雪香の星月夜日記

山口雪香の歌がたり、ささやき、ひとりごと

言葉数すくなくてそこに誰かいる白い手紙のような初雪

2014-01-15 14:58:02 | Weblog


 ひるごろ、ここらで雪が降ったような気配。


 静かにしんしんと冷えている。








 雪景色、今年は見られるかしら。ずいぶん寒いけれど、まとまった雪はなかなか来ない。




 このごろ、色について考えることが前より多くなった。歌の整理をしているからかも。


 色彩調和について、ずいぶん教えられたし、源氏物語の色彩表現をめぐる論文などもまとめたから、衣装、情景などを描写するにつけても、それを前提として書いてきた。

 巷の「色彩検定」などとは、違った視点から、色と色とのハーモニーを椿さんから教わった。それを、すこしずつ、この日記に書いていこうかしら。


 色などは、個人の主観、感受性の問題と言えば言えるけれど、それとは違った考え方がある、というきがるなまなざしで、興味のある方は読んでください。

 学術っぽくなく、詩歌のよしなしごとにまぎらして、ちらほら書いていきます。

 建築学を修めた方なら、よくご存知かもしれません。



 まず、色は二次元平面ではない、ということです。

 三次元立体と思ってください。たとえなら、円錐形のモデルがいい。

 赤、青、黄色、緑、紫、……という色相の区別がいちばんわかりやすい。これをヒューと言います。

 次に明暗、ヴァルールの違いがあります。明るい赤、暗い赤…というようにヴァルールの変化ですね。マンセル色彩学では、十段階に分けています。

 三番目に、鮮やかさのスケールがあります。刺激の強度、クロマと言います。
 視覚に突出してくる刺激なので、色の全体モデルを仮に円錐立体と述べたのは、この理由です。
 
 クロマは鮮やかさの度合いですが、色相と明暗の区別は誰にでもたやすく実感できるのに、このクロマの感受性はデリケートで、嗅覚、聴覚と同じく、ある程度先天的な能力の差があります。

 わたくし個人の主観ではなく,先達の測定ですから書いてきますが、クロマについて男性はかなり鈍感です。

 じゃあ、名著『色彩論』を著したゲーテはどうなんだ、と詰問されても、かの文豪とは色彩に対するアプローチの立脚点がそもそも違うのですね

 女性のほうが色についてははるかに優れた感性を持っている、これは生理的なもの。

 にしても、クロマを識別し、味わい、日常のさまざまな場面で表現する能力は、ある程度生れ持ったものに左右されます。
 
 もっとも、訓練しだい、自覚しだいでこの感覚は磨くことができるものです。

 




 
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