今回のお気に入りは鬼平犯科帳パート75、鬼平秘録です。
オール讀物の増刊号「鬼平秘録~現代を生き抜くための鬼平の名言」を読みました。
池波正太郎没後25年の企画ものです。
これまで小分けに掲載されてきたエッセイや対談を一冊にまとめています。
読んだことのあるものも無いものもありました。
久々の鬼平。
つい面白くて、先に読んでいた本を中断して読んでしまいました。
目次を引用します
=====
・愛読者が選ぶ鬼平傑作選
「暗剣白梅香」土井敏之(TBSアナウンサー)・選
「兇賊」清水市代(女流棋士)・選
「本門寺暮雪」鈴木久仁(あいおいニッセイ同和損保社長)・選
「穴(あな)」山本一力(作家)・選
・いまを生きるすべての人に! 現代を生き抜くための鬼平の名言 青木逸美
・人生は鬼平が教えてくれた~さだまさし、鬼平を語る
・名作はいかにして生まれたか? 鬼平誕生前夜 里中哲彦
・初代担当が語る~特大カツとハイボール 花田紀凱
・長谷川平蔵の秘密 池波正太郎×江國滋
・今明かされる創作秘話 鬼平を書く楽しみと苦しみ 池波正太郎
・ようこそ鬼平の世界へ 特別再録&インタビュー
「劇画 鬼平犯科帳」第一話
「池波さんに魅せられて」さいとう・たかを
・池波正太郎が選んだ「鬼平」ベスト5を歩く 鬼平ゆかりの地を訪ねて 松本英亜
・鬼平を観る! 鬼平「テレビ」の名台詞
・江戸情緒の秘密は京都にあり 春日太一
・なぜこんなに面白いのか? 鬼平の凄み 逢坂剛×諸田玲子
・女の愛する長谷川平蔵 北原亞以子 杉本章子 宇江佐真理 諸田玲子 畠中恵
・池波正太郎という人 想い出の池波正太郎 大村彦次郎×逢坂剛×佐藤隆介
・作家が見た池波さん
「池波さんの思い出」 渡辺淳一
「締切の二日前」 井上ひさし
「池波さんの新しさ」 藤沢周平
・長谷川平蔵を描き続けて半世紀 池波さんとの仕事 中一弥
特別収録
・私にとっての長谷川平蔵 中村吉右衛門
=====
さだまさしのエッセイが面白かったです。
鬼平を読んだらもう他を読まなくて良いと思ったと書いています。
実は私もそう思いました。
鬼平には人の世の表も裏もすべて書かれており、さらに人心掌握術まで学ぶことができます。
世間小説と誰かが言った通りの人生の教科書です。
さださんは数年に一度読みたくなり、5冊ずつ買っては読み、読み終わったら友人知人にプレゼントすることを繰り返しているそうです。
鬼平ファンの鏡ですね。
さいとう・たかをのエッセイは意外でした。
これまで仕事と趣味を分けてきたが、鬼平は好きなものを仕事にした稀な例。
とんでもないものに手を出してしまったと後悔している。
・・・など面白い打ち明け話は次々出てきます。
「鬼平を観る! 鬼平「テレビ」の名台詞」も良かったです。
月刊誌の読み切りである原作は1時間のドラマには短いため、脚本家はTV用のセリフを創作しました。
名言、決めゼリフの数々が紹介されており、えっ、そのセリフって原作に無かったの?と驚くものが多かったです。
池波正太郎が口をはさむこともきっと多かったと思いますが、脚本家陣自体も優秀だったのでしょう。
原作を損なうどころか、逆に原作を引き上げるセリフの数々を再確認しました。
これまでずっと「オール讀物」を読んできた方には目新しいものはほとんどないでしょうが、私のように鬼平特集版しか読んでいない方にはうれしい内容が詰まっています。
お勧めです。
さだまさしに触発されて、今年はもう一度、全巻を読もうと決めました。
オール讀物の増刊号「鬼平秘録~現代を生き抜くための鬼平の名言」を読みました。
池波正太郎没後25年の企画ものです。
これまで小分けに掲載されてきたエッセイや対談を一冊にまとめています。
読んだことのあるものも無いものもありました。
久々の鬼平。
つい面白くて、先に読んでいた本を中断して読んでしまいました。
目次を引用します
=====
・愛読者が選ぶ鬼平傑作選
「暗剣白梅香」土井敏之(TBSアナウンサー)・選
「兇賊」清水市代(女流棋士)・選
「本門寺暮雪」鈴木久仁(あいおいニッセイ同和損保社長)・選
「穴(あな)」山本一力(作家)・選
・いまを生きるすべての人に! 現代を生き抜くための鬼平の名言 青木逸美
・人生は鬼平が教えてくれた~さだまさし、鬼平を語る
・名作はいかにして生まれたか? 鬼平誕生前夜 里中哲彦
・初代担当が語る~特大カツとハイボール 花田紀凱
・長谷川平蔵の秘密 池波正太郎×江國滋
・今明かされる創作秘話 鬼平を書く楽しみと苦しみ 池波正太郎
・ようこそ鬼平の世界へ 特別再録&インタビュー
「劇画 鬼平犯科帳」第一話
「池波さんに魅せられて」さいとう・たかを
・池波正太郎が選んだ「鬼平」ベスト5を歩く 鬼平ゆかりの地を訪ねて 松本英亜
・鬼平を観る! 鬼平「テレビ」の名台詞
・江戸情緒の秘密は京都にあり 春日太一
・なぜこんなに面白いのか? 鬼平の凄み 逢坂剛×諸田玲子
・女の愛する長谷川平蔵 北原亞以子 杉本章子 宇江佐真理 諸田玲子 畠中恵
・池波正太郎という人 想い出の池波正太郎 大村彦次郎×逢坂剛×佐藤隆介
・作家が見た池波さん
「池波さんの思い出」 渡辺淳一
「締切の二日前」 井上ひさし
「池波さんの新しさ」 藤沢周平
・長谷川平蔵を描き続けて半世紀 池波さんとの仕事 中一弥
特別収録
・私にとっての長谷川平蔵 中村吉右衛門
=====
さだまさしのエッセイが面白かったです。
鬼平を読んだらもう他を読まなくて良いと思ったと書いています。
実は私もそう思いました。
鬼平には人の世の表も裏もすべて書かれており、さらに人心掌握術まで学ぶことができます。
世間小説と誰かが言った通りの人生の教科書です。
さださんは数年に一度読みたくなり、5冊ずつ買っては読み、読み終わったら友人知人にプレゼントすることを繰り返しているそうです。
鬼平ファンの鏡ですね。
さいとう・たかをのエッセイは意外でした。
これまで仕事と趣味を分けてきたが、鬼平は好きなものを仕事にした稀な例。
とんでもないものに手を出してしまったと後悔している。
・・・など面白い打ち明け話は次々出てきます。
「鬼平を観る! 鬼平「テレビ」の名台詞」も良かったです。
月刊誌の読み切りである原作は1時間のドラマには短いため、脚本家はTV用のセリフを創作しました。
名言、決めゼリフの数々が紹介されており、えっ、そのセリフって原作に無かったの?と驚くものが多かったです。
池波正太郎が口をはさむこともきっと多かったと思いますが、脚本家陣自体も優秀だったのでしょう。
原作を損なうどころか、逆に原作を引き上げるセリフの数々を再確認しました。
これまでずっと「オール讀物」を読んできた方には目新しいものはほとんどないでしょうが、私のように鬼平特集版しか読んでいない方にはうれしい内容が詰まっています。
お勧めです。
さだまさしに触発されて、今年はもう一度、全巻を読もうと決めました。