雪香の星月夜日記

山口雪香の歌がたり、ささやき、ひとりごと

汗ばみて髪を巻き上ぐる襟足のなほ長き夏はかきやるべきを

2015-06-13 18:16:17 | Weblog



  ふと、和泉式部を真似て。









 このごろ自分の画像、動画を今昔比較して想うことがある。

 実は、おととしまで知らなかったのだけれど、わたしはここ20年来甲状腺機能障害だった。昔のカーミラ上演時、すでに貧血めまい、低血圧、冷え性などが持病のようになっていたが、特に日常にさわりなく、自分は健康で元気だと思っていた。

 だが、映像を見ると、体重は今と変わらないのに、顔と顎がやや厚ぼったい。


 体重よりも、体型はコンスタントに鍛えていた昔のほうが、当然シャープでスレンダーだったはずだ。


 ここ十年ほど、甲状腺障害の病気が重くなり、特に食べ過ぎてはいないのに、いつのまにか5キロくらい肥り、一時は正直普通に道を歩くのもだるかった。

 電車に乗っても目が回って困った。メ二エルではないかと考えたくらいだ。

 体重増加は、中年太りだろうか、いやだなあ、でもしょうがないかなあ、などなど。

 一昨年、偶然血液の精密検査をして病気がわかり、急遽治療を始めてから、みるみる体重が落ち、顔の輪郭がかわり、ひどい貧血や立ちくらみもなくなった。

 これは気付きにくい病気だというから、もしかしたら、自分では分からずに貧血や肥満、全身のむくみ、精神的には鬱、倦怠などで悩んでいる女性がいるのではなかろうかと思う。


 今も生まれつきの低血圧や貧血がなくなったわけではないけれど、冷え性や鬱症は消えた。



 若さからしだいに遠ざかっていく年齢に突入し、薄化粧でも昔よりすっきりしたきれいな貌の自分を見て、わたしはうれしい。



 似たような症状で、中年太りか更年期障害か、などと悩んでいる女性がいたら、病院で血液検査をなさったらいいと思う。

 甲状腺障害だったら、服薬で治る。そして容姿もきれいになるから。



 


 これから、容色が衰えていく季節に入る。

 よくよくこころがけて、心の中からきれいでいようと思う。わたしはエステや化粧品に凝らないから、メンタルが一番ナチュラルな美容成分だ。








 と、いうわけで、7月4日、5日の表参道ラトゥリエ上演「吸血鬼カーミラ」でリアル雪香に会いに来てください(えどういうつながりだい








 


 
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2 コメント

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玲瓏の足田と申します (足田 久夢)
2015-06-13 23:53:06
89號でご発表の「ペルラ」に深く感銘を受けました。5/31塚本研究會においでになられたらお話申し上げたかったのですが・・・
イタリア語で真珠、と表記されたのはルネサンスのPDミランドラ等の詩と関連するのか、とか、カソリックと伺ったので「トマス外典」の真珠を思い浮かべたり、「答へなき少女」の姿に遠くイザナミイザナギのパラレルな古事記世界を思い見たり(古事記の国つくりはふたりの応答をめぐるエピソードから始まるので・・・)いろいろ愉しくイマージュを敷衍して読ませて頂きましたので・・・
七月赤坂歌会は不肖足田も司会を務めますゆえ、是非お足運びくだされますようお願い申し上げます。
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感謝 (雪香)
2015-06-14 09:53:50
拙草をおこころにかけてくださって嬉しゅうございます。

ペルラ、は真珠のような少女のイメージで、聖書の「一粒の良い真珠」のたとえもいくらかは含んでいます。

足田さんのヴィジョンは私の歌を超えて壮大ですね。

5月体調を崩してしまい欠礼いたしました。

7月赤坂は伺いたいと存じます、おさそいありがとう存じます。

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