ちる雨の雫がランプの光を反射して、一瞬輝きます。
さぁ。美味しい料理を頂く舞台装置は整いました。
夜の雨、光る雫、室内は明るさを落としています。これはまさに、「♪明かりはボンヤリ灯りゃイィ~ ♪お酒は温め燗でイィ~」になって来ました。
先ずは、「温めの燗」でお銚子を1本注文です。しかし、「肴は焙ったイカ」では有りません。本日は「会席料理」です。
最近は「本膳料理」に対する略式料理としての「会席」に、茶会での略式料理の「懐石」が混ざりあって来たようです。
懐石料理は、あくまで「お茶」がメインです。空腹では、お茶を美味しく飲めません。そこで、暖めた石を懐にいれる事で「空腹」を一時だけ忘れる(ホントにそうなるのか一度、試してみたい)、その程度の料理を意味する説があります。
兎に角、ほんの少し、ホントにちょびっとだけ食べると云うよりも、摘む程度の料理のようです。
今の「会席料理」は、「多品目?、少量!、順番、適温」を意味する言葉として使われているようです。
「暖かい物は暖かく、冷たい物は冷たく」、作り立てを時間を置かずお出しする。これが「会席」の一番の売りになっているようです。
裏返せば、これまで「一般的料金」の「大きな旅館の夕食」は、「暖かい物は冷たく」、「冷たい物は生温く」が主流でしたからね。
まぁ、それでも団体客をメインにしている頃はそれで充分でした。団体の夕食は「宴会」ですから、酔っぱらいに何を喰わせても問題なかったのです。
話しを戻します。
先ずは、季節柄「松茸」です。松茸は見ただけで「有り難く」なり、襟を正、座り直してしまいます。
これまで生きて来て、松茸にお会いできたのは、片手で数えられるほどしか有りません。
当日は、すべての料理を「素材がイイ、包丁の入れ方もイイ、細かい細工がイイ、調理方法がイイ、味付けがイイ、器もイイ、盛付けがイイ等々、「イイ」を連発しました。
でも、ホントは幾つかの料理で云いたい事があったのです。当日は、食事の雰囲気を壊さない様に我慢していました。
配偶者は「文句を付ける」のが嫌いですから、この場では、当日に我慢していた事を、思う存分云います。
先ずは、松茸の隣から始めます。
写真の右端に見えるグラス「食前酒」です。「お品書き」には「地酒と菊花のカクテル」となっています。
飲んでみると、何だか「水ポッイ」味がするのです。仲居さんの説明では「微炭酸」になっているそうです。
云われてみれば、そんな気がしないではない様な味です。酒好きには「水ポック」、あまり嗜まない人には「甘さの不足した何だか判らない」食前酒です。
酒好き、酒あまり好きでない、どちらにしても「中途半端」な味です。
次は、何と、あの!「松茸」に箸をつける時が来ました、何年ぶりでしようが?
それでなんですが、長くなりましたので、松茸の話しは明日にします。
それでは、また明日。
さぁ、いよいよ待ちに待った夕食の時間です。6時45分からなので5分前に出発です。我々の部屋は最上階の5階です。
食事場所は3階の「寿楽亭」という処です。「お席リザーブプラン」の「お席」は如何に?
ところがです。案内されたのは「お席」ではなく「お部屋」でした。どうも双方に「言葉」の行き違いがあるようです。
最近よくある「個室」での食事です。「部屋食」と「会場食」の中間に当たるタイプです。
個室で特に不満はないのですが、何故「個室リザーブ」と云わないのか不思議です。ややこしくなるので、仲居さんにはその事について何も質問しませんでした。
個室で勿論OKデス。
ガラス越しに、ライトアップされた庭園の眺め、明かりは「ともしび風のランプスタイル」、窓の外は雨、軒先から時より落ちる雨の雫がランプの光を反射して、一瞬輝きます。
さぁ。美味しい料理を頂く舞台装置は整いました。
夜の雨、光る雫、室内は明るさを落としています。これはまさに、「♪明かりはボンヤリ灯りゃイィ~ ♪お酒は温め燗でイィ~」になって来ました。
先ずは、「温めの燗」でお銚子を1本注文です。しかし、「肴は焙ったイカ」では有りません。本日は「会席料理」です。
最近は「本膳料理」に対する略式料理としての「会席」に、茶会での略式料理の「懐石」が混ざりあって来たようです。
懐石料理は、あくまで「お茶」がメインです。空腹では、お茶を美味しく飲めません。そこで、暖めた石を懐にいれる事で「空腹」を一時だけ忘れる(ホントにそうなるのか一度、試してみたい)、その程度の料理を意味する説があります。
兎に角、ほんの少し、ホントにちょびっとだけ食べると云うよりも、摘む程度の料理のようです。
今の「会席料理」は、「多品目?、少量!、順番、適温」を意味する言葉として使われているようです。
「暖かい物は暖かく、冷たい物は冷たく」、作り立てを時間を置かずお出しする。これが「会席」の一番の売りになっているようです。
裏返せば、これまで「一般的料金」の「大きな旅館の夕食」は、「暖かい物は冷たく」、「冷たい物は生温く」が主流でしたからね。
まぁ、それでも団体客をメインにしている頃はそれで充分でした。団体の夕食は「宴会」ですから、酔っぱらいに何を喰わせても問題なかったのです。
話しを戻します。
先ずは、季節柄「松茸」です。松茸は見ただけで「有り難く」なり、襟を正、座り直してしまいます。
これまで生きて来て、松茸にお会いできたのは、片手で数えられるほどしか有りません。
当日は、すべての料理を「素材がイイ、包丁の入れ方もイイ、細かい細工がイイ、調理方法がイイ、味付けがイイ、器もイイ、盛付けがイイ等々、「イイ」を連発しました。
でも、ホントは幾つかの料理で云いたい事があったのです。当日は、食事の雰囲気を壊さない様に我慢していました。
配偶者は「文句を付ける」のが嫌いですから、この場では、当日に我慢していた事を、思う存分云います。
先ずは、松茸の隣から始めます。
写真の右端に見えるグラス「食前酒」です。「お品書き」には「地酒と菊花のカクテル」となっています。
飲んでみると、何だか「水ポッイ」味がするのです。仲居さんの説明では「微炭酸」になっているそうです。
云われてみれば、そんな気がしないではない様な味です。酒好きには「水ポック」、あまり嗜まない人には「甘さの不足した何だか判らない」食前酒です。
酒好き、酒あまり好きでない、どちらにしても「中途半端」な味です。
次は、何と、あの!「松茸」に箸をつける時が来ました、何年ぶりでしようが?
それでなんですが、長くなりましたので、松茸の話しは明日にします。
それでは、また明日。