今回のお気に入りは、蛍光鉱物です。
ジュラシックパークに出てきた「虫入り琥珀」を手に入れてじっくり観察したいな、と思っていろいろ調べている内に、「蛍光鉱物」というものの存在を知りました。
ブラックライトで照らすと蛍光を発する蛍光鉱物には、たくさんの種類があるのだそうです。
初めは、AMAZONで販売している「蛍光鉱物数種とブラックライトのセット」を買って観察しようと考えました。
けれども、その前に「なぜ光るのか」「何種類あるのか」などを知りたくなり、先に入門書を読むことにしました。
今回選んだのは「光る石ガイドブック―蛍光鉱物の不思議な世界」という本。
大きくて値のはる本ですが、著者が蛍光鉱物のコレクターであること、大きな写真が豊富に掲載されていること、蛍光を発する原理をやさしく解説していることなどを考慮してこれに決めました。
本書が届いてから、暇を見つけては開いています。
蛍光鉱物の写真がとにかく満載。
宝石のように高い透明度により屈折・分光した光とは違い、内部から柔らかく溢れ出る、実に神秘的な光です。
前書きで「天空の城ラピュタ」の飛行石のことが語られています。
パズーたちが逃げ込んだ坑道の中で、岩石にわずかに含まれる飛行石が星空のように輝く場面を思い出しました。
現実の世界でも、ハンマーで叩いたり、たき火に入れると不思議な光を放つ石があることは昔から知られていたそうです。
まさに神秘の輝き。
前書きを読み、ますますその輝きに興味を持ちました。
淡い光、強い光、石たちが放つ多彩な蛍光はまさに神秘的。
随分多くの種類があるのですね。
読み終わった後は当然ながら写真だけでは物足りなくなり、実物を手に取って観察したくなりました。
今は、どの石を取り寄せて観察しようかを検討中です。
これまでも経験がありますが、実際に石を観察する時よりも、どの石を取り寄せるかを検討している時の方がずーっと楽しいはず。
だから時間をかけてできるだけゆっくり検討しようと思います。
さて最後に、本書の解説やコラムを読んで、興味深かったことをいくつかご紹介します。
・蛍光を発する原理
石の原子に当たった光はエネルギーとして吸収され、熱や光として放出される。
放出される光が持つエネルギーは、当てられた光より小さくなる。
エネルギーの小さな光は、波長が長い。
そのため当てた光の波長より長い波長の光が放出される。
これが目に見えない紫外線を当てると、波長の長い可視光線が放出される理由だそう。
・同じ種類の石でも産地により発色が違う。
これは微かに含まれる金属原子の種類が違うから。
・石の光り方には蛍光と燐光の2種類がある。
蛍光は、紫外線を当てている間、光を発すること。
燐光は、紫外線を当てた後、長く光を発すること。
入った光のエネルギーがトラップにはまり、なかなか脱出できない構造になっている。
中には10年以上も燐光を放ち続ける例がある。
・一度蛍光を放つと二度と光らない石がある。
・明るい所に置くと色を失い、暗い所に置くと元に戻る石がある。
・熱や摩擦で光る石がある。
・紫外線の種類(長波・中波・短波)によって光り方(色・強さ)が変わる。
・ダイヤモンドやルビーなどの宝石にも蛍光を放つものがある。
などなど。
ジュラシックパークに出てきた「虫入り琥珀」を手に入れてじっくり観察したいな、と思っていろいろ調べている内に、「蛍光鉱物」というものの存在を知りました。
ブラックライトで照らすと蛍光を発する蛍光鉱物には、たくさんの種類があるのだそうです。
初めは、AMAZONで販売している「蛍光鉱物数種とブラックライトのセット」を買って観察しようと考えました。
けれども、その前に「なぜ光るのか」「何種類あるのか」などを知りたくなり、先に入門書を読むことにしました。
今回選んだのは「光る石ガイドブック―蛍光鉱物の不思議な世界」という本。
大きくて値のはる本ですが、著者が蛍光鉱物のコレクターであること、大きな写真が豊富に掲載されていること、蛍光を発する原理をやさしく解説していることなどを考慮してこれに決めました。
本書が届いてから、暇を見つけては開いています。
蛍光鉱物の写真がとにかく満載。
宝石のように高い透明度により屈折・分光した光とは違い、内部から柔らかく溢れ出る、実に神秘的な光です。
前書きで「天空の城ラピュタ」の飛行石のことが語られています。
パズーたちが逃げ込んだ坑道の中で、岩石にわずかに含まれる飛行石が星空のように輝く場面を思い出しました。
現実の世界でも、ハンマーで叩いたり、たき火に入れると不思議な光を放つ石があることは昔から知られていたそうです。
まさに神秘の輝き。
前書きを読み、ますますその輝きに興味を持ちました。
淡い光、強い光、石たちが放つ多彩な蛍光はまさに神秘的。
随分多くの種類があるのですね。
読み終わった後は当然ながら写真だけでは物足りなくなり、実物を手に取って観察したくなりました。
今は、どの石を取り寄せて観察しようかを検討中です。
これまでも経験がありますが、実際に石を観察する時よりも、どの石を取り寄せるかを検討している時の方がずーっと楽しいはず。
だから時間をかけてできるだけゆっくり検討しようと思います。
さて最後に、本書の解説やコラムを読んで、興味深かったことをいくつかご紹介します。
・蛍光を発する原理
石の原子に当たった光はエネルギーとして吸収され、熱や光として放出される。
放出される光が持つエネルギーは、当てられた光より小さくなる。
エネルギーの小さな光は、波長が長い。
そのため当てた光の波長より長い波長の光が放出される。
これが目に見えない紫外線を当てると、波長の長い可視光線が放出される理由だそう。
・同じ種類の石でも産地により発色が違う。
これは微かに含まれる金属原子の種類が違うから。
・石の光り方には蛍光と燐光の2種類がある。
蛍光は、紫外線を当てている間、光を発すること。
燐光は、紫外線を当てた後、長く光を発すること。
入った光のエネルギーがトラップにはまり、なかなか脱出できない構造になっている。
中には10年以上も燐光を放ち続ける例がある。
・一度蛍光を放つと二度と光らない石がある。
・明るい所に置くと色を失い、暗い所に置くと元に戻る石がある。
・熱や摩擦で光る石がある。
・紫外線の種類(長波・中波・短波)によって光り方(色・強さ)が変わる。
・ダイヤモンドやルビーなどの宝石にも蛍光を放つものがある。
などなど。