市の星月夜日記

織江市の短歌、エッセイ

雨つぶがやさしさだけを吸いとって旅したはてにあなたの涙

2011-06-16 15:26:43 | Weblog


 豪雨のニュースしきり。




 自然はやさしいだけではないし、脅威でもあると承知している。

 それでも、水彩画かパステルで彩られたような笹井さんの歌集を眺めていると、こんなフレーズが浮かぶ。


 ナイーブだなあ……。





 あんまり引用しすぎるのも失礼かな、と迷うけれど。



   雨のことばかりがのっている辞書を六月のひなたに置いてみる


   葉桜を愛でゆく母がほんのりと少女を生きるひとときがある




 仕事のふとしたはざまに、こんな頁をのぞいてみる。






   


    
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