鬼平や竹鶴~私のお気に入り~

60代前半のオヤジがお気に入りを書いています。

お気に入りその1961~投資信託

2020-11-30 10:31:43 | 鬼平
今回はお気に入りではありませんが、投資信託について書きます。
金融商品に興味がないのに断り切れない性格が災いして投資信託を2回したことがあります。
1回目は15年ほど前。
郵便局の窓口で顔見知りの職員から頼まれて断り切れずに契約しました。
当時なぜか余剰資金があり10万円を一括契約。
定期的に運用実績報告が届きましたが、しばらくの間、見方が判らなくて閉口したものです。
投資信託は元金保証がないことは当初から説明を受けていたのでなるべく上がり下がりの小さなコースを選びましたが、一時7万円まで目減りしたときは気持ちが落ちました。
その内、実績報告を読みたくない期間が続きました。
ある日、久しぶりに報告を見て驚きました。
14万円になっているではありませか。
契約してから10年以上経っていました。
その後は再び報告書が届くと目を通すようになりましたが、その度に一喜一憂するのは精神衛生上よろしくないと考え、解約しました。
4万円プラスで解約できて幸運でした。
元金割れしていた時はもっと下がるかもしれないので解約しようと思ったことがありましたが、短気を起こさなくて良かったです。
2回目は昨年1月。
今度は若い銀行員に、ノルマがあり自分もやっているから協力して欲しいと頼まれて契約しました。
娘の学資保険の通帳が空だったので、そこに6万円を入れ、毎月5000円ずつ投資信託で引き落としになるようにしました。
残金が0円になった時点で投資信託の積み上げは終了するので、損が出ても小さく済みます。
雲行きが悪くなったら一緒に解約しましょうと言ってくれていた彼は地方に転勤になり、相変わらず報告書を見ずに2年近く経ちました。
先日この手の商品に詳しい行員と話をする機会があり、運用実績を調べてくれました。
何と1万円増えて7万円になっているそう。
これは30何年ぶりの株価の高騰の結果であり、今後は下がる一方だろうからすぐに解約した方が良いといいます。
当然すぐに解約しました。
こうして幸運なことに2回とも元金割れせずに解約することができました。
資金運用して儲けようという考えがない私のような人は、ただ気をすり減らすだけなので投資信託や株などはやらない方が良いと思います。
1回目を解約した時に二度とやりたくないと思ったものですが、つい2回目の契約をしてしまいました。
2回とも運よく足を出さずに解約することができましたが、こんな幸運は3度も続かないと思います。
だから次また声を掛けられても何とか固辞したいものです。
みなさんもお気をつけください。
なお私とは逆に経済に強い方や強くなりたい方は挑戦してみるととても勉強になると思います。
文字通り身銭を切るのですから。


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お気に入りその1960~竹内まりやDVD

2020-11-27 10:01:48 | 鬼平
今回のお気に入りは、竹内まりやDVDです。
発売延期になっていた竹内まりやDVDが届きました。
「souvenir the movie ~MARIYA TAKEUCHI Theater Live~ 」
映画とミュージックビデオの両方を高画質、高音質で鑑賞するのをとても楽しみにしていました。
2000年のコンサートから現在までの20年間の記録映像集。
その間、音声や映像の記録技術は格段に進歩しました。
映像や音声の違いを感じさせないようにつなぎ合わせて映画館での鑑賞に足る形にすることは並大抵のことではなかったと思います。
まずは制作サイドの皆様に感謝します。
そして映画を観に行けなかった人たちのため、また新型感染症の蔓延により外出を自粛している人たちのために映画のDVD化を決断してくれた竹内まりやさんに感謝します。
先日の連休中にようやく一通り観ることができましたし、付録のブックレットも読むことができました。
ファンとして満足満足の休日となりました。

DISK1は映画そのまま。
2000年、2010年、2014年のライブ映像から選び抜いた18曲。
これまでyoutube版でしか見たことがない曲は画質と音質の良さに満足しました。
間にまりやさんと達郎さんのコメントが入っているのも良かったです。
そして何よりコンサートの最後に感極まって涙を流してファンにお礼するまりやさんを見てこちらも胸が熱くなりました。

DISK2の前半はミュージック・ビデオ。
これまで公開されたミュージック・ビデオのほぼすべてが詰まっていました。
ドラマ仕立てのものは歌詞を引き立たせてくれて見応えがありました。
小西真奈美が主演しているものや外国人の役者さんが演じているものは初めて観るもので特に良かったです。
後半は、映画で未収録だったライブ映像が3曲入っていました。
こちらもDISK1に負けず劣らずのお宝でした。

そしてブックレット。
まりやと達郎夫妻の対談を楽しむことができました。
まりやさんが達郎さんのことを国宝級のミュージシャンとして尊敬していることがヒシヒシと感じられます。
天才的な歌唱力と楽器演奏力、楽団の指揮、楽曲のアレンジ、コンサート全体のプロデュースなど音楽に関わることは全て超一流という人間は彼だけではないかと語ります。
それに対し本人は「器用貧乏なだけ」とあっさり返します。
まりやさんも負けじと「達郎をただで使うことで安く済ませている」とまとめ、まるで夫婦漫才。
さすがです。
またまりやさんが、白髪交じりの男性が「かーくしきれない」と歌ってくれているのを目にして涙が出そうになった、と語っており、歌っているシーンをもう一度確かめたくなりました。
このブックレットを読んで知ったのは、ライブでまりやさんが人間国宝・山下達郎率いる超一流の楽団に優しく抱かれるように安心して歌っているということ。
だからDVDも安心して観ていられるのだと気づきました。

以下は自分のための保存用です。
=====
竹内まりや、キャリア初となる映像作品がついに発売! !
ついにこの時が来た!
デビューから41年、これまで一度も映像作品を発売したことがなかった竹内まりや。
キャリア初となる映像作品が本当に、本当に発売することになった!
音楽業界激震!
そして全ての音楽ファンの皆様に感涙に感激まちがいなしの内容をみてほしい!
=====
・2000年のライブ「souvenir」、2010年の「souvenir again」、2014年の「souvenir2014」という、いずれもチケット入手困難であったライブの映像からベストシーンを編集した・映画「souvenir the movie ~MARIYA TAKEUCHI Theater Live~」を収録!
・映画未公開のライブ映像を収録!
・ミュージック・ビデオ版「Expressions」!
 これまで制作したミュージック・ビデオをほぼすべて収録!
・海外でも超★話題の曲「プラスティック・ラブ」の2019年に制作したミュージック・ビデオ完全版を収録!
・豪華ブックレット付き! 竹内まりや・山下達郎のスペシャル対談を収録!
=====
[Disc1]
映画「souvenir the movie ~MARIYA TAKEUCHI Theater Live~」を収録
01. アンフィシアターの夜
02. 家に帰ろう(マイ・スイート・ホーム)
03. Forever Friends
04. マージービートで唄わせて
05. 五線紙
06. 静かな伝説(レジェンド)
07. 元気を出して
08. カムフラージュ
09. ウイスキーが、お好きでしょ
10. 人生の扉
11. プラスティック・ラブ
12. 駅
13. リンダ
14. 不思議なピーチパイ
15. SEPTEMBER
16. J-Boy
17. LET IT BE ME
18. いのちの歌
=====
[Disc2]
※詳細後報
=====

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お気に入りその1959~新しい絵本2冊

2020-11-25 12:10:16 | 鬼平
今回のお気に入りは、新しい絵本2冊です。
最近発行された絵本を2冊ご紹介します。
①「がろあむし」
先日、お気に入りの絵本作家・舘野鴻の新作「がろあむし」をうっかり買い忘れていたことに気づき、あわてて注文しました。。
作家は寡作であり、これまでの作品「ぎふちょう」「しでむし」「つちはんみょう」はそれに見合うとても内容の濃い作品でした。
どれも決して手を抜かない取材と観察に裏打ちされた濃い内容でした。
あまりに時間と労力をかけ過ぎるため、商業ベースにのるはずもなく、作家の生活が成り立つのかをつい心配してしまうほどでした。
そんなこだわり過ぎる作家の新作を期待して読みました。
内容紹介を引用します。
=====
川と町のあいだの森。
くずれた崖の奥底で、黒いたまごから、がろあむしの赤ちゃんが生まれた。
がろあむしは、まっくらな世界をかけまわり、小さな生き物たちを食べて大きくなる。
ときに襲われてボロボロになりながらも、生きるために走りつづける。
やがて大きくなると、オスと出会い、たまごを産む。
しかしある日、がろあむしは燃えるように赤い体とともに、その一生を終える。
だれも知らない地下の暗黒世界で、ひとつのドラマが終わったとき、町は――
地下の暗黒世界に広がる宇宙と、そこに生きる小さな虫の大きな一生。
そして、おなじ地平で変わりゆく人間たちの社会を濃密に描き出した怪作。
『つちはんみょう』で小学館児童出版文化賞を受賞した著者が、取材に約10年を費やした渾身の絵本。
=====
地中の暗黒世界で人知れず誕生し、成長し、生涯を終えるガロアムシを丁寧に描いています。
オープニングとエンディングはその周囲に暮らす人々の社会を俯瞰で描いています。
主人公のガロアムシが生きた8年間で原っぱは整備されて野球場になり、畑は住宅街になっています。
同じ地球に暮らすヒトとガロアムシが互いを知らずに生きていることについて改めて考えさせられました。
生命の営みは遠い過去から遥かな未来へこうして静かに受け継がれていくのですね。
作家のこれまでの作品とは違う生命全体を描いたまさしく「怪作」でした。
残念に思ったのは暗黒世界の小さな生き物たちがたくさん描かれており、巻末に紹介されていたけれど、ほとんど本文の生き物と照合ができなかったことです。
本文の文字を極力少なくしたかったのでしょうが、巻末の紹介コーナーに本文のどのページに登場した生き物かだけでも記載して欲しかったです。
照合ができると読者の中には本書に触発されて自分でいろいろ調べる人も出てきたことでしょう。
そういう派生的効果が望めないことが残念でした。
作家の次回作に期待します。
といっても何年待てばよいのかな?

②「月のふしぎ」
この絵本のことは北海道新聞で知りました。
絵を担当した石垣渉さんが北海道出身の画家であることと、透明水彩の細密画が30ページほどあるため完成まで2~3年かかったことが紹介されていました。
ラブコールを受けて初めて絵本の絵を描いた画家は、締め切りを設けず絵の完成を待ってくれた出版社の気持ちに応えるために全力を注いだことでしょう。
その思いを感じつつ読みました。
内容紹介を引用します。
=====
あなたは、月を知っていますか?
知っているようで、意外と知らない「月」の不思議に迫る絵本です。
小さな子にも分かりやすい、月のふしぎ絵本の決定版! という内容で、5歳~小学生に向けた、読みやすい内容でありながら、今までの宇宙の絵本や教科書などにはない切り口も。
写実的な絵と、天体の専門家が見ても納得できる内容にこだわりました。
=====
出版社のご指名により透明水彩で2~3年かけて描かれた月の絵については期待が高すぎたのか、それほど魅了されることはありませんでした。
科学絵本ということでクレーターや海などを正確に描くことを心がけのでしょうが、自然が作り出した見事な丸さから美を感じることを子どもたちに伝えて欲しかったです。
ともするとデコボコに見えて残念に思ったページもあったものですから。
月の色が様々に変化することを紹介するページは見事でした。
月について学んだのは次の通り
・月が一番大きく見えるときを500円玉とすると一番小さく見えるときは10円玉
・日本では月齢ごとにたくさんの呼び名がある
・月の模様を日本では「うさぎの餅つき」といっているが、国ごとに異なっている
・南半球では月の模様は逆さまに見える
・満月の日は月の引力により大潮になる
  その日にウミガメは卵からかえって海を目指す
  その日にサンゴが産卵するのは卵をより遠くに運ぶため
付録の解説コーナーは大人が子どもに説明するときに使うことを考えてか、ふりがながありません。
自力で読みたい子もいるはずなので少々残念でした。

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お気に入りその1958~カキとワイン

2020-11-23 16:31:27 | 鬼平
今回のお気に入りは、カキとワインです。


毎年郵便局のふるさと小包でサロマのカキを注文しています。
先日届き、さっそく大鍋で酒蒸しにして一気に食べました。
大きくてプリプリのカキを口いっぱいにほお張り、たっぷりの旨味を味わうのは実に幸せな時間でした。


お伴はハーブチーズを塗ったトーストと白ワイン。
ワイン好きの妻はこの日のために用意した奥尻ワインを飲もうと食糧庫を探しましたがなかなか見つかりません。
ついに諦め、代わりに登場したのは私の秘蔵ワインでした。
第52次南極観測隊で配布されたワイン。
ニッカのコンク・ウイスキー(鶴17年)をヤフオクで入手したときにセットでついてきたものです。
ワインには興味がないので良い機会と思い、早速栓を抜いて味わいました。
香りは高く、酸味は中ぐらい、ややフルーティ・・・、とにかく抜群に美味しいワインでした。
妻と「これは危険だ!」と言いつつ、カキとワインを交互に味わい、どちらもあっという間に無くなりました。
このワインがもしもう1本あったら間違いなく2本目に突入していたことでしょう。
きっと名のあるワインなのでしょうが、ラベルがないため素性は不明。
唯一のヒントは妻から渡されたコルク。
そこには横長の建物の絵とこんな文字が書かれていました。


=====
MIS EN
BOUTEILLE
A
ST LOUBES
23 13
CB
=====


googleでいろいろ調べて分かったのは、サンルーベというところでボトリングされた白ワインで、ボルドーワインのひとつということ。
ワインのド素人でもボルドーという名は聞いたことがあります。
きっと観測隊員のために厳選された玄人受けする良いワインなのでしょうね。
おまけにしては大当たり、すっかり贅沢をさせていただきました。


最後に。
大鍋に残ったカキのスープは翌日うどんの汁にしました。
エキスたっぷりでこれもとても美味しかったです。


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お気に入りその1957~サメ図鑑

2020-11-20 12:26:22 | 鬼平
今回のお気に入りは、サメ図鑑です。
最近絵本ばかり読んでいたのでちょっと毛色の違ったものを読もうと思い、本棚に目をやるとまだ読んでいない本が目に入りました。
「ほぼ命がけサメ図鑑」
世界でただ一人、シャークジャーナリストを名乗る女性ライターが書いた本です。
当時話題になり妻と重複して買いましたが、二人ともまだ読んでいませんでした。
内容紹介を引用します。
=====
「人食いザメは存在しません!」――世界でただひとりの「シャークジャーナリスト」が命がけでご案内。
その数509種、4億年前から地球に生息するサメを体当たりレポート!
わたしは「シャークジャーナリスト」という肩書きで、テレビ番組でサメの解説をしたり、専門学校でサメの講義をするなど、サメだけに特化した情報発信を生業にしています。
仕事柄、わたしはサメに関するいろいろな質問をよく頂ききます。
そのほとんどがこういった内容です。
Q サメに襲われない方法を教えてください。
Q 日本にも人食いザメはいるのでしょうか。
わたしはきっぱりこう答えます。
「人食いザメは存在しません」
人類よりも先、この地球に4億年前からすみつづけるサメは世界中に500種類以上存在し、百人いえ、百鮫百様なのです。
全長17メートル(これまで確認された者最大サイズ)の「最大の魚類」ジンベエザメから、手のひらサイズのツラナガコビトザメまで、分布や生息域、繁殖方法も多様性に富み、その生態についてはまだまだわかっていないことが多い生物です。
サメと聞いてUSJにある「ジョーズ」のモデルになったホホジロザメだけが思い浮かんだなら、哺乳類の説明をするときにライオンだけをみて、哺乳類を語ったり(実際にはネズミもカモノハシもヒトも哺乳類です)、フェラーリだけをみて車すべてを理解したように思うのと同じことです。
2017年7月20日、「久慈浜海水浴場にサメ30匹 遊泳禁止」というニュースが世間を騒がせました。
こんなニュースを目にするたび、わたしは強い憤りを感じます。
このときも水族館職員が調べたところ、出現したサメは、「ドチザメ」という種で、水族館のタッチプール水槽で飼われて子どもたちがよく触れているサメのひとつでした。
「人食いザメは存在しません」――詳しくは本書を読んでいただくとして、怖いとしか認識されていない、サメの本当の姿を世の中に伝えるべく日々奮闘中のシャークジャーナリストが、地球上の海を旅して見たり食べたりの体当たり図鑑、ぜひご覧ください。
=====
長すぎるくらい長い内容紹介です。
でも本書は分厚くて、もっともっとたくさんの面白い情報に溢れていました。
分厚いといっても、著者の経験に基づく話が多いため、学者の書いたものと違い面白く読むことができました。
記憶に残った面白い情報をご紹介します。
・サメは軟骨魚類に属するが硬骨魚類に比べ骨が軟い訳ではない。
・サメには肋骨がないため硬い鮫肌を鎧にして身を守っている。
・鮫肌が進化したのが歯という説がある。
・卵生、卵胎生だけでなく母体から直接栄養をもらって育つ種もある。
・お腹の中で子どもたちが共食いして最強の子どもだけが産まれる種もある。
・鮫という字は交尾する魚だからという説がある。
・鱶(フカ)という字は体内で子を養う魚だからという説がある。
・淡水域に棲む種や400歳以上生きる種がいる。
・深海ザメ専門の漁師がいる。
・サメの歯の化石を1000個も掘り出して研究している小学生がいる。
 小学校にあがる前からサメの学会に顔を出すサメ好きな子もいる。
 どちらも未来モンスター!
・発見からわずか40年のメガマウスザメが、最近は頻繁に見られるようになった。
 逆に生態が似ているウバザメが見られなくなった。何か関係があるのだろうか?
・大型魚の体から直径数cmの半球状に肉を食いちぎる小型のサメがいる。
 相手を殺さず傷を負わすだけなので、エサ資源が枯渇しない利点がある。
 人間もこういう漁業をしなくてはいけない。
まさにサメ愛に溢れた本。
サメに興味がない方にもおすすめします。




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お気に入りその1956~沖縄家庭料理3

2020-11-18 12:29:27 | 鬼平
今回のお気に入りは、沖縄家庭料理その3です。
沖縄の家庭料理スーチカーを食べ尽くしたため、妻からのリクエストでまた作りました。
豚バラブロックを塩漬けして、1週間熟成、1時間アクを取りながらゆでて冷えたら出来上がり。
とにかく簡単で美味しい!
問題は肉のゆで汁。
大鍋でゆでるものだからかなりの量ができます。
肉のうまみがたっぷり入ったスープを捨てるのはもったいない。
前回はカレーライスのベーススープと、付け合せの野菜スープとして使いました。
1回で使い切るのは難しい量なので、ペットボトルに入れて冷蔵庫に保管し、何回かに分けて使い切ろうと考えています。
今回は塩ラーメンのスープとしてゆで汁を使いました。
まず麺を買いに行ったところ、地元メーカーがいろいろな麺を用意していることに驚きました。
同じちぢれ麺でも細麺・中太麺・太麺、コシが強い・弱いなど幅広いラインナップがあり迷いましたが、今回はスープが主役なので、ほどほどの麺を選びました。
※いつも麺とスープのセットを買うものだから麺だけ買うのは初めてでした。
ラーメンスープはゆで汁に創味シャンタン(粉末)と塩を加えるとあっという間に出来上がり。
肉はもちろんスーチカーの薄切り。
刻みネギとゆで卵、海苔を添えて完成。
ちなみにまるで自分が作ったように書きましたが、今回は妻が作ってくれました。
いざ試食。
塩ラーメン好きの二人にはたまらないとても美味しいラーメンでした。
さらにゆで汁をほとんど使い切ることができたことも魅力。
カレーの時は中途半端な量が残って捨てたことが心残りでした。
今後わが家では「スーチカーを作ったらラーメン」というのが定番になりそうです。
スーチカー作りとラーメン作り、どちらも簡単で美味しい!
これこそが家庭料理と満足感に浸っています。

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お気に入りその1955~たき火体験2

2020-11-16 00:25:59 | 鬼平
今回のお気に入りは、たき火体験2です。
初めてのたき火体験は何とか無事にできました。
そのときにコーヒーを飲みながら改善点を相談しました。
ナタを用意して太い薪を割ろうとか、細い薪もより細く割って焚き付け用細木にしようという他に、火の粉が飛んでも大丈夫なようにオール綿の上下を用意して着ることにしました。
ナタを買ってきたので直径10cmほどの薪を割ってみました。
刃を当てて何度かトントンやって薪に刃を入れ、薪ごと勢いよく叩きつけましたが、なかなか刃が入っていきません。
トンカチでナタの背を叩いて叩いてようやく半分近く刃が入ったところで手で割いたら簡単に割けました。
断面をみると随分入り組んでいます。
改めて木肌を見ると伐採した枝の跡だらけ。
どうやら節だらけで簡単に切れない薪に当たったようです。
ナタの背を叩くのはトンカチより重いハンマーの方が向いていそうなので用意することにします。
次は楽に割れるでしょう。
またもっと素直に割れるであろう節のすくない薪も用意します。
今年懐かしく読んだ「新冒険手帳」を改めて開いてたき火のコーナーをチェックしました。
新聞、焚き付けの細木、少しずつ太い薪の順に円錐状に並べると火移りしやすいと書いています。
次回たき火セットのオーナーに助言しましょう。
と、考えていたら突然の第2回たき火体験の招集です。
もちろん二つ返事で参加しました。
薪の並べ方が上手くなったことと割った薪を使ったことでスムーズに着火。
火の揺らめきを眺めながらゆったりとした時間を過ごすことができました。
ただ少々寒かったです。
手足は炎で温めることができますが、背中はそうはいきません。
防寒の必要性に気づきました。



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お気に入りその1954~たくさんのふしぎ再びその2

2020-11-13 12:08:30 | 鬼平
今回のお気に入りは、たくさんのふしぎ再びその2です。
知的好奇心を刺激してくれる絵本シリーズ「たくさんのふしぎ」。
すでに500巻以上発行されています。
面白そうな巻をピックアップして50冊以上読んだ辺りで休憩しようと思いましたが、生活習慣になってしまったようで、なかなかやめられません。
無理してやめる必要もないので気になる巻を見つけては読んでいます。
今回も面白かったです。

①「小麦・ふくらんでパン」
出版社の内容紹介を引用します。
=====
絵で見るパンの歴史。
昔のパン作りから、小麦と製粉の秘密、焼き釜の改良、イースト菌とグルテンの関係など、パンの謎を楽しい絵で解き明かします。
おいしいナーンの焼き方つき。
=====
きっとこうだろう、という推測を含めてパンの歴史が語られています。
あまりにも身近なパンですが、改めて読む歴史は意外で興味深いものでした。
印象的だった話をいくつかご紹介します。
・1万年前氷河期が終わり人類は麦の栽培を始めた。
・小麦粉のおかゆをうっかり熱い石にこぼしたことで偶然パンが誕生した。
・パンの生地をうっかり一晩置いたため自然酵母の働きで膨らみ、ふわふわパンが誕生した。
・イースト菌が発酵して生地を膨らませるときにグルテンによる粘りが影響する。
 粘りがないと発酵ガスがすぐに抜けてしまうためパンは膨らまない。
 適度な粘りがあったのは大麦やライ麦よりも小麦だった。
・4000年前のファラオの死後に食べてもらうために供えられたふわふわパンが記録に残っている。

②「光をつむぐ虫」
出版社の内容紹介を引用します。
=====
子どもの時に雑木林で黄緑色の繭を見つけ、「なんてきれいな色だろう」と、その美しさに驚いた作者は、大人になってから、この繭と再会しました。
そしてこの繭から糸がとれ、織物が織られているのを知ったのです。
そして繭が織物になるまでを見てみることにしました。
=====
本書は主に天蚕農家の仕事を紹介しています。
ヤママユガが紡いだ美しい緑色の糸は天蚕糸といいます。
卵を食樹に固定し、かえった幼虫が葉をもりもり食べて繭を作ったところを収穫します。
絹に比べわずかしかとれないためとても高価で「繊維のダイヤモンド」と呼ばれています。
天蚕糸の製品といえばほとんどが反物ですが、私は着物を着ないので自分で使えそうなものを探しました。
結果見つかったのが栞。
天蚕糸のみを職人が紡いだ貴重なものです。
当然無着色のため色があちこち違っていて縞々、まさに自然の味わいです。
4枚購入し、妻と2枚ずつ使っています。
「陽の光に透かすと煌びやかに輝く」という紹介文を思い出しつつ、贅沢な気分で読書を楽しむことができます。

③「まぼろしの大陸スンダランド オランウータンをそだてた森」
出版社の内容紹介を引用します。
=====
ボルネオには、世界でいちばん大きな樹上動物、オランウータンが住んでいます。
ゾウもいます。
世界一大きな花ラフレシアも咲いていて、森には85メートルを超える木が生えています。
広さが日本の約2倍あるとはいえ、大陸でもない島に、どうしてこんなにいろいろな世界一があるのでしょう。
それはボルネオが大陸だった時代があり、熱帯という安定した気候のため一億年のもの長い間豊かな森が続いているからなのです。
=====
ボルネオ島は、かつてユーラシア大陸とつながっていたことと、熱帯気候が1億年も続いていることから大陸だった時代の生き物が今も暮らし続けているのだそうです。
何度も訪れた氷河期や、恐竜を滅ぼした隕石落下の影響を受けずに現在に至る場所が地球上にあったことに驚きました。
こんな場所、他にもあるのでしょうか?
もしかしたら「深海」がそれに該当するかもしれません。

④「食べられて生きる草」
出版社の内容紹介を引用します。
=====
よく見る草が思いもよらない生き方をしていることがあります。
草は動物に食べられるとふつう枯れてしまいます。
反対に、動物に食べられたほうが生きやすくなる草があるのです。
シバです。
シバは公園や庭、どこにでも生えていますが、この本の舞台はシカがシバを食むのどかな風景がひろがる宮城県の金華山。
この島での30年以上にわたる研究によって解きあかされた、シバとシカのふしぎなつながりを紹介します。
=====
シカがシバを食むのどかな風景がひろがる宮城県の金華山。
一部に柵をしてシカの出入りを絶つと数年で様相は一変。
陽の光を求めて背の高い草、つる状の草、樹木による生存競争が始まったのです。
見渡す限りにシバが広がる風景はシカが作ったものでした。
シバは土中で横方向に地下茎を伸ばしながら次々芽を出すため、シカに食べられても成長が止まることがありません。
さらにシバの種はシカに食べられて排泄された後の方が発芽率が高いため、新しいシバが次々誕生します。
そのため他の植物は食べ尽くされてもシバが食べ尽くされることがありません。
絶妙な共生関係がそこにあることを知りました。

⑤「野菜の花が咲いたよ」
出版社の内容紹介を引用します。
=====
ふだん、収穫された食べる部分しか見ることのない野菜。
しかし野菜も植物。
当然といえば当然ですが、美しい花を咲かせます。
野菜の花に魅せられた作者は、実を食べる野菜のように成長過程で自然に見られる花だけでなく、ふつう収穫してしまうと花を見ることができない野菜もあえて収穫せずに、育ててみることにしました。
はたしてその結果は? 
野菜の花の美しさを通じて、生物である野菜の生命力を実感できます
=====
表紙は大きくて黄色いオクラの花。
以前わが家でも栽培していたので一目で分かりました。
近所に家庭菜園や畑があるので、いろいろな野菜の花を見たことがあります。
でも本書にはまだ見たことがない野菜の花がたくさん出てきました。
キャベツやハクサイのように花が咲く前に出荷する野菜は花を見ることがないからです。
なかでもブロッコリーは格別。
顔の大きさほどに成長した蕾の束に次から次へと花が咲くそうなのでぜひ見てみたいです。
著者はシロゴマの花がお気に入りで部屋に飾っているそうです。
身近でシロゴマを栽培していないのでピンときませんが、ぜひ一度見てみたいです。



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お気に入りその1953~森本草介展図録

2020-11-11 12:13:23 | 鬼平
今回のお気に入りは、森本草介展図録です。
「日本の古書店」というサイトで「生誕80年 森本草介展 図録」を偶然見かけ、即購入しました。
森本草介といえば日本の写実絵画界を代表する画家で、大のお気に入り。
森本氏は寡作のため、画集や展覧会図録は何冊もありません。
一番新しい画集「光の方へ」でも2012年発行です。
いくら何でもそろそろ次の画集が出るだろうと考えていたところ、今回の図録です。
さぞ新しい作品を観ることができるだろうと期待して目を通すと、氏が2015年に亡くなっていたことを知りました。
何てことだ!
お気に入りの画家が亡くなっていたことを今の今まで知らないなんてファン失格。
もっと長生きして素敵な作品をたくさん世に出して欲しかったです。
本書は氏の没後2年である2017年に絶筆「未完のパンジー」を含めた作品を氏ゆかりの地・岩手県一関市で開催した企画展の図録だそうです。
一関市博物館の開館20周年を記念した企画展であることと「生誕80年 森本草介展」という名称から考えて、生前から各方面と準備が進められていたものと思います。
資料によると、氏は1937年に父の赴任先である朝鮮で生まれ、7歳の時に母の古里である一関に疎開し、現在の一関小学校に入学します。
一時朝鮮で家族と過ごしますが、戦後は一関に戻り一関中学2年の途中まで随分楽しく過ごしたようです。
本書の解説部には、幼き日に氏が経験した朝鮮での逃避行について書かれています。
敗戦を知り徒歩で京城を目指した一家の旅は、昼間は隠れ、夜に南へ南へと移動したそうです。
暗くなってから見る木の葉は単純な緑ではなくいろいろな色が混じっていたことが子ども心に印象的だったそうで、生涯セピア色を基調とする作品を書き続けたことと大いに関係がありそうです。
解説にはこれ以上詳しく書かれていませんでしたが、画家の作風を決定づけるほど朝鮮半島での逃避行は壮絶なものだったのでしょう。
藤原てい著「流れる星は生きている」を思い出します。
道端に歩けなくなった人や亡くなった人がいても家族を守ることが精一杯で見捨てるしかなかった。
食べ物と交換する金品が尽きた者は夜に周囲のスキをうかがい盗むことで命をつなぐしかなかった。
衣服や靴を失った者は遺体からはぐしかなかった。
このような辛い旅路の果てに命からがら人々は京城にたどり着いたそうです。
森本氏もきっと近い経験をしたのでしょうが、辛すぎて思い出したくなかったのかもしれません。
その裏返しとして、氏の少年時代を明るく照らしてくれた一関への恩返しの意味で企画されたのが、本書の展覧会だったのかな、と想像します。
布張りの立派な図録には森本氏の生涯がしっかり収められており、制作サイドの熱意が感じられます。
大切にしたいと思います。


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お気に入りその1952~鬼滅の刃

2020-11-09 12:10:10 | 鬼平
今回のお気に入りは、鬼滅の刃です。
世の中「鬼滅の刃」が大ブーム。
映画が空前の観客動員記録を樹立したり、登場人物の扮装を親子で楽しむ家族連れが多かったりと、コロナ感染拡大による精神疲労を一時でも忘れさせてくれます。
私の場合、2016年から少年ジャンプを電子購読していますが「鬼滅の刃」は読んでいませんでした。
妻が深夜に放送していたアニメ版を観て「すごく面白かった」と言っていたことと、電子版で第一巻を無料購読して面白さに気づいたことで本格的に読むことにしました。
幸せに暮らしていた家族を鬼に殺されたことから鬼殺隊に入った主人公の成長物語に私のようなオッサンもすっかりハマりました。
隊士だけでなく鬼となった者たちにも子ども時代があり、成長過程での周囲との関りが後の彼らの性格に強く影響していることが丁寧に描かれています。
これこそが読者の心を揺さぶり、この作品がブームになった原因でしょう。
勧善懲悪モノながらワルにも心があり、主人公・炭治郎が彼らに理解を示し、優しさを見せる場面もあり、物語に厚みを与えています。
鬼殺隊の柱(隊士)に鬼にならぬか?と究極の選択を求める場面も興味深かったです。
人はどれだけ剣技を極めても齢を重ねると体力が衰え、やがて寿命が尽きてその技術は失われます。
それを惜しいとは思わないか?
鬼となり永遠の命を得て、技術を保存し、さらに高めたいとは思わないか?
この究極の問いを断固として拒否する柱の信念の強さに惚れ惚れしました。
まさに子どもから大人まで楽しめる名作でした。
購読可能だった電子版は27話から205話まで。
まず休日の一日で8割方読み、残りはちょっとした時間を見つけて少しずつ読み、あっという間に読み終えてしまいました。
パスワードがあればいつでもどこでも読める電子版の良さを初めて実感しました。
少年ジャンプはワンピースを含め3作品ほどしか読んでいないので、こういう名作が脚光を浴び、一気読みする日が再び来ることを期待します。

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