鬼平や竹鶴~私のお気に入り~

60代前半のオヤジがお気に入りを書いています。

お気に入りその483~ファイターズ

2010-09-27 12:48:30 | 鬼平・竹鶴以外のお気に入り
今回のお気に入りは、ファイターズです。

いよいよプロ野球はレギュラーシーズンが終わり、クライマックス
シリーズに入ります。
そしてその先には日本シリーズがあります。

今年のファイターズは打者・投手・守備すべてに渡る不振により、
前半に借金14、最下位にまで沈みました。
ようやく浮上してきたところで、4番高橋信二、恐怖の9番金子誠が
戦列を離れました。
シーズン終盤はロッテ・オリックスと3位争いを繰り広げてきました。
現在は、最終試合に勝てば3位に滑り込むことができるという状況。
(しかもロッテが残りを全勝できないという条件付きで・・・)
まさに首の皮一枚という感じ。

昨日は札幌ドーム最終戦だったので、選手一同によるセレモニーが
ありました。
そこで稲葉が「日本シリーズで戻ってきます!」といったのが鮮烈
でした。

レギュラーシーズン借金14、最下位から挽回し、最終試合に勝って
3位に滑り込み、クライマックスシリーズを勝ち抜き、日本シリーズで
日本一!

どうですか? これ以上のドラマはないでしょう?
長嶋ジャイアンツの「メイクドラマ」「メイクミラクル」の再来です。

終盤、ファイターズがファンに向けて発信した印象的な言葉があります。
 「あきらめる理由などない!」
そして、それに対してファンが発信した印象的な言葉があります。
 「あきらめたことなどない!」

どちらの言葉も胸が熱くなりました。

1位ホークス、2位ライオンズとの対戦成績はともに14勝10敗と
大きく勝ち越しています。
3位にさえなれば「奇跡のドラマ」が始まります。

ファン冥利に尽きる展開に、日々目が離せません。
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お気に入りその482~出張

2010-09-24 12:41:22 | 鬼平・竹鶴以外のお気に入り
今回のお気に入りは、出張です。

北海道という土地柄のせいで東京出張は飛行機が当たり前。
ところが全国各地から会議に集まる方々の多くは新幹線の利用が
当たり前。

せっかく全国各地から集まったのだから、会議後は場所を変えて
ビールでも飲みながら情報交換をというのが良くあるのですが、
毎度断るのは芸がない。
いつでも会えるという方々ではないので、やっぱり付き合いたい。
そこで出張は必ず宿泊を予定しています。

おかげで翌日、ちょっとした時間を作ってあちこち行くことが
できます。
国会議事堂、桜田門、神田神保町の古本屋街、国立博物館・・・。
そうそう池波正太郎記念館やニッカブレンダーズバーにも行けました。

日々忙しく働く身としては、出張ついでだからこそ行けたのです。
だから東京出張は大好きです。

ところが他の地方への出張はそうはいかない。
名物・名所が自分の嗜好に合っていれば良いのですが、そうでないと
行くところがなくなります。
選択肢が多いというのは凄いことです。東京に人が集まるわけだ。
あらためて納得しました。

先日は浅草でてんぷらを食べてきました。
一緒に行った仲間が行ったことがないといっていたものですから、
おみくじをひいて、お土産を買って、スカイツリーを見て・・・。
みんな満足していたようです。

そろそろ出張する役回りを後任にバトンタッチしようと思います。
出張後の楽しみがなくなるのは残念ですが、こういう楽しみも含め
何事も経験と思い、うまく引き継ぎたいものです。

そういえば先日、千葉市へ出張しました。
地元の方に名所・名物をお聞きしたのですが、わずかしかないとのことで
しかもそれらが嗜好や時間が合わなかったので、残念ながら東京へ移動
しました。
若い方だったので、地元の良いところをあまり知らなかったのだと
思いますが、訪問した方にしても残念でした。
東京に近すぎるのでそうなるのでしょうか?
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お気に入りその481~のぼうの城

2010-09-18 12:33:51 | 鬼平・竹鶴以外のお気に入り
今回のお気に入りは、「のぼうの城」です。

「のぼうの城」を読みました。

北海道で映画「のぼうの城」を撮影しているというニュースを見たことと、
妻が原作本を持っていたことで読むことにしました。

著者和田竜の作品は初めてですが、読み始めは不満たらたらでした。
物語の舞台設定の説明が下手なことや、人名・地名のふりがなが不足している
ことにがっかりしました。
とても吉川英治文学賞や直木賞の候補に挙がっている人の作品とは思えません
でした。

でも中盤からの展開は素晴らしいです。
わずか数行で感動させる技などさすがだと思います。
次の展開はどうなるのだろう? 早く知りたい! そう思わせます。
読後感の大変良い本でした。

著者には、最初から最後までおもしろく読ませる名人になってくれることを
期待します。
例えば池波正太郎のような・・・。


(おまけ)
映画「のぼうの城」は苫小牧で撮影しているとのこと。
なるほど、スケールの大きな時代劇を撮影するならあそこは丁度いい・・・。
そう合点しました。
なぜなら以前もそこで映画撮影があったからです。
黒澤明の「影武者」です。
広大な上、馬が調達しやすく、千歳空港からも近いので選んだのでしょう。
「影武者」の撮影は自分が学生のときでしたので、好奇心と豪華な食事と
アルバイト料の魅力からエキストラとして参加しました。
何日も通った割には記憶に残るシーンは少ないですが、ただ黒澤監督が長身の
身を屈めて現場のゴミ拾いをしていたのを覚えています。
監督には申し訳ありませんが、映画はまだ見ていません・・・。
映画「のぼうの城」は原作通りならおもしろいぞ。見なくちゃ。
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お気に入りその480~竹鶴政孝パート186

2010-09-16 12:11:19 | 竹鶴
今回のお気に入りは竹鶴政孝パート186、晩酌の酒です。

晩酌の酒を手配しました。
竹鶴17年。
在庫がなくなると不安なので箱で注文しました。
金額が張るので一度に購入するのは厳しいですが仕方がありません。

その前はピュアモルトホワイトを箱で購入。
さらにその前は竹鶴12年を箱で購入。
その途中で余市10年を2本購入。
そして今回、久しぶりにキングスランドを味わいたいと思い3本注文。

あらためて書き出すと随分買っていることに驚きます。
お小遣いに限りがあるはずなのに、我ながらよくやるものです。
最近は趣味のニッカオールドボトルオークションに欲しいボトルが
登場しないのが幸いして、大ピンチにまでは至っていません。

気になるのは、手元にある手付かずのスーパーニッカの数々・・・。
困ったものです。
ピュアモルトやシングルモルトにばかり手が伸びるのは困り者です。
まったくもって、ぜいたく病です。
わかってはいるのですが・・・。

ときどきスーパーニッカを飲む、または他の銘柄とブレンドして味わう、
などの検討がそろそろ必要と感じる今日この頃・・・平和な話です。

これってニッカ関係者以外の人にとってはどうでも良いこと。
特に我が家族にはこんな話は口が裂けてもいえません。

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お気に入りその479~原色牧野植物大図鑑

2010-09-14 12:21:30 | 鬼平・竹鶴以外のお気に入り
今回のお気に入りは、「原色牧野植物大図鑑」です。

「原色牧野植物大図鑑」が届きました。
昭和57年の初版本ですがほとんど開いた跡がなく、保存状態は良好でした。
古本に4000円もかけるなんて初めてですが、定価35000円もする本ですし、
どうせならコンパクト版でなく大判でかつ原色版が欲しかったので思い切って
購入しました。

想像通りに素晴らしい植物画の数々に時間を忘れて見入ってしまいました。
序文に牧野博士の原画をできるだけ大きく再現したこと、そのため説明文をかなり
短くしたこと、画家の一団が一所懸命に彩色してくれたことなどが書かれてい
ました
これを読んで制作サイドの意向や努力がわかり、ページをめくる楽しみが増しました。

植物画の中には彩色が素人目に下手に見えるものもありましたが、監修者の目を
満足させたはずですので、気のせいと判断しましたが・・・。
画家の個人差が見える・・・その辺りも手書きの良さでしょうね。
今ならデジタル彩色でそういった味わいは出ないでしょうから・・・。

説明文に名称の語源が時々書かれていることも面白かったです。
クリの語源は黒実(クロミ)とのことですが、それならクルミの方が音が近いなと
思ったり、クワの語源がカイコが食う葉で、食葉(クハ)というのに妙に納得したり。
ほかにもナツミカンは翌年の夏になっても食べられるからその名がついたなど。

植物と名がつく資料は手当たり次第に読んだという完全に植物オタクの牧野博士の
知識に触れることができて良い体験ができました。

それにしても江戸時代に生まれた博士が残したものが今も最上級の評価を受けている
なんて・・・。
これぞ本物! 
久しぶりにそういう凄みに触れました。
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お気に入りその478~牧野植物図鑑の謎

2010-09-11 11:50:04 | 鬼平・竹鶴以外のお気に入り
今回のお気に入りは、牧野植物図鑑の謎です。

「牧野植物図鑑の謎」を読みました。
科学史と謎解きの両方の顔を持つ読み物で大変おもしろかったです。
牧野植物図鑑については、非情に高価な本というくらいしか知りませんでした。
現在でも再版され続けている本の著者が江戸時代の生まれであることに
最初の驚きがありました。
さらに牧野富太郎が非情に個性的な人物であったことにも驚かされました。
そして図鑑作りのライバルであった村越三千男という人物が今はすっかり
忘れ去られていることにも驚かされました。

この本を読んで牧野植物図鑑の現在までの歴史がわかりました。
ぜひ手元に1冊、とも思いましたが、1冊3万円というありえないほどの
高価な図鑑。
とても無理なので古本を入手することにしました。
届くのが楽しみです。
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お気に入りその477~奇跡は起こせる

2010-09-01 12:37:43 | 鬼平・竹鶴以外のお気に入り
今回のお気に入りは、「奇跡は起こせる」です。

「奇跡は起こせる」という本を読みました。
筋肉が衰え成人するまでに死に至るという先天性の難病、ポンペ病と診断されたわが子
2人を救うためにバイオテック・ベンチャー企業を立ち上げ、その治療薬を開発した
著者の手記です。
当初、著者は資産家だったんだろうなと思っていましたが、著者は母子家庭に育ち、
奨学金で大学を卒業しています。当然ベンチャー企業を起業する資金もありませんでした。
「奇跡が起こる」のを待つのではなく、「奇跡を起こす」ことを目指して行動をおこした
著者の精神力と努力は尊敬に値します。
この話は当然話題になり、この夏ハリソン・フォードとブレンダン・ブレイザー主演で
『小さな命が呼ぶとき』という映画になったそうです。

残念だったのは、翻訳したのが文章の素人だったこと。
金を取って読ませる文章ではありません。
映画に合わせて急いで出版したのでしょうが、最低でも出版社はプロなのですから、
もっと責任を持って、アドバイスすべきだったと思います。
ハリーポッター第1巻のときも酷かったですが、あのときは出版社の新前社長=新前訳者
という関係だったので、やむをえなかったかもしれませんが・・・。

この本の「あとがき」に興味深いことが書かれていましたのでご紹介します。
ポンペ病は4万人に1人という遺伝子異常の病気ですが、これは遺伝の法則からみると
それほど特別なことではないそうです。
すべてのヒトの遺伝子には多少の異常があるそうです。
ポンペ病の場合、100人に1人にみられる遺伝子の異常箇所が偶然男女で重なったために
発症しているとのことです。
  ( 1/40000 = 1/100 × 1/100 × 1/4 )
「100人に1人」なんて、恐ろしく身近な数字です。
決して他人事でないと思いました。
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