鬼平や竹鶴~私のお気に入り~

60代前半のオヤジがお気に入りを書いています。

お気に入りその2358~鳥獣戯画展

2024-08-29 12:58:33 | 鬼平・竹鶴以外のお気に入り
今回のお気に入りは、鳥獣戯画展です。
北海道立近代美術館の鳥獣戯画展(高山寺展)にまたまた行ってきました。
今回で実に4回目!
国宝・鳥獣戯画が北海道で観られるのは私たちにとって今回が最後だろうからという理由で、妻は第1期(甲巻)、第2期(乙巻)、第3期(丙巻、丁巻)全てを観ることを希望しました。
それに対して私は甲巻の前期・後期だけを観ることを希望しました。
両方の希望をかなえるために1回券と3期券を2枚ずつ購入して4回行くことになったのです。

私はカエルがウサギを投げ飛ばしている第1期の後期を鑑賞できた時点でおおいに満足でしたので、第2期以降はお付き合いでの鑑賞でしたが、お気に入りの展示物だけは何度目だろうが吸い寄せられるように見入ってしまいました。
その作品とは馬と鹿の木彫です。
運慶一族の者が彫ったと伝わる作品はとても美しく、見飽きることはありませんでした。
阿吽の獅子・狛犬3組を見比べるのも楽しかったです。
そういえば真ん中の狛犬が顔を上げ目をつぶっているのはどういう理由だったのかな?
きっと何か深い理由があるのでしょうね。

美術館の帰りは昼食をとって帰宅します。
昨日も同様。
いつもは美術館近くのイタリアンレストランでスパゲティ&ビールか、札幌ファクトリーに移動して焼き魚定食&ビールのどちらかですが、さすがに1か月で4回目ともなると違うところを開拓したくなりました。
今回行ったのは赤レンガテラスの和食のお店。
妻と二人個室に案内され、壁1枚がガラスで道庁赤レンガを眺めながら昼食を満喫しました。
和食弁当のコースを注文し、出来上がるまでビールとおつまみをいただきました。
料理はどれも美味しく、店員の対応も早くて丁寧なのが気に入りました。
ここのビルには他にも気になる店があるので、繰り返し来ることになりそうです。






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お気に入りその2357~そば屋

2024-08-26 12:44:08 | 鬼平・竹鶴以外のお気に入り
今回のお気に入りは、そば屋です。
お気に入りのそば屋は恵庭にある思君楼。
でもここ札幌から遠いので年一くらいしか行けません。
近くにもお気に入りのそば屋があったのですが、惜しくも昨年閉店してしまいました。
そば好きの知人に相談したところ、ジョイフルエーケーのフードコートに入っているそば屋が美味しいとのこと。
ホームセンターのフードコートなら年中無休でいつでも座れます。
しかも実際に食べてみたら、かき揚げはサクサク、麺はもちもち、つゆも美味しいのです。またそば湯も楽しめるという本格派。
フードコートということでそば屋の雰囲気は皆無ですが、それ以外は満点。
良い店を知ることができました。
ジョイフルはこれまでも良く買い物に行くお店でしたが、行く頻度が増えそうです。


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お気に入りその2356~三体

2024-08-23 12:40:45 | 鬼平・竹鶴以外のお気に入り
今回のお気に入りは、三体です。
このところ珍しく小説を続けて読んでいます。
そのついでに久しぶりにSF小説も読んじゃおうと思い、選んだのは「三体」。
ヒューゴー賞を受賞し、ドラマ化もされたということからかなり期待できます。
届いてみたら随分分厚い文庫本だったことと、その後調べたら全三部作で完結までに他に4冊読まなくてはならないことを知り、なかなか読み始める勇気が湧きませんでした。
先日AMAZONプライムでドラマ版が公開されていることを知り、そちらを先に観ることにしました。
科学者が次々謎の自殺をする場面からスタートし、捜査当局は三体というVRゲームが鍵を握ることを突き止めます。
それは3つの太陽の周りを変則的に回る惑星を舞台にしたゲームで、軌道法則の解明が困難なため繰り返し文明が滅びます。
どうすれば天候の異変を予測できるのか?をゲーム参加者は問われます。
続いて物語の舞台は半世紀ほど前に行われた巨大なパラボナアンテナで宇宙に向けて強力な電波を飛ばす機密プロジェクトにかわります。
科学者の自殺とVRゲーム、過去のプロジェクトが絡み合い、物語はどんどん展開していきます。

ドラマは30話で終了しました。
どうやら原作の1冊目、第1部を描き切ったようです。
ドラマのラストは絶望的な場面ですが、かすかに希望も感じられるシーンで終わりました。
第2部、第3部もドラマで観たいのですが、まだ制作されていないようです。
これはいよいよ原作を読まなくてはならなくなりました。
今読んでいる本を読み終えたら、分厚い文庫本5冊の海に飛び込むことにしましょう。




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お気に入りその2355~夏祭り

2024-08-20 18:57:00 | 鬼平・竹鶴以外のお気に入り
今回のお気に入りは、夏祭りです。
先日、地域の夏祭りを開催しました。
企画運営サイド6人の1人として、6月から毎週1回準備会を行い、ついに当日を迎えました。
当日は地元の町内会や子ども会から30人ほどの方々にボランティアスタッフとして協力していただきました。
10年前に第1回を開催し、コロナ禍の中断をはさみ、今回で7回目。
その間、企画運営側とボランティア側どちらも人の入れ替えがありましたが、何とか続けることができました。
当日は最高気温が27度、晴れ間が多く、適度に風が吹く絶好のお祭り日和。
地元の子どもたちからお年寄りまで、予想を超え多くの方にご来場いただき楽しんでいただけたと思います。
「地域のみんなでつながろう」というテーマ通りのお祭りとなりました。
飲食コーナーは2組のプロに来ていただき来場者に自慢の料理をふるまっていただきました。
鑑賞コーナーは演奏会と人形劇を披露しました。
地元の中学校の吹奏楽部の演奏は、4月に初心者として入部した生徒さんまで演奏に参加するため、身内の方はハラハラしてご覧になったことでしょう。会場に溢れんばかりの観客が入り主催者としてとてもうれしかったです。
人気劇団による人形劇は、熟練の芸を直に観ることで子どもたちが何かを感じてくれたのではないかと期待します。
主婦の皆さん期待の野菜の詰め放題も実施。
片手で持てなくなり手がふさがってしまった参加者のため、口まで一杯になったビニール袋の上に野菜を載せてあげる係員まで登場して会場は笑いに溢れていました。
子どもゲームコーナーは例年同様、ようやく歩いている子から小学生まで大いににぎわい、輪投げ、つりくじ、ナンバーくじすべてほぼ完売しました。
本職が行うくじと違って赤字覚悟のくじですから安い安いと何回もチャレンジする子がいるのも見慣れた光景となりました。
そして祭り後の打上げ会。
機材の運搬、会場設営、祭り運営、撤収などで疲れきった体にビールがしみました。
スタッフTシャツを着た者同士の一体感で毎回盛り上がります。
今年は打上げ参加者が特に多かったため、ボランティアスタッフに感謝を伝えられて良かったです。
この地域は広い場所がないため、小さな地区会館を使った小ぢんまりしたお祭りですが、地域の皆さんの楽しかった思い出になったのではないかと思います。
企画準備、協力要請、各所調整、後片づけと毎回ヘトヘトですが、みなさんの笑顔が忘れられないのでまた来年も頑張ろうと思います。






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お気に入りその2354~大相撲札幌場所

2024-08-16 12:56:39 | 鬼平・竹鶴以外のお気に入り
今回のお気に入りは、大相撲札幌場所です。
夫婦そろって大相撲のテレビ観戦が大好きで、互いに贔屓の力士を応援しています。
先日まで熱戦が繰り広げられていた名古屋場所では、私の好きな貴景勝は大関から陥落し、妻が好きな霧島は大関復帰できませんでした。
二人とも体調がすぐれなかっただけなので、体調を整えてまた魅力的な相撲を見せて欲しいと思います。
さてそんな力士たちの取り組みを直に観戦できる大相撲札幌場所がいよいよ明日に迫ってきました。
大相撲札幌場所は2回目です。
1回目は確か娘夫婦と私たちの4人で行ったはず。
いつだったかな?
こんな時に役立つのが本ブログです。
キーワード検索ですぐに判明しました。
2019年でした。
ナルホド、まだ孫2人が生まれる前だから娘たちも気軽に行けたのですね。
5年ぶりの札幌場所。
今回は先日のラグビー観戦で使った双眼鏡がある上、妻は札幌場所のために高倍率のカメラまで用意しました。
横綱・大関のような強くて上手い相撲だけでなく、一山本や宇良などのハラハラ相撲も好きですし、平戸海や熱海富士の熱血相撲も好きなので、どんな相撲が観られるかとても楽しみです。
あー、早く明日にならないかな。




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お気に入りその2353~新盆

2024-08-13 12:57:35 | 鬼平・竹鶴以外のお気に入り
今回のお気に入りは、新盆です。
今年のお盆は新盆です。
父のときは母がいたのでお手伝いをするという立場でしたが、今年は母の新盆のため私が主軸で迎え入れの準備をしました。
両親ともいないので本州に住む妹はわざわざ混み合うお盆を避けて秋に来るそう。
札幌にいる近しい身内8人で行いました。
事前に墓の雑草取りと拭き掃除。
当日はお寺さんに来てもらった後、墓参り、そして焼肉パーティ。
前後の日が30度に達しないのにその日だけ34度になり、屋外を断念、屋内で焼肉をしました。
エアコンの密室で初めて体験する焼肉は視界がかすむほど煙が充満していました。
換気扇を全開してもだめで、ときどき窓を開けて煙を排出しました。
義母の家は最近窓を総入れ替えしてきれいになったばかりなのに、すっかり焼肉のにおいが染みついてしまい、申し訳ないことをしました。
それでも一人住まいの家にひ孫まで集まりにぎやかに過ごしたのでとてもうれしそうでした。
新盆で久しぶりに帰って来た母もみんな変わらずに仲良くやっている様子を見て安心してくれたと思います。
さて来月はお寺での追悼法要。
そして来年11月に父の七回忌と母の三回忌を繰り上げて行う予定。
まずはそれまでみなが無事でいられますようにと願っています。


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お気に入りその2352~昆布

2024-08-09 12:22:20 | 鬼平・竹鶴以外のお気に入り
今回のお気に入りは、昆布です。

先日届いた「たくさんのふしぎ」のタイトルは「おいしさつながる 昆布の本」。
昆布はここ北海道ではとても身近ですが、道産昆布が6種類もあることや、蝦夷地から琉球王国を通じて清国に輸出された歴史を知りました。
若干ネタバレになりますが、自分のための記録として印象的だった部分を書き留めたいと思います。

まずは出版社の内容紹介を引用します。
=====
うどんのつゆがどうしておいしいか知っていますか? 
そこには目立たないけど、いい仕事をしている、ある食材があるのです。
それが昆布。
昆布の種類、自然のめぐみ、つくる人々の努力、江戸時代にさかのぼる歴史など、昆布が私たちのところに届くまでのつながりを、おいしそうな料理をまじえながら紹介します。
=====

①道産昆布は6種類
 その産地は地域で明確に分かれています。
 利尻昆布は利尻島を中心に留萌から網走まで。
 羅臼昆布は知床の羅臼周辺。
 日高昆布は襟裳岬を中心に鵡川から釧路まで。
 ここまでは地名があるので分かります。
 残りの3種類は次の通り。
 真昆布は函館を中心に松前から室蘭まで。
 細目昆布は留萌から松前まで。
 長昆布は釧路から根室まで。
 北海道の海岸線のほとんどを6種類の昆布がきちんと住み分けして
 いることに驚きました。
 また私たちが普段口にしている大衆用昆布は長昆布であることも
 初めて知りました。

②昆布流通の歴史
 蝦夷地の昆布は北前船で日本海側を下り瀬戸内海を通って大阪に
 届けられ、そこから江戸や京都をはじめとした各地に流通して
 いました。
 ところが薩摩藩は富山の薬売りに藩内での薬の販売を許可する
 代わりに昆布を届けるように命じました。
 その昆布を琉球王国を経由して清国に輸出して大きな利益を
 あげました。
 ということは討幕の資金源にもなったはずで、北海道の昆布が
 日本の歴史を大きく動かす要因になったといえそうです。
 実に興味深いつながりを知ることができました。

③富山と北海道のつながり
 羅臼昆布の産地である知床・羅臼の住民の7割が富山県黒部市生地の
 出身だそう。
 明治から昭和にかけて70年間にわたり移住が続きました。
 富山の薬売りの話といい、羅臼の住民のルーツといい、
 知れば知るほど、富山と深いつながりがあったのですね。
 そういえば北海道知事を4期16年にわたり務めた高橋はるみさんも
 富山の出身でした。

④その他
 どうでも良い話ですが、本書の著者がFB仲間の知人だそうで、
 いつもより親近感をもって読むことができました。




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お気に入りその2351~原田マハ

2024-08-05 12:42:45 | 鬼平・竹鶴以外のお気に入り
今回のお気に入りは、原田マハです。

先日、桜木紫乃の「谷から来た女」を読んだと書きました。
久しぶりに小説を読んでアートな文章って良いなと感じ、続けてもう一冊小説を読もうとストックを確認しました。
候補は2冊見つかりました。
原田マハの「板上に咲く」と河崎秋子の「清浄島」です。
アート小説の名手と迫力の道産子作家。
どちらも捨てがたいですが、今はアートを楽しみたい気分。
それなら物語自体がアーティストを扱った前者を選ぶことにしました。

主人公は棟方志功。
ゴッホを目指して油絵や版画の作品つくりを続けながらも、家族を養うためマッチのラベルつくりで日銭をかせぐことに時間を割く日々が描かれていました。
マッチのラベルを版画で作り刷って張りつける作業が1枚当たり1銭と書かれていました。
1935年当時の物価を調べると、当時の1円は今の2000円程度。
ということは1枚20円、100枚で2000円ということになります。
5人家族が食べていくには何とも心細い限りだったことでしょう。
寝る間を惜しんで必死に刷り続ける棟方の背中を想像すると、朝ドラの「ゲゲゲの女房」の水木しげるを思い出しました。
水木しげるは売れない漫画家で貧乏暮らしをしていました。
戦争で片腕を失くし、残った右腕一本で家族を支えようと必死にマンガを描き続けていました。
背中越しにGペンのガリガリという音だけが聞こえますが、歯を食いしばって描いていることがわかる辛いシーンが印象的でした。
どちらもそういう時代を乗り越えられたのは、その才能を見出す人がいたから。
棟方は民芸運動の柳、水木は少年マガジンの編集者。
本書を読みながら生きている間に才能に気づいてもらえなかった人も多いのだろうなと考えていたら、棟方が目指したゴッホがまさにそういう人でした。
ゴッホが生前は弟しか理解者がいなかったのは有名な話。
棟方も妻しか理解者がいないままで一生を終えた可能性がありました。
生きている内に「世界のムナカタ」になれて本当に良かったです。
本書には、才能を認める者からの助言でさらに才能が開花し、より素晴らしい作品が生まれることになったことが丁寧に描かれていました。
原田マハのアート小説はこれが良いです。
早く次を書いて欲しいです。










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お気に入りその2350~アシナガバチ

2024-08-02 12:55:40 | 鬼平・竹鶴以外のお気に入り
今回のお気に入りは、アシナガバチです。

先日妻が隣家の庭木にハチの巣があるのを発見しました。
隣の奥さんに教えたところ、最近ハチが多くて気になっていたそう。
ハスの実状の巣にスズメバチっぽいハチが出入りしていました。
スマホで写真を撮り、Googleレンズで検索するとアシナガバチの一種であることが判明しました。
刺すハチでスズメバチより毒性は弱いものの痛みは上とのこと。
隣のご主人は一度ハチに刺されたことがあり、今回刺されるとアナフィラキシーショックになる可能性があるので、プロに依頼することにしました。
電話をすると1時間もしないうちに来てくれてあっという間に撤去完了。
費用は3万円だったそうです。
痛い出費ですが、ご主人の命には代えられません。

ちょうど手元に「蜂の奇妙な生物学」という本があり、アシナガバチの項目を読みました。
それによるとアシナガバチはスズメバチに襲われるとすぐに巣を放棄するとのこと。
ミツバチのように巣を守るために命懸けで戦うことはないそうです。
アシナガバチの巣は小さいので、命懸けで戦うよりも新しい巣を作った方が良いという合理的判断でしょう。
妻は以前、アシナガバチの空の巣を見たことがあるそうです。
もしかしたら途中で放棄した巣なのかもしれません。

そういえば1か月ほど前に、東京から軽井沢に移住した方から、自然がいっぱいで子育てに最適だが、隣家の方から毎年スズメバチが巣を作るので専用殺虫剤を用意しておいた方が良いとアドバイスされたとお聞きしました。
「スズメバチ用の殺虫剤」のような特殊なものをどこで売っているのかと聞くと、近所のホームセンターで売っているとのこと。
「専用殺虫剤なんて見たことないですね。刺されないように気を付けてください」とその時は冗談交じりに話していましたが、先日札幌のホームセンターでも専用殺虫剤を売っていました。
人に注意を促してばかりではいられないことを改めて実感しました。






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