鬼平や竹鶴~私のお気に入り~

60代前半のオヤジがお気に入りを書いています。

お気に入りその826~鬼平犯科帳パート73

2013-11-18 12:18:33 | 鬼平
今回のお気に入りは鬼平犯科帳パート73、「泥鰌の和助始末」です。

今年1月4日に放送された鬼平犯科帳スペシャル「泥鰌の和助始末」をようやく観ました。
録画後すぐにDVDに焼いて、うっかり片付けてしまい、観ていなかったことに最近気づいたのです。
忘れていたとはいえ、新作の鬼平を観ることができて幸せでした。

吉右衛門さんをはじめとする懐かしいレギュラー陣に加え、お馴染みの石橋蓮司。
しかも石橋蓮司が適役ではなく鬼平の恩人の和助を演じるとは・・・。
ファンとしてはしびれるキャスティングです。
こんな配役の鬼平を観てみたい、と思っていたファンはどれほど多かったことか!

今回は「泥鰌の和助始末」と「おみね徳次郎」を合体させてうまくスペシャルに仕上げていました。

レギュラー陣は高齢化していましたが、何とか元気そうで一安心。
そしてゲスト。
徳次郎を演じた福士誠治は若さが出ていて良かったですが、おみねを演じた酒井美紀の方は相変わらず可憐なため汚れ役が似合っていませんでした。
彼女の演技がどうのと語るつもりはありませんが、彼女ならきっと良心に目覚め徳次郎に寝返るはず、と期待しながら観ていて裏切られたのは単に酒井美紀が可愛いから。
酒井美紀さん、汚れ役が似合っていないなんて書いて申し訳ございません。
あなたの可愛さに目がくらんで演技を観ていなかったことが原因ですので、気にしないでください。

中日ドラゴンズのGMに就任した落合博満氏が著書でオードリー・ヘップバーンの映画について、彼女の美しさに見とれる余り、1度目はオードリーだけを観て、2度目でようやくストーリーを鑑賞したと書いていました。
落合氏でさえそうなのです。
意中の女性に見とれることは仕方のないこと、と一人で納得しました。

さて、和助を演じた石橋蓮司について。
彼は大好きな俳優です。
善人から悪役までこなす名バイプレイヤー。
かつての鬼平では極悪非道な悪役を実にうまく演じていましたが、今回は平蔵の恩人でもある本格の盗賊を演じており、これも実に良かったです。
こんな両極端な役で思い出すのは「血頭の丹兵衛」の日下武史。
日下は1本の作品の中で2役をうまく演じていましたが、この作品はぜひ石橋でも観てみたい。
今「49日のレシピ」という映画が上映中ですが、これにも彼は出演しているそうなので、楽しみにしています。
これまでの彼の作品では「今度は愛妻家」という映画で演じていた「おかまの文さん」が絶品でした。
あの映画自体、身につまされるストーリーでしたが、その中で脇を十二分に固める名人芸が光りました。
ああ、「今度は愛妻家」をまた観たくなってきました・・・。4回目かな?





コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« お気に入りその825~レイク・... | トップ | お気に入りその827~竹鶴政孝... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

鬼平」カテゴリの最新記事