雪香の星月夜日記

山口雪香の歌がたり、ささやき、ひとりごと

少女らの髪編む愛撫昼顔のくさむらあえか蒸されてまつはる

2008-06-28 17:04:21 | Weblog


 昼顔を見て。


 朝顔や夕顔にくらべると、「昼の月」みたいにぼんやりとしどけない花。


 ケッセルの小説は、この花の印象をとてもうまく言い取っていると思う。


 夏から初秋、じっとりと暑い浜辺の砂地ちかく、この花がほんのりと咲きながら、ひくく這いまつわっている風景は、ものさびしいような、なまめかしいような。


 白に近いうすいろのはなびら、少女の夏帽子のような感じもする。


























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