市の星月夜日記

織江市の短歌、エッセイ

語りえぬ言葉のはしを丁寧に折りてしまひぬ愛などはさぞ

2013-11-17 19:52:26 | Weblog


 「未来」で知り合いになった歌人の保田さんとお会いする。


 ひさしぶりに,詩、歌、文学のお話を、鎌倉長谷のベルグフェルドで、ながながと。

 

 ライトヴァース、という短歌。



 三十一音の器におさまらない、並べた言葉の向こう側を想わせる奥行きを、わたしは自分の歌とこころに望む。


 「古今集序」に紀貫之がすでに書いていることだけれど。


 ……心余りて言葉足らはず、しぼめる花の色なくて匂ひ残れるがごとし…。


 在原業平の歌への批評だった。




 あれこれと話題は尽きない、一日、たのしい対話だった。
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