市の星月夜日記

織江市の短歌、エッセイ

霜月の夢見は蒼し絢爛の帯耀いて巻く亡き妣(はは)の列

2010-10-31 20:01:20 | Weblog


 午睡の夢から。



 どこかの見知らぬ山の高み。田舎めく旧家、天井がたかい。ひろびろとして、もとは農家のような。


 何かの御法事。祖母らしい女性と参列。そこの居並びは、なぜか女性ばかり。男の人の姿は見えない。


 祖母らしい、と言ったのは、そのひとは現実のわたしの祖母ではないとわかっている。だけれども、夢のなかで、彼女はわたしの妣(おおはは)だと思っている。

 彼女は五つ紋の正装裳服。なのに、なぜか金糸銀糸の西陣の袋帯を締めている。


 周囲は彼女を賓客としてもてなす。御法事はどうなったんだろう?


 わたしは、彼女といっしょに、この家に泊まることになった。……。






 字あまりなうた、ゆめのかけら。






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