雪香の星月夜日記

山口雪香の歌がたり、ささやき、ひとりごと

静かなる唇ありし微笑(ゑみ)となくかなしみとなく聖母は潤ふ

2017-01-16 21:58:25 | Weblog



さて、16世紀スペインのモラレスの聖母子を写し始めた。


ラファエロに習ったそうだが、どことなくベラスケスに似て、個性的な画風。


地中海人種特有の細面。キアロスクロが深い。


この前に描いたメムリンクもそうだが、聖母の口元がきゅっとかたく引き締まり、神の子をいただいた聖少女の覚悟めいたものを感じさせる。


が、同時にこの唇は和音のように美しい。

妙なる調べが、マリアの閉じた唇から画面に溢れ出るようだ。






少しずつ楽しみながら描く。


今日も神に感謝。










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