市の星月夜日記

織江市の短歌、エッセイ

卵黄の溶かれて半月ゆふらりと他界より訪(と)ふ黒猫の眼も

2008-03-25 16:49:48 | Weblog


 おおきな黒い野良猫。

 ふとって、丈夫そう。


 さんざめいているわたしたちの部屋の周囲をゆっくりと歩いて、物怖じしない。

 金いろの眼。

 住民は動物にやさしいから、みんな人間をこわがらない。


 みんなは、あら猫よ、大きいわね、とおっとりのんびり。

 どうしましょう、と言いながらも、しかったり追いかけたりしない。


 庭の手水鉢で金魚かメダカを飼おうという計画は、彼のおかげでだめになった。

 アライグマも出没するそう。こちらは鶏なども食べてしまう。


 閑静な住宅街でのできごと。

 

 
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