鬼平や竹鶴~私のお気に入り~

60代前半のオヤジがお気に入りを書いています。

お気に入りその1382~竹鶴政孝パート273

2017-06-30 12:15:50 | 竹鶴
今回のお気に入りは、ニッカバーひまわりです。

ススキノのザ・ニッカバーには随分通ったものです。
菅勇氏がバーテンダーをされているときは、できるだけ近くに座り、いろいろなお話をお聴きしたものです。
その後、道庁赤レンガの近くにもザ・ニッカバーがオープンしましたが、まだ行っていません。

先日、札幌にもう一軒ニッカバーがあることを知りました。
「ニッカバーひまわり」
早速行ってみました。
偶然にも8時の開店時間ぴったりに到着して入店したため、貸し切り。
50歳のバーテンダー・生熊氏とゆっくり酒談義を楽しみました。
どの銘柄が好きとか、最近のモルト不足を嘆いたり、はては純米酒談義にまで付き合ってくれました。
ウイスキーだけでなくお酒全般に造詣が深く、決して出しゃばらずにお客の話に耳を傾ける、まさにプロでした。

…持ち上げ過ぎました。
本当は芋焼酎が苦手で、美味しさが理解できないそうです。

お店の歴史についても教えていただきました。
お店の名は生熊さんの先代がニッカさんの許しを得て命名し、開店しました。
先代は、昨年暮れに亡くなったバーやまざきの山崎達郎氏の教えを受けた本格派でした。
その先代は65歳の若さで亡くなったそうです。
などなど。

今回、大好きなニッカウヰスキーについて遠慮なく話ができるお店を知ることができて、本当にうれしいかったです。
ただ、なかなかついでに寄るということができない場所にあるのは残念。
そちら方面になるべく用事を作って、できるだけ足を運びたいと思います。

ちなみに「ニッカバーひまわり」をインターネットで検索すると、移転前の住所が出てきますので、正しい住所をご紹介します。

 札幌市北区北24条西3丁目
 杉森ビル2階

棚にはニッカウヰスキーの他、スコッチ、バーボンなどが並んでいました。
当然、ビールやカクテルもあるはず。
バー・レモンハートのように静かな店で、じっくりお酒を味わいたいアナタにおススメです。
ススキノより若干低予算で味わうことができることも魅力です。

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お気に入りその1381~徳利

2017-06-28 12:37:06 | 鬼平・竹鶴以外のお気に入り
今回のお気に入りは、徳利です。

上原浩の「純米酒を極める」を読んで、純米酒にすっかりはまってしまいました。
といってもニッカファンであるため、晩酌はウイスキーの日と日本酒の日が半々くらいです。
敬愛する竹鶴政孝は、食事に合わせてウイスキーと日本酒を飲み分けたそう。
日本酒は、同書のなかで紹介していた「大七酒造」「神亀酒造」の個性の強い純米酒を楽しんでいます。

著者がすすめていた「酒は純米、燗ならなお良し」を実践すべく、先日、電子レンジ用徳利を買いました。
一升瓶から直接注げる広口で、熱燗にしても持つことができる、取っ手付きを選びました。
前後して上原浩著「カラー版 極上の純米酒ガイド 」も届きましたので、次はとの銘柄を味わおうか、と検討しながら燗酒をぐびっ。
想像したほどには香りと味わいが広がりませんでしたが、身体には優しそう。
いろいろの純米酒を試したいと思います。

本物のウイスキーを飲んでほしい、という理想を生涯追い続けた竹鶴政孝。
造り酒屋は本物の日本酒である純米酒に回帰すべし、と訴え続けた上原浩。
どちらも尊敬する人物です。

本物を追い求める道は、障害だらけで苦しいことばかりだったことでしょう。
当たり障りのない人生を無難に生きる方が楽なはずなのに、なぜ彼らは厳しい道を選んだのでしょうか。
イミテーションウイスキーや三倍増醸酒のような偽物を日本人に飲んでほしくなかったからでしょう。
本当に美味しい酒を飲んでほしい、という良心が彼らを突き動かしました。

生きる世界は違えど、生きる姿勢は大いに見習うべき男たちです。
本物を追い求める道。
わが身に置き換えると、いろいろなしがらみや経済的負担が見えてきます。
確かにこりゃ難題だ。




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お気に入りその1380~暗幕のゲルニカ

2017-06-26 12:04:35 | 鬼平・竹鶴以外のお気に入り
今回のお気に入りは、「暗幕のゲルニカ」です。

原田マハの作品ストックから、今回は「暗幕のゲルニカ」を選びました。
お馴染みの美術モノに期待は膨らみます!

AMAZONの内容紹介を引用します。
=====
一枚の絵が、戦争を止める。
私は信じる、絵画の力を。
手に汗握るアートサスペンス!
反戦のシンボルにして20世紀を代表する絵画、ピカソの〈ゲルニカ〉。
国連本部のロビーに飾られていたこの名画のタペストリーが、2003年のある日、突然姿を消した―― 誰が〈ゲルニカ〉を隠したのか?
ベストセラー『楽園のカンヴァス』から4年。
現代のニューヨーク、スペインと大戦前のパリが交錯する、知的スリルにあふれた長編小説。
=====

ピカソ研究の第一人者である主人公は、愛する夫を9・11で失います。
彼女は、報復の応酬が悲しみしか生まないことを訴えるため、ニューヨークで反戦の象徴である「ゲルニカ」を公開することに全精力をそそぎます。
著者は、ピカソが「ゲルニカ」を描いた時代と現代を交互に描きながら、「ゲルニカ」の評価と作品にまつわるエピソードを丁寧に紹介します。
これこそキュレーターならではの腕前。
退屈な美術解説書よ、オサラバ。
著者の美術モノはこれからも読まずにいられません。

ナチスがフランスに攻め込む以前、パリ万博のスペイン館にゲルニカは展示されました。
何とドイツ館の向かいという立地です。
この作品がドイツ軍のゲルニカ空爆を非難していることは明らか。
ドイツ軍将校がピカソに詰め寄ります。
「これを描いたのはお前か?」
「いや違う。これを描いたのはお前たちだ!」

このエピソードには痺れます。
単なる女好きの天才画家として尊敬の対象にしていませんでしたが、当時飛ぶ鳥を落とす勢いのナチスを正面から批判するとは!
チャップリンの「独裁者」を思い出しました。
あれもドイツ軍優勢といわれる時期に勇気を持って制作した作品でした。
彼らのように、力に屈しない強く正しい人になりたいものです。

本書のラストシーンは感動的でした。
ただし最後の1ページは納得できませんでした。
まだ読んでいない方のために詳しい話は伏せますが、「ゲルニカ」プロジェクトがどのような結果に終わったのかを、著者は最後の1ページまで書きませんでした。
最後まで引っ張ることで期待は盛り上がりましたが、たった1ページでスパッと終わるからには、もっと判りやすい表現をすべきだったと思います。
感動の涙を浮かべつつ最後の1ページに目をやると、そこで起きた予想外の展開に戸惑い、読み返し、理解したころには涙は引いていた、という状況は、読者として実に残念でした。
もう少し丁寧に書くと、そのまま感動のゴールを迎えることができたのに・・・。
言うのは簡単ですが、ラスト1ページを書くのって、とても難しいのでしょうね。


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お気に入りその1379~読書画録

2017-06-23 12:26:59 | 鬼平・竹鶴以外のお気に入り
今回のお気に入りは、「読書画録」です。

安野光雅の画文集「読書画録」を読みました。

まずはAMAZONの内容紹介を引用します。
=====
エッセイとスケッチで綴る36の小説の娯しみ。
檸檬を一顆、美術書を積みあげた上にそっと置いてきた梶井基次郎のあとをたどって描く京都河原町丸善の面影。
樋口一葉「たけくらべ」の吉原大門あたりから幸田文「おとうと」の向島まで、こよなく読書を愛しむ画家が描く小説の舞台。
懐かしい日本の36の風景をスケッチとエッセイで織りなす珠玉の画文集。
=====

本書を読むことにしたのは、次のカスタマーレビューを目にしたからです。
星5個をつけたtttabataという方の投稿を引用します。
=====
「読書ごころと旅ごころを誘う36景」2001/10/25

優しいタッチの水彩画に文を配した絵本造りの名人として、国内外の賞を得ている安野光雅が、絵を描くのに都合がよく、かつ彼自身好きだった小説、随筆、詩から哲学書にいたる和書36冊のゆかりの地を訪ねて、講談社の雑誌「本」に連載執筆したのをまとめたものである。
それらの場所のスケッチに、それぞれの本についての文が添えられている。
文庫版では、3ページにわたる文の後に1ページの絵がきているので、文に絵が添えられているというべきか。
スケッチの場所は国内各地に及ぶ。
樋口一葉の「たけくらべ」に旧吉原大門あと、小泉八雲の「耳無し芳一」に壇の浦、石川啄木の「一握の砂・悲しき玩具」に函館の旧桟橋付近といった具合である。
これらの絵は、本書一読後も繰り返し眺めたくなる。
都会の絵もあるが、全体として日本の原風景という印象を受ける。
安野が風景をとらえる視点と、その描き方によるものであろう。
文も堅苦しい書評の類いではなく、その本の著者に関する逸話や、とくにその本に関連した安野自身の経験が多く語られ、語り口は軽妙洒脱である。
読者は、既読の本については懐しさが、未読の本については読んでみたい気持が、いくらか誘い出される。
そして、何よりも、本書を携えて絵の場所を訪れてみたいと思わされる。
絵は本来原画のサイズで鑑賞するのが最適であろうが、文庫版には、携行して楽しむのに便利という特長がある。
そのためには、巻末にスケッチの場所の一覧表あるいは地図があればよかったと思われるが、熱心な読者がそれを自ら作ってみるのも一興であろう。
=====

何と魅力的なカスタマーレビューでしょう。
これをきっかけにして本書を読むことに決めました。
本書で紹介された本を読んでみたくなることと、描かれた風景を訪れたくなる、というふたつの楽しみを期待せずにいられませんでした。

しかし実際に読んでみると、紹介された本のどこがどのように面白かったのか、どこで感動したのかが、さっぱり伝わってこないのです。
飄々とした文章がそうさせるのかな。
結局本書からは一冊もピックアップすることがありませんでした。
今一度カスタマーレビューを読んでみると、「読んでみたい気持が、いくらか誘い出される」と微妙な言い回しをしていることに気付きました。
ここは本を薦める効果がさほど期待できない、と読むべきだったのでしょう。

それでも安野氏のほのぼのとした風景画36枚を鑑賞できたことや、その裏側につながる物語を知ることができて良かったです。
また「耳なし芳一」編で、壇ノ浦を敗走する平家軍を情感たっぷりに書いた文章は名文で、まさに芳一が語っているようでした。
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お気に入りその1378~竹鶴政孝パート272

2017-06-21 12:22:26 | 竹鶴
今回のお気に入りは、竹鶴政孝パート272、マイウイスキーです。

先日、ニッカウヰスキー余市蒸溜所から、マイウイスキー贈呈式の案内が届きました。
余市のマイウイスキーづくりに参加して10年目。
ついにあの日樽詰めしたウイスキーが熟成し、味わう日が来ます。
12月9日は万難を排してでも参加します。
ウイスキーづくりは年間に何回も開催されますが、10年後の贈呈式に参加できる人はきっと少ないでしょうね。
ウイスキーづくりは、自分の都合に合わせて参加できますが、贈呈日は毎年たった1日だけだからです。
しかも全国各地から参加者が集まるのでなおさらでしょう。
私の時も道外在住者が大半を占めていました。
覚えているだけでも埼玉、大阪、京都の方が来ていました。
同じ回に参加した人が誰か来るといいな・・・。
ちなみに当日は、テイスティングをするだけでボトルは後日届くそうです。
本当は贈呈日にいただきたいのですが、12月の余市で滑って転んでボトルを割るなんてことを防ぐ為でしょうね。

マイウイスキー贈呈ボトル以外のボトル購入について一言。
案内では別売ボトルは1本8,640円で15本まで購入できるとのこと。(送料、消費税込)
モルト不足による高騰を受けて、度数60度前後のシングルカスク10年物をこの値段で販売することはメーカーとしてとても痛いことでしょう。
ニッカさんのことを考えると贈呈ボトル以外は購入を辞退し、販売に向けてもらうべき。
でも酔った勢いとはいえ、仲間たちにさんざん自慢し、プレゼントすると約束してしまっているため、今さら引っ込みがつきません。
先日も、別売ボトルはいつ手に入るの?と知人から声を掛けられました。
えっ、彼にも声を掛けていたんだ・・・、うっかり忘れていました。
贈呈ボトルを入れても合計16本か・・・自分の晩酌用として何本残るかとても心配です。

これまでの10年間をマイウイスキーを味わいながら振り返る、とは何と言う贅沢!
贈呈式が待ち遠しいです。

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お気に入りその1377~サーカス観劇

2017-06-19 12:25:17 | 鬼平・竹鶴以外のお気に入り
今回のお気に入りは、サーカス観劇です。

1週間ほど前に夫婦で木下大サーカスを観てきました。
寒い雨の日に開場前から並び、外と同じ気温のテント内の座席でじっと観劇するのは結構つらかったです。
せめて売店で暖かい飲み物を売っていたら良かったのに!

でもサーカス自体は最高に面白かったです。
ピエロ、イリュージョン、曲芸、玉乗り、綱渡り、バイクの曲乗り。
そしてシマウマ、ゾウ、ライオンの芸。
最後は空中ブランコ。
100年以上も前に設立され、今では世界3大サーカスに数えられているそう。
練り上げられた演出と確かな技術に裏付けられた素晴らしいショー。
さらに生ということで失敗するかも?と出演者も観客もハラハラ、ドキドキ、手に汗握る緊張の連続。
テレビでは決して味わえない雰囲気を満喫できました。
これでもか、これでもか、と繰り広げられるショーの数々に、気が付けば拍手拍手で手が痛くなっていました。

妻も私もサーカス観劇は初めて。
子どものころはもっと頻繁にサーカスが来ていたはずですから、家計の事情だったのでしょう。
今回は思い切って観に行って良かったです。
ちなみに満席の会場を見渡すと、小さな子を連れた家族づれと、老夫婦が目立ち、若いカップルは少なかったです。
大人同士で観に行くのは懐古趣味の年寄りだけということでしょう。

それにしてもサーカス団員の半分以上が外国人なのは驚きました。
さすがに世界3大サーカスということでしょう。
世界レベルのショーを観劇するよい機会です。
小さい子がいないからと遠慮せず、大人同士でも観に行くことをお勧めします。


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お気に入りその1376~闘う純米酒

2017-06-16 12:36:08 | 鬼平・竹鶴以外のお気に入り
今回のお気に入りは、「闘う純米酒」です。

以前、上原浩著「純米酒を極める」を読んで感動したことを書きました。
「本物の日本酒を飲んでもらいたい」という理想を掲げ、技術指導をしながら闘い続けた男の自叙伝でした。
今回読んだ上野敏彦著「新版 闘う純米酒」も同様。
醸造用アルコールを添加した日本酒が主流を占める中、技術的に困難であり、しかもコストの高い純米酒造りに挑んだ造り酒屋の社長の一代記です。

AMAZONの内容紹介を引用します。
=====
アルコール添加なしの純米酒だけを造る!
国税局、販売店等と闘いながら賛同者を獲得していく蔵元の、30年以上にわたる敢闘の日々。
=====
醸造用アルコールが添加された酒が、今なお主流の座を占めるなか、「酒は純米酒」を決意して立ち上がった酒蔵がある。
酒どころとはいい難い埼玉県蓮田市の小さな蔵元、神亀酒造だ。
四半世紀に及ぶ、その知られざる闘いに迫った初のノンフィクション。
=====

大手メーカーのアル添酒は1升、2~300円で出来るそうです。
それに比べ神亀酒造の純米酒は1900円もかかるそうです。
コストでは比べようがありません。

丁寧に発酵させた純米酒は味わいが濃く、酸味も強くなります。
その酒を数年寝かせると、実にまろやかになるそう。
ところが日本酒を寝かせることを税務署がなかなか認めず、随分闘ったそうです。

孤軍奮闘する男の元には、本物を愛する男女が集まってきます。
「そんなバカな男がいるとは! よし、応援してやろう!」
魂の付き合いが始まりました。
また男は、自分同様に苦しむ酒蔵や農家に温かい手を差し伸べます。
やがて純米酒造りは、宗教のように強く深い絆で広がっていきます。
が、そこにたどり着くまで40年の苦労がありました。

本物の日本酒造りという伝統を絶やさないために、米農家が報われるために、男はこれからも闘い続けることでしょう。
日本酒造りに真剣に取り組む男たちの感動的なドラマをもっと多くの人に知ってもらいたいです。

さて男が造った「純米神亀」は、燗を付けて味わう前に空になってしまいました。
近々また買いに行きます。
そのときは同じ酒蔵の「ひこ孫」も買う予定。
男が、蔵を守り通した祖母に贈った酒です。
どちらも行きつけの地酒屋さんに置いているのを確認済みです。

日本酒はもう純米酒しか飲みません!と宣言することで、純米酒にこだわる全国の造り酒屋さんを応援し続けます。


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お気に入りその1375~村上海賊の娘 下巻

2017-06-14 12:17:55 | 鬼平・竹鶴以外のお気に入り
今回のお気に入りは、「村上海賊の娘」です。

下巻を読み終わりました。
とうの昔に読み終えた人たちには、何で今ごろ?と言われそうですが、感想を少々書きます。

まずは全体を通して、本屋大賞ノミネート作品だけあって、とても面白かったです。
これほど破天荒な登場人物たちが大暴れする物語が、史実をベースにしたものだとは!
これまで誰も物語にしなかったことを考えると、著者がその想像力で史実を大きく膨らませたのでしょう。
著者の才能に脱帽です。

上巻では意気消沈した景姫ですが、下巻では一転、景姫が存分に暴れまわり、ついにスーパーマン・七五三兵衛を打倒する、怒涛の展開です。
また海戦のプロである海賊たちが長年培ったその技を存分に見せつけ、陸戦のプロたちを圧倒するところも見事です。
バトル好きにはたまらない作品でしょう。

このように戦闘シーンが多すぎるくらい多いので、映像化にピッタリです。
NHK大河にするにはストーリーをもっと膨らませないといけませんが、民放のスペシャルや映画には打ってつけだと思います。
主演する女優はだれがいいかな?
180cmの長身、小顔、類まれな運動能力、彫りの深い色黒。
今なら候補がたくさんいそうです。

また可能性は低いでしょうが、アニメ化やゲーム化を検討しても良いのではないかとも思います。

いずれにしても違うメディアで再会したい作品であることは確か。
それだけのスケールを持った作品でした。
未読の方には、ぜひお読みになることをおすすめします!

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お気に入りその1374~研修旅行

2017-06-12 12:07:01 | 鬼平・竹鶴以外のお気に入り
今回のお気に入りは、研修旅行です。

先週8日から仲間8人と研修旅行に行ってきました。

そのためブログ更新を1回休んでしまいましたし、今回も仕事が溜まっていて、長い文章を書くゆとりがありません。

1日目は、早朝に札幌を立ち、長野県松本市でメーカー研修。
2日目は、黒部立山アルペンルートを観光。
3日目は、早昼を食べて富山を立ち、札幌に帰りました。

3日間とも乗り物ずくめの、ヘとへとツアーでした。
幸い乗り物に弱いメンバーがいなかったので、景色の移り変わりを楽しんできました。
黒部立山アルペンルートの室堂の気温は昼間にもかかわらず10℃に届かず、札幌の早朝の気温でした。
幸い快晴で、風が無かったので軽装でも耐えられましたが、もう1枚用意していけば良かったです。

7年前から恒例になった年1回の研修旅行。
参加者全員、会社が違うため、スケジュール調整に難儀しつつも、今年で8回目。
関西にはじまり、北九州、中国・四国、鹿児島、北陸、東海、神奈川、そして今回の長野・富山。
来年はどこに行こうかな?

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お気に入りその1373~村上海賊の娘

2017-06-07 12:04:43 | 鬼平・竹鶴以外のお気に入り
今回のお気に入りは、「村上海賊の娘」です。

先日、歴史番組で「村上海賊」の名がチラッと出てきました。
妻に「村上海賊の娘」持ってたよね?と聞いたら、すぐに出してきました。
分厚い上下巻。
せっかく出してきてくれたからには読むしかありません。
以前に読んだ「のぼうの城」「小太郎の左腕」「忍びの国」が読みやすかったので、不安無く読み始めました。

主人公の「村上海賊の娘」は、悍婦で醜女として登場します。
意味は、気性が荒く不細工な女ということだそうです。
えー、期待していた娘像と違う!と残念に思いながら読み進むと、話が変わってきました。

180cmを超える長身、手足が長く、頭が小さい。
肌浅黒く、目と口は大きく、鼻が高い。
信長の時代の美人の基準を大きく外れています。
現代ではモデル風美女といえそうです。
堺方面ではその顔立ちが美人とされる、という噂にまんまと乗って向かいます。
主人公が美人と判ってから、読むスピードが上がったようです。
我ながら現金なものです。

上巻を読み終わりました。
威勢のいい女海賊として登場した主人公が、意気消沈して島に戻ったところで、下巻に続きました。
この先、いったいどう展開するのでしょう。
きっと上巻と同じように舞台を次々移動して読者を飽きさせないのでしょうね。
とても楽しみです。

取りあえず最後にAMAZONの内容紹介を引用します。
=====
『のぼうの城』から六年。四年間をこの一作だけに注ぎ込んだ、ケタ違いの著者最高傑作!
和睦が崩れ、信長に攻められる大坂本願寺。
毛利は海路からの支援を乞われるが、成否は「海賊王」と呼ばれた村上武吉の帰趨にかかっていた。
折しも、娘の景は上乗りで難波へむかう。
家の存続を占って寝返りも辞さない緊張の続くなか、度肝を抜く戦いの幕が切って落とされる!
第一次木津川合戦の史実に基づく一大巨篇。
=====
和睦が崩れ、信長に攻め立てられる大坂本願寺。
海路からの支援を乞われた毛利は村上海賊に頼ろうとした。
その娘、景は海賊働きに明け暮れ、地元では嫁の貰い手のない悍婦で醜女だった…。
=====
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