今回のお気に入りは、雑誌「イラストレーション」です。
書店で見かけて雑誌「イラストレーション」を初めて買いました。
特集名は「生き物を描く人」。
図鑑や絵本に生き物の絵を描いている人の特集です。
手技の美しさが光る図鑑好きにはたまらない特集です。
冒頭の長嶋祐成という方は知りませんでしたが、素晴らしい作品を描いていて気に入りました。
細部まで描き込んでいる訳ではないのにリアルに見える技法が新鮮です。
「漁譜画家」という面白い肩書に強いこだわりを感じます。
いつかは「日本四大魚譜」を超える魚譜を完成させてくれることを期待しています。
舘野鴻は超がつくほどお気に入りの画家。
何年も何年もかけて観察した昆虫を極細密に描いて絵本を制作する寡作の画家です。
昆虫画家・熊田千佳慕の弟子。
絵本の前には、自ら解剖して解剖図を描いていたそうです。
そのころからとことんこだわる画家だったのですね。
絵本「ツチハンミョウ」の制作にまつわる苦労を下書き・スケッチなどを交えて述べています。
下調べの段階でその観察の難しさから作品化をあきらめそうになったとも。
幼体がびっしりとしがみついたハチの写真などは、これまで撮影に成功した人がいないそう。
追跡調査を成功させるに至ったその秘訣は、ツチハンミョウの行動を予測し仮説を立てて調査することの繰り返しだそう。
まさに科学者ですね。
ここでおまけとして彼の次回作を知ることができてうれしかったです。
ガロアムシというこれまで名前しか知らなかった謎のムシの生態を描いたそうです。
楽しみ!
荒俣宏との対談も載っていました。
お気に入りの二人の対談が読めて夢のようでした。
最後に川島逸郎という方の作品について。
存じ上げない画家ですが、この方の作品も魅力的でした。
「標本画家」という肩書です。
標本画と細密画の違いは勉強になりました。
視覚情報の中から科学的に必要な部分だけを描いたのが標本画だそうです。
彼の正確無比な作品をたっぷり鑑賞する方法はないものか、考えています。
最近目新しい情報に飢えていた図鑑好きにとって待ちに待った情報満載の雑誌でした。
満足満足。
書店で見かけて雑誌「イラストレーション」を初めて買いました。
特集名は「生き物を描く人」。
図鑑や絵本に生き物の絵を描いている人の特集です。
手技の美しさが光る図鑑好きにはたまらない特集です。
冒頭の長嶋祐成という方は知りませんでしたが、素晴らしい作品を描いていて気に入りました。
細部まで描き込んでいる訳ではないのにリアルに見える技法が新鮮です。
「漁譜画家」という面白い肩書に強いこだわりを感じます。
いつかは「日本四大魚譜」を超える魚譜を完成させてくれることを期待しています。
舘野鴻は超がつくほどお気に入りの画家。
何年も何年もかけて観察した昆虫を極細密に描いて絵本を制作する寡作の画家です。
昆虫画家・熊田千佳慕の弟子。
絵本の前には、自ら解剖して解剖図を描いていたそうです。
そのころからとことんこだわる画家だったのですね。
絵本「ツチハンミョウ」の制作にまつわる苦労を下書き・スケッチなどを交えて述べています。
下調べの段階でその観察の難しさから作品化をあきらめそうになったとも。
幼体がびっしりとしがみついたハチの写真などは、これまで撮影に成功した人がいないそう。
追跡調査を成功させるに至ったその秘訣は、ツチハンミョウの行動を予測し仮説を立てて調査することの繰り返しだそう。
まさに科学者ですね。
ここでおまけとして彼の次回作を知ることができてうれしかったです。
ガロアムシというこれまで名前しか知らなかった謎のムシの生態を描いたそうです。
楽しみ!
荒俣宏との対談も載っていました。
お気に入りの二人の対談が読めて夢のようでした。
最後に川島逸郎という方の作品について。
存じ上げない画家ですが、この方の作品も魅力的でした。
「標本画家」という肩書です。
標本画と細密画の違いは勉強になりました。
視覚情報の中から科学的に必要な部分だけを描いたのが標本画だそうです。
彼の正確無比な作品をたっぷり鑑賞する方法はないものか、考えています。
最近目新しい情報に飢えていた図鑑好きにとって待ちに待った情報満載の雑誌でした。
満足満足。